自分にパスが出されないということ | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

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どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

多少続きになるかも知れませんが、昨日の「カズ観戦記」で感じたことです。

 

昨日のブログにも少し書きましたけど、アタシが見たカズはほとんどボールに絡んでいなかった。まあ、サッカー通から言わせると、相手ディフェンダーを惹きつけていたとか、いいポジショニングをしたいたんだとか、チームの意図にあった動きをしていたとか、いろいろ褒める要素はあるんでしょう。

 

でも、ハッキリと言えることは、鈴鹿ポイントゲッターズのメンバーがカズにパスを出さない。

このことはどう捉えるべきなのだろうかと、あれからいろいろとアタシなりに理由を考えてみた。

 

①キングカズへの遠慮

②ケガをされては困るという配慮

③ボールをキープ出来ないだろうという諦め

④ゴール前でこぼれ球に絡んでごっつあんゴールにを決めてれればOK!

⑤監督か球団社長からの天の声という暗黙の了解

 

と、こんなところだろうか。

 

①と②は横浜FCの時もそうだけど、カズ=客寄せパンダのイメージが強い。今回のSONY仙台の試合もいつもは200人くらいの観客が、今回は1,500人近くである、単純に7倍!泉区の某ショッピングセンターの飲食店では17日に限り、苗字が「三浦さん」か愛称が「カズさん」と呼ばれている人に特典を与えるという商魂たくましいサービスが提供されていた。

 

③と④は邪推ではあるが、ひょっとして「これが現実」ということも拭いきれない。

正直、彼にパスが渡ってもキープせずにすぐにパスを出す姿はどう考えても不自然だった。あれは裏を返せば、彼が切り込もうとしてドリブルをして相手にあっさりボールを取られてしまったら、チームに申し訳がない。カズがあっさりボールを奪われる姿を観客に見せて、衰えを疑われるぐらいなら、ワンタッチでパスをしてやってる感だけ演出すれば、ボロは出ない。

アタシにはそう感じたね。それにコーナーキックやゴール前の密集シチュエーションだったら、ひょっとしてどさくさに紛れてゴールを決められるかもしれない。(そういう嗅覚は人一倍あるでしょうからね)そうなれば、記録更新な分けですから。

 

まあ、そういう①~④みたいな指示をですね、カズには内緒で⑤が実行されているのかもしれない。他の選手もカズさんのお陰で注目を浴びたり、恩恵に預かれることはある分けだから、上から大人の対応を迫られれば、その忖度に応じない分けにはいかないだろう。

 

でもこれを、例えば自分の仕事に置き換えてみて欲しい。

 

例えば職場で自分にパスを出してもらえないという状況。

 

・あいつにパスを出してもしょうがない

・あいつに頑張られるとかえって仕事が円滑に進まない

・他のメンバーでなんとか上手くやってくれ

 

こんな雰囲気だとしたら、決して良い仕事は出来ないだろうし、成果も上がらないはずだ。

 

全てを本音で腹を割ってというのは難しい話なのかもしれないが、近代サッカーにおいては全員攻撃、全員守備が基本である。フォワードを孤立させない。ディフェンスだけに守備の負担を負わせない。そうしたお互いを理解し合って、フォローをしあえる環境作りはサッカーにおいても職場においても勝利に導くための重要なミッションであるはずだ。

 

いつ、どんな場面でも、自分にパスを出してもらえるような存在でありたい。

そして、そのパスを大事につないで、GOAL!を決める一助になりたいと思う、カズ観戦の翌日でありました。