何の疑問も向上心も持たないで仕事をするとこうなる | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

アタシが人事異動で新しい職場に来て、2週間が過ぎた。

 

引継ぎもなんか釈然としない内容のまま、前任者は新しい職場に行ってしまった。

 

他の会社の話は分かりませんが、よく聞く話は「思うような引継ぎなんてされないよ」とか、「ウチは発表の3日後には異動するルールなんだよ」というように、ウチの会社よりも過酷な状況に置かれている人たちは多いようだ。

 

満足のいく引継ぎが成されないのは、ひょっとして、万国共通の悩みなのかもしれません。(>_<)

 

さて、アタシの前任者から引継いだ仕事を進めてみると、なんだかなぁ~と思うことがいっぱいだ。

 

一番がっかりしたことが、ただただ前任者に預けられた仕事を教えられた通り忠実にこなしている。それはそれで立派なことなのだが、自分が今集計している数字は何のために集計をして、例えば法人税の申告の時にどのように使われているのか?というところまで想像力が働いていないのだ。

 

これって、良くない会社あるあるだとは思いませんか?

 

アタシらは与えられた仕事をコツコツとこなしていれば、薄給ではあるが、毎月のお給料は頂ける。自分と会社をつなぐのは、このサラリーという絆だけだと思えば、余計な事は考えない、余計な事はしなくていいんだと、思うのは個人の自由である。

 

だけど、果たしてそれで本当にいいんだろうか?目の前の仕事を当たり前のやり方で当たり前の時間を掛けてやることだけで、1日が過ぎ、1週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、1年が過ぎる。ここに本当のやりがいを感じられるんだろうか?自分の自己実現は完結するんだろうか?脳みそを使って仕事をしていると胸を張って言えるんだろうか?やっていくうちに、「こうしたら、もっと効率が良くなるのでは?」とか、「こうするほうが時間短縮できるよ」とか、「この数字を拾う作業って本当にいるんですか?」とか、向上心を持って仕事に取り組んでいたら、「何のためにこの数字を拾っているのかは分からないけど、こうするんだよと言われたから、やっているんです。」みたいなセリフが口から出て来ないはずだ。

 

アタシは早速、手作業で拾っていた無駄な集計業務のような「伝統芸能仕事」をシステムから抽出した数字だけで集計する方式に切り替えることを提案した。それに対して彼女は「自分もそれで問題はないかと思います。」という回答だった。

 

つまり、薄々はどこかで気付いていた。この作業がなんか意味がないっぽいことに。

 

でも、それを改善しようとは思わなかった。止めようとも思わなかった。いや思ったとしても、実行には移さなかった、なんでなんだろう。これが、サンクコストバイアスってやつなのかなぁ。(気になった人はググって見るべし!)

 

人の価値観も能力も人それぞれ違う。でも、効率化できるものを放置したまま時間を浪費するというのは、会社にとっては、大きな損失なのであるが、それに気付かない人がいるのもまた事実。

 

このブログを読んで頂いているみなさんには、そういうことに気付ける人であって欲しいです。(^o^)