日本の「島国一人旅」はいつまで続くのか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

ガラケー=ガラパゴス携帯の略である。

 

東太平洋上の赤道直下にあるエクアドル領のガラパゴス島。他から隔離されて、独自の進化を遂げていることから、この「ガラパゴス化」という言葉が使われるようになりました。

 

そう、日本という国は島国という点では、ガラパゴス島と何ら変わらない。

 

だから、日本列島という経済圏の中だけで商売の格好が付けば、冒険はしたがらない。

大陸型の国々が常に自分たちの領土が危険にさらされ、競争を余儀なくされているの緊張感とは比べものにならない。

 

最近、日本経済新聞を読むようになって、この日本のぬるま湯に浸かりっ放しの「ゆでカエル」っぷりがよーく分かるようになった。

 

前々から薄々気付いてはいたが、実は日本は世界にどんどん後れを取っている。

 

「ウッドショック」という言葉をご存じだろうか?

始まった住宅値上げ、「ウッドショック」はいつまで続く? | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

コロナ禍で景気が停滞して世界中が暗~い雰囲気、と思っているのは実は日本ぐらいのもんで、コロナ発祥の地の中国では早々と経済が回復している。太平洋を隔てたアメリカでもワクチン接種がはかどって、経済回復が著しい。そーするとどーなるか?アメリカではコロナ禍で出掛けられない、在宅で家にいるって人たちが新築住宅を建てたり、リフォームしたり、財テクのために中古物件を買いあさったりし始めた。そうして、今まで日本など海外に輸出していた米材が国内消費に周り出した。中国でも同じような住宅建築ラッシュが起き、目の色を変えて世界中の材木を買い集めている。

こうして、製材の国際価格はどんどん上がり、もはや日本は散々値上がりした材木のおこぼれをなんとかかすめ取る、ハイエナのような状況だ。

 

ところが、日本が後れを取っているのはなにも材木だけの話ではない。

 

世界的な半導体不足、こちらも同じように外国に主導権を握られ、リードされっぱなしである。

 

さらにLNG(液化天然ガス)市場も今まで中東カタールの一番のお客さんだった日本が、今年か来年には取扱量で中国が抜き去る見込みとのこと。

 

今や流行言葉でもある、DX(デジタルトランスフォーメーション)でも、中国などに大きく水を空けられている我が国、日本。

 

国際競争力は低下し、後塵を拝しているというのに、島国に住んでいる私たちは意外とそんなことには気付いていないし、気にしていない。自分の頭の上のハエを追うのに精一杯になっているうちに、世界は一歩、二歩さらにもっと先を行っているというのに。(-_-;)

 

古き良き時代のジャパンブランドが今でも頭にこびり付いていて、忘れられない日本民族。

 

いったいいつまでこの日本の島国根性?ガラパゴスイズムのまんまで走り続けるんでしょうか?

 

早めに手を打たないと、本当にヤバいはずなのに、政治は当てにならないし、オリンピックというもの凄い大きな雪だるま負債も忍び寄っている。

 

演歌は確かに素晴らしい。でも、それが世界のスタンダードミュージックの位置まで上り詰められるのかと言えば、それは難しい。♪ここで~一緒に 死ねたらいいと~♪という「島国一人旅」は唄だけにして欲しいのである。

 

早めに現実を見極めて、目を覚ませ 日本!

 

試合時間はもう残り少ないのだから。