すこっち探検隊が行く「五木ひろしコンサート」IN美里町 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうもすこっちです。(^^)

 

神出鬼没の奇想天外なすこっち探検隊。

 

今日は五木ひろしのコンサートを鑑賞しに、美里町文化会館に行ってまいりました。

 

なんで、「五木ひろし」?とお思いになった方も多いことでしょう。

 

実はこれには理由がありまして、、、。(-_-)

 

ズバリ「父の日、母の日in2022」。

 

確か2021は楽天戦の観戦をプレゼントしたことをブログにも書いたかと思いますが、さて今年はどうしようか?そう思ったところに、ラジオCMで5月に石川さゆりさんのコンサートが東京エレクトロンホール(宮城県民会館)であると聴いて、「これだ!」と思ったアタシは早速両親に今年の「父の日 母の日in2022」は石川さゆりコンサート招待することを伝え、チケットを早々と入手していたのです。

 

しかし、一寸先はハプニング。昨今は変化の激しいVUCAの時代(それ、関係あるのか?)

な、なんと直前になって、東京エレクトロンホールが3月16日の地震の影響で修理が必要になり、使用不能となったので公演を中止するとのお知らせが、、、。😫

 

勘弁してよねー。以前89nersの試合がコロナ観戦で中止になったことをブログに書きましたが、今度はまさかの地震キャンセル。どうにか代替案を模索していたところに、五木ひろしさんのコンサートが美里町で開催されるというチラシを見つけまして、「これしかない!」と思って「父の日 母の日in2022」を五木ひろしさんのコンサート招待と相成ったわけです。

 

25日の土曜日は午前中仙台で用事がありましたので、仙台駅から東北本線で電車に揺られること45分。無事に小牛田駅に到着!

 

駅から会場の美里町文化会館まで歩いたのですが、これがけっこう歩くのです。

炎天下の中でしたから、なかなかハード。それでも、道端にふと目をやりましたら、きれいな牡丹が咲いていて、疲れを癒やしてくれました。

 

かくして、別行動だった両親と合流し、会場内へ。

 

開演前には会場は超満員!もちろん、地元の方がほとんどのようでしたけど、熱気が充満しているって感じがしましたね。

 

さすがに、公演中の撮影はNGなので写真はありませんが、始めて観た五木ひろしさんのコンサートの感想ですが、

 

はっきり言って、良かったー!(^o^)

 

いやー大御所の演歌歌手のコンサートを観るということ自体、アタシには始めてだったし、そもそも父母プレゼントという企画でなかったら、この場に来ていないし観ていない。さらに言うともし、石川さゆりさんのコンサートが予定通り行われていたら、この場には来ていない。

 

なんという偶然の巡り合わせ、でも大変良いものを見せて頂いた。

 

まず、幕が上がり、いきなり「夜明けのブルース」である。

 

 

この曲、なんとなーく聴いたことはあったし、雰囲気のいい曲であることは知っていたけど、ムード歌謡の雰囲気を醸し出していて、オープニングのスタートダッシュとしては「4月の西川」みたいに最高の一番バッターという感じでした。

 

曲と曲の合間に五木さんがトーク(MC)をやられたのですが、これがひじょうに上手い!

美里町が田舎であることなんかをイジったりするんだけど、別に卑下したり嫌味になるような言い方ではなく、観客の笑いにつなげるギリギリのところでの絶妙なトーク。この辺は長年培った職人芸だわね、お見事でした。

 

そして、語りの中で言っておられましたが、1965年にデビューして芸名を2度も改名し、シングルを10枚ほど出すも結局、5年間全く売れないという時代があったそうです。その後1971年の3月に「いいつきを拾おう」=五木ひろしと改名し、再デビューシングル曲「横浜たそがれ」と運命の出会いをします。

 

 

ちなみに、「よこはま・たそがれ」はオリコン・シングル・チャートで、最高位1位、登場週数46週、65万枚に迫る売上げを記録し、その年の紅白歌合戦に出場。

 

ここから売れっ子歌手としての階段を登っていくことになるんですが、売れない時は歌手仲間に「君は歌がうまいのに、なんで売れないんだろうね。」なんて励まされているんだか、皮肉を言われているんだか分からないようなことを言われて、とても悔しい思いをしたんだそうです。

 

五木ひろしさんの根底には「なにくそー」という反骨精神があったんですかね。

 

でね、とにかく繰り出される歌がとにかく上手い!歌唱力が抜群なのですよ。声量があるのはもちろんのこと、ビブラードの効いた「五木節」が心に響くんだわね~。そして、ステージ上をセンターから右に左にと移動して、熱烈なファンが陣取る席の方にファンサービスを欠かさない。これはねーエンターティナーの鏡だね。

 

つくづくアタシが感じたのが、「この人って、根っから歌が好きなんだな」ということがひしひしと伝わってくるんです。そして、作詞家と作曲家に対して敬意を払うことを大事にしている。

今やシンガー・ソングライターが主流になってきていますけど、作詞家がいて作曲家がいて歌手がいる。お互いがお互いを尊重し、作品を信じて歌手が魂を込めて唄う。ヒットしたりしなかったりはあるんだろうけど、そういう人と人とのつながりを大切にして来た楽曲の良さというのも価値のある大事なものなんじゃないかなぁと思いました。

 

すこっち企画「父の日 母の日in2022」は大成功でした。

 

うちの父も母も大変満足しておりまして、アタシも石川さゆりのリカバリーが成功してホッと胸をなでおろしました。

 

そして、小牛田と言えば、有名なお土産の定番がこちら↓

 

なんと、創業が明治33年という老舗中の老舗の「村上屋」さん。

 

機会があったら、ぜひ買い求めてみてくださいね。(^o^)

(なんと、QRコードからおまんじゅうの製造過程の動画が見られる)

 

「本物」はたくさん見ておいた方がいい。自分の感性を刺激し、育てるには「本物」を観るのが一番なのだと聞いたことがあります。今回すこっちはその「本物」を観させて頂きました。

 

みなさんも、食わず嫌いはよくありません。「本物」と呼ばれるもの、自分の直感で「これは本物かも」と思ったものでもいいと思います。とにかく時間を作って、お金も使って、「本物」を体感して、多くのものを吸収出来たら、きっとこの先育てた感性が役に立ち、いい人生を送れることに繋がるんだとアタシは信じています。

 

最後に五木ひろしさんの名曲、ちょっとしんみりする「契り」でお別れするとしますかね。