どうも、すこっちです。(^^ゞ
いやあ、あたしもね大河ドラマは嫌いでは無い。
特に幕末や現代劇よりももっと前の時代の方が好きだから、今回の「鎌倉殿の13人」も興味深く観ていた。少々三谷幸喜作品特有のパロディー色が強過ぎて、ツッコミどころが満載ではあるものの、北条家が一代を築いた祖となる北条義時を描いたというところがひじょうに興味深くって、辛抱して観ていましたよ。
ところがね、そうあの「源義経」ね。菅田将暉が演じてるヤツ。
正直、あれは酷いわ。今まで数々の大河ドラマに登場する源義経を見てきましたけど、あれはいくらなんでもあんまりだよ。(-_-;)
ひょっとすると、アタシと同じような感想をお持ちの方もいるのでは?
そりゃあね、確かに源義経は型破りの度肝を抜く奇襲戦法ばっかりで、もののふとしての掟破りをやらかしたことは事実なんでしょう。梶原景時と犬猿の仲だったことを表現するために、行き過ぎる表現になることもあるかもしれない。
それにしたって、あまりに傍若無人過ぎるわ、礼儀はわきまえないわって。義経様は京都育ちなんだよって、鞍馬寺で僧侶としての修行もしていて、人としての道理はきちんとわきまえているし、素養も礼儀も嗜みもちゃんとしていたはず。
なによりね、最近タッキー版「義経」をコンプリートしたアタシにとっては、目を覆いたくなるような醜態の連発にさすがに、5/8の放送は途中で観るのを止めたわ。(>_<)
一応時代考証に関して、アドバイスをされている歴史の専門家もいるんですよね。
それなのに、なんなんでしょう。あの品の無い、口の利き方を知らなさ過ぎる低俗で慇懃無礼な義経は、、、。
義経様は立場的には歴史の敗者で、反逆者。「吾妻鏡」においても決していい書かれ方はしていないわね。「義経記」という作者不詳の軍記物もありますが、こちらは逆に判官びいき的な書き方になるでしょう。事実は誰も知らないし、知る手立ては無い。
だけどね、ものには限度というものがある。証拠が無いからといって、好き勝手に描くにしても程度問題だとアタシは思う。三谷作品のチャレンジ精神はそれはそれで評価すべきことかもしれませんが、もうちょっとその辺のところを考えて欲しいなぁ~と思うのはアタシだけかな。
まあ、壇ノ浦決戦も終わって、奧州に落ち延びたら菅田将暉義経が画面に登場するのもカウントダウンということにはなるんですけど、あんなキャラが本当に自害するのかな?
と、好き勝手なことを書いてしまいましたが、ネットではあのキャラが評価されているという記事を見たこともあるし、なんだかよく分かんないですな、ネット社会の寸評というのは。(-_-;)