知り過ぎた男、さてさてその後の運命はいかに、、、。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

今日から、異動先での本格的な引き継ぎがようやくスタートした。

 

引き継ぎ相手の方との調整が付かないので、このタイミングになってやっと。

 

しかし、この引き継ぎがアタシの神経を逆なでしてくれるのでした、、、。(-_-;)

 

まず、驚いたのが「引継書」がない!

 

先週、引き継ぎ相手の彼女にアタシはこう提案した。

 

「日程調整が出来なくて、こちらに来ての引き継ぎが出来ないのは分かったら、引継書とか読んでおくから、どこにあるの?」

 

その問いかけに返ってきた答えはこうである。

 

「う~ん、引継書という形では作れてないんです。ファイルを見ながら一緒にやってみましょう、その時に口頭で説明するから。」

 

なんですとー!!引継書が無いとな?えっ?そんなんでどーやって引き継ぎをするのよ?

じゃあ、迷ったとき、分からなくなったとき、何を頼りに仕事を進めればいいの?

その都度、いちいち電話をして聞けと?

 

そもそもね、明確な業務を引き継ぎが成されたのかどうかを確認するという意味で、異動者は引継者に対して、書面で引継書を作成し、立会者立ち会いの下、確認して捺印するというルールもあったりするっていうのに(ちなみに前回アタシが経理を旅立つときは、そんな感じだった)

 

なんだかなぁ~、いくらアタシが経理経験者だからといっても、あんまりなのでは、、、。(-_-;)

 

これも、多様性の社会、ダイバーシティの成せる技かい?

 

格好いい横文字でもっともらしい雰囲気をきどってはいるが、古き良き昭和時代からの厳格な香りのほろ苦ルールが歪められていくっていうね。

 

さらに驚くのが、彼女の説明がどれもこれも、いまいち説得力に欠けるというか中途半端。仕事をなんとなくで覚えていて、あとはやれば分かるから的なノリである。もう、ここまで来ると13年ぶりの古巣復帰とはいえ、アタシ自身の頭のハードディスクから過去の記憶を引っ張り出してくるしかない。(>_<)

 

そして、多くの部所や現場を渡り歩いてきた貯金というものは恐ろしい。

 

経理では現場から提示された資料や数字を元に、右から左に決められた事務処理を淡々こなしていく分けなのですが、ずーっと経理にいた人にとっては何の違和感も持たずに流してきたことも、今のアタシにとっては、「えっ、なんでこれが○○なの?」とか、「これって、必要ですか?」といった「? ? ?」が次から次へとドラクエのモンスターのように出現している今日この頃なのです。

 

だからといって、ここで焦ってはいけない。

 

確かに「違いの分かる男、すこっち」はリングに帰ってきた。ひょっとしたら、本気でエンジン全開でファイトをしたら、いくらでもマウントポジションを取れるのかもしれない。以前のアタシだったら、間違いなくそうしていただろう。

 

しかし、違いの分かる男はあれからスペシャルゴールドブレンドになった。ブンブンと氷の拳を振り回すだけが能では無い。教えを乞うときは素直に聞く。「守・破・離」という言葉があるが、まずは言われた通りにやってみて、それから自分なりに咀嚼反芻した上で、「破」となし、すこっちスタイルの「離」にもっていく。

 

教える方だって、異論ばっかり唱える人には決して良い気分はしないだろうし、周りも「何だろう、コイツ」という印象を与えてしまう。上司と言われる人がアタシの存在を好意的に受け入れてくれるとは限らないし、保守的な人であれば「今まで平穏だったのに、余計な波風を立てやがって」と思われる疎ましい存在に映るかもしれない。

 

いくら古巣とはいえ、時代は変わっている。そして、上司もメンツも入れ替わっている。昔の常識や現場のものさしを振りかざすにしても、その振りかざし方には十分に配慮しなければいけない。

 

そもそも昔のアタシは、仙台城ガイドもしていなければ、こんなブログも書いていない。自分の考えや思いをこうして文章として起こして、不特定多数の方に読んで頂いて、少なからずも「イイね!」を頂けるほど、みなさんには成長をさせてもらいましたし、なにより辛抱強くなったようにも思う。

 

アタシの中には、現場で培った知識と経験と仲良くなった同僚や後輩のネットワークという強みが沸々と自信となって、湧き上がっているのを感じた。

 

まあいい、時間はたっぷりある。カレーのルーをじっくり煮込むように、これから時間を掛けて料理して行けばいいんではないかと。

 

「バックトゥーザフューチャー」の旅はまだ始まったばかりなのだから。