どうも、すこっちです。(*^^*)
今回のすこっち探検隊は齢50歳を過ぎて、アタシとしては人生初の試みになります。
ズバリ”オペラ”の鑑賞です。
さて、このブログをご覧になっている皆さんの中で、実際の”オペラ”を鑑賞されたことのある方というのはどのぐらいいるものなのでしょうか?
まあ、趣味・趣向も経験値もバラバラでしょうから、一概にひとくくりには出来ないとは思うのですが、”オペラ”と聞いただけで、「高い!」とか「退屈!」とか「時間が長い!」とか「そもそも外国の言葉なんでストーリーが分からんでしょ」という声が多そうな気はしますよね。
でね、なんで今回すこっちがオペラを鑑賞する気になったのかというと、実は仙台には「仙台オペラ協会」というところがありまして、そこが主催するオペラがあるということを新聞で見つけたんです。いくら好奇心旺盛なアタシでも万単位のチケットを買ってまでして観に行こうとは思わなかったのですが、なんとこの公演は本格チックなヤツに比べて、値段がリーズナブル。
しかも、学生券という料金設定あるそうな。むむ、学生チケットとな!
そう、アタシはれっきとした放送大学の大学生。この境遇のうちに、学生料金という設定を利用しまくらない手はない!と心に決めていまして、野村萬斎の狂言も観に行ったし、能も観に行った。じゃあ、次はオペラだろうということで、すこっち探検隊がオペラに潜入です!
場所は日立システムズホール仙台(泉の仙台市青年文化センター)
ねっ、ちゃーんと学生席と書かれてあるでしょ。(これで、2,500円)
なんでも今回演じられる「コジ・ファン・トゥッテ」とは、モーツァルトの有名なオペラである「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」と並ぶ作品とされているんだそうです。
日本語の副題が「女はみんなこうしたもの」という今だったらコンプライアンス違反に抵触しそうなきわどい題名。(まあ、なんとなくモーツァルトがい言いたかったことも分からんではないが、、、。)
時計が午後2時を刻み、ブザーとともにいよいよ人生初のオペラ鑑賞がスタートした。
でね、言い訳ではないんですが、実はわたし午前中は仙台城でボランティアガイドとしての活動をして来まして、昼食を摂った後なもんだから、適度な疲れと満腹感と心地よいメロディという絶妙なハーモニーがコラボしたもので、最初のうちは集中して観ていたんですが、途中途中にとにかく睡魔が襲って来た。(=_=;)
頑張って観てはいたものの、明らかに「今寝てたよね!」と指摘する人がいたとすれば、プロ野球の「リクエスト」要求が出されて、ビデオ判定になったら、間違いなく「黒」だっただろう。
でも、なんとなくではあるものの、ストーリーは頭に無理やり詰め込んで、観客のみなさんが拍手をするところでは、合わせて拍手もちゃんとしてました。
そうして、前半が終わり20分間の休憩。
実に前半が80分、休憩が20分、後半が80分の合計180分だから3時間の長丁場。
いやいや、伝統的な芸術作品を鑑賞するというのには、忍耐力が必要なようですな。
かくして休憩明けの後半戦、80分がスタートした。
さっきまでの睡魔が去って、今度はちゃんとストーリーを把握しながら、歌声に酔いしれた。
この仙台オペラ協会の主催するオペラ。登場人物が会話に相当するところは日本語で、肝心な聴かせどころはイタリア語で歌って、舞台の両サイドに親切に日本語字幕が出てくる親切設計。
長丁場ではあるものの、全然退屈さを感じさせることなく後半戦も無事に終了。
観終わった感想としては、いやー良かったわぁ~。(^^)
最初はどこに注目して観たらいいのかが分からなかったんだけど、ポイントが分かってくると、ソロの聴かせどころの独唱は、日本人なのに何も見ずにイタリア語で唄うなんて、神業としか言いようがありません。
ストーリーもなんとなく、一件落着で終わった感じだったし。(色恋沙汰が多いんだわね、オペラって)
なんでもそうだけど、やっぱライブに叶うものはありませんな。目の間で実際に人が演じて、空気感のようなものを感じながら、歌声や演技を鑑賞する。これこそライブの醍醐味!
アタシ的には、とりあえずモーツァルトの有名な「フィガロの結婚」と「ドン・ジョバンニ」ぐらいは抑えて置きたいかなぁと。
食わず嫌いはよろしくない。みなさんも機会があったら、「オペラ鑑賞」どうですか?