樹木のアラフィフ世代に光が!人間もかくありたい。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

アタシも齢50である。

 

以前、敦盛の「人間五十年」について書いたことがありましたね。

「人間五十年~、化天の内を比ぶれば~」をみなさん誤解していませんか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ (ameblo.jp)

 

自分自信は強がっていても、視力・体力・記憶力などなどいつの間にか隠せない衰えというものは、やっぱり来ているのかもしれません。

 

まあ、世が世なら、織田信長も武田信玄も上杉謙信といった強者もこの年にはとっくに亡くなっていた分けですから、、、。(-_-;)

 

さて、まあ年だ年だとマイナスなイメージが先行しがちですが、樹木の世界ではなんと年老いた樹木にスポットライトが当てられているんだそうな。

 

どういうことかと言いますと、、ほら、今や世界中で騒がれている地球温暖化対策。

 

これに日本政府も躍起になっている。政府は2030年度までに国内の温暖化ガス排出量を13年度比46%も削減をする目標を決めた。その際、CO2の森林吸収は従来目標から一気に3割増の3800万トンと見積もったんだってよ。関係者曰く、「あのなー、そんなに森林を増やせるわけがないだろうが!」

 

お怒りはごもっとも。(>_<)相変わらず世界の圧力に負けて、格好だけつけたい現場無視で突っ走るブレーキの壊れたダンプカー、スタン・ハンセンと変わんない日本政府。

 

森林による吸収量は14年度をピークに右肩下がりが続いている。高齢化した森林は成長が鈍り、CO2をあまり吸わなくなると考えられてきた。農水省はもともと30年度に約2800万トンまで落ち込むと推計していたんです。

吸収量を1000万トン増やすのに、いちから苗を植えていては間に合うはずがない。そりゃあそうだ。森林がCO2を旺盛に吸収するようになるまで20~30年程度はかかるんだからね。

高齢化した森林はCO2はあんまし吸わなくなってしまうし、かといって一から苗を植えていたんでは、到底間に合わない。どうする日本政府?ハッタリだけ噛まして、あとは次世代に知らんぷりか?

 

と思ったら、なんとそれにはちゃーんと農水省の根拠があった。

 

三重県林業研究所のデータをみると、スギやヒノキが50歳を過ぎてからも従来の想定より1~2割ほど大きくなっている。それだけ成長する=CO2もたくさん吸っているはずであるという結論に辿り着いた。

 

森林吸収の推計は、日本主導で05年に発効した京都議定書から始まったのですが、当時の計算法を今もそのまま使っている。それから10年以上が経過し、高齢林が実際に増えてきたことで新たなデータが取れるようになったという分け。

 

つまりですよ、樹木のアラフィフ世代の方が若い樹木よりも二酸化炭素をいっぱい吸ってくれていた。

地球環境によろしくないCO2をアラフィフ世代の木々たちがせっせこ、せっせこ吸い取って、お国のため世界の地球環境のために、しっかりと働いてくれていたということなんです。

 

おぉー、なんと誇らしいことなんでしょう!頑張ってんじゃんアラフィフ世代(樹木たち)

 

人間のアラフィフ世代も負けてはいられないですねー。だって、木が頑張っているんだから。

 

でもこれって、見方を変えるとですよ。

 

酸いも甘いも経験して来て、悔し涙も流し、痛い思いもいっぱいしてきた人生だから、世の中の悪いモノを若者よりもたくさん吸い込む事が出来る。これ=「年輪」の差なんだよね。

 

確かに若い頃に比べたら、衰えているところはある。でも、それは自らに刻んできた「年輪」でカバーをする。結局のところ、樹木も人間も同じってことなんじゃないかと、アタシは思いたい。

 

「木」と「気」。読み方の音はどっちも一緒。

 

「木」に負けじと「気」合いで頑張りましょう、アラフィフ世代! (^o^)