すどうも、すこっちです。(^^ゞ
今日も交流戦の広島対楽天戦が広島で行われています。(田中マー君が投げてますなあ)
昨日は湧井が5失点ながら、拍手、拍手ですよ6勝目で150勝達成!!
そんでもって、我が楽天イーグルスは首位&2位ソフトバンクホークスに2ゲーム差。
まあ、交流戦の順位のうんぬんかんぬんは、今のうちはセリーグのチームに花を持たせておくとしまして競馬みたく、追走していって第4コーナーを回った当たりで差し切ることが出来れば、言うこと無いのかなぁって思っている今日この頃です。
あらかじめ断っておきますが、私すこっちは野球の素人です。本格的な野球経験も専門家でもありません。なので、これから書くことはあくまでアタシの野球観で感じたことを述べるので、あんまし参考にはしないでください。なんだったら、「何にも分かんない素人がなにを偉そうに!」ぐらいに受け取ってもらっても全然かまいません。まあ、大河ドラマとかでよく聞くセリフ「戯れ言(ざれごと)」だと思ってね。
さて、ここまでの楽天イーグルス先発陣の投手成績を振り返ってみたいと思います。
①湧井 6勝3敗 防御率4.08
②早川 6勝2敗 防御率3.14
③則本 5勝2敗 防御率3.02
④岸 2勝4敗 防御率4.47
⑤田中 2勝3敗 防御率2.54
⑥滝中 4勝2敗 防御率4.08
他のチームがけが人やら投手の不調で離脱が相次いでいる中、我が楽天イーグルスは打線の援護が無くって勝ち星を逃しているケースがあるとは言え、顕著に且つ順当に成績を伸ばしておりますね。
ただね、このデータの④と⑤に注目して欲しいのです。
④の岸が2勝4敗で、⑤の田中が2勝3敗。
さて、この成績をご覧になって、皆さんはどのように感じますか?
「いや、抑えているんだけど、打線の援護が無いんだよね不運としか言い様がない」
「だって、少なくともマー君はクオリティスタートばっかしじゃん」
確かに、おっしゃるとおり。ことマー君に関しては、防御率が際立っています。
メジャーリーグに移籍してニューヨークヤンキースで通算78勝46敗防御率3.74
2014-2019までは6年連続10勝以上。
世界一の舞台での堂々たる成績。もはやこの数字に誰がいちゃもんを付けることが出来るでしょう!
でも、非難を承知の上で、日本球界に復帰した田中将大に私すこっちは、あえて言いたい!
「とにもかくにも、ストレートを投げなさ過ぎ!」
これは、アタシ以外の人でも長年、彼のピッチングを見てきた人は同じ事を感じているはず。
だって、投げている球種のウチの8割は変化球でしょ。
確かにね、海を渡ってね、メジャーで生き抜くためのノウハウを教わったんでしょう、学んだんでしょう。
クオリティスタートで結果を残せば、査定上はノープロブレム(問題ないって事ね)なんでしょう。
省エネピッチングで中4日でシーズンを通してコンスタントな成績を残すことが求められたんでしょう。
変化球でバットの芯さえ外せば、凡打して抑えられる。結果、勝ち星が付くかどうかは二の次って方程式にまんまと丸め込められてしまって、納得してしまったんでしょう。
確かにメジャーだったら、それでも良かったんでしょう。合理主義社会だし、ピッチャーは分業制だし、多民族国家のアメリカだったら、そこまで割り切らないとチームとして統制が取れないもんね。
だが、しかし日本ではそうはいかないんだとアタシは思う。
①~③の湧井・早川・則本の成績トップ3に共通しているところ。
なんだと思いますか?
これはあくまでアタシの主観ですけど、それは間違いなく肝心なところで、要所要所で自分の自慢のイキの良いストレートを投げているって事なんです。変化球というのは、イキの良いストレートがあって始めて効果があるもの。この2年間5勝止まりで、プライベートな泥沼○○問題で精神的な問題もあったと思われる則本もすでに5勝。何が変わったのかと言えば、去年までののらりくらりの変化球主体の投球から、自慢の火の玉ストレートとフォーク主体のピッチングに切り替えたところだと思う。見よう見まねで湧井のマネをしたところで、簡単に身に付くわけが無い。要は原点に返ったと言うこと。それに、元々そういうキャラじゃあ無い。RPGで言うところの戦士が魔法使いのマネをしたところで、モンスターに鼻で笑われるだけなのだ。
つまりね、湧井は長きに渡って今のスタイルを確立した。勉強熱心で、器用な湧井の成せる技。それは成績が物語っている。だけど、肝心なところでは決して、150キロは出てないけど、間違いなくストレートを投げてる。ストレートはコースさえ間違えなければ、これほど威力のあるボールはないのだから。
岸は最近、打たれている。結果も伴っていない。変化球に狙い球を絞られて、痛打されている。でも、ここぞというときは、厳しいコースにストレートを投げている。甘く入って打たれることもあるけれど、粋の良いストレートがあってこその変化球だということは自分でも分かっている。
じゃあ、その点メジャー帰りの英雄「田中将大」はどうだろうか?
確かに省エネピッチング優先、球数は確かに大事だ。バットの芯を外せば凡打になるのだから、無駄な球は極力減らしたい。合理主義の観点から見れば、ストレートを1球投げるよりも、ボール臭い変化球を多投してバッターを抑えた方が「理」にも「利」にもかなっている。
メジャーならそれで通用したのかもしれない。でもここは日本である。魂と精神という見えない力が結果に影響を及ぼす合理主義を超越した「神の国」なのである。
見てみぃ~、結果にあらわれとるやないかい!
何がクオリティスタートや!バットの芯を外すや!シーズン後の査定がうんぬんや!大事なことは男と男の真剣勝負!目の前のバッターを自分の魂を燃やして抑えきるってことなんじゃあーないのかい?
そりゃあね、貧打で点が取れそうで取れなくって、見ていてヤキモキするって時はあるよ。でもそれって、本当にバッターだけの問題なのかな?さっきも言ったとおり、この国は魂と精神という見えない力が支配する国なんだよって、あんたのそういうメジャー仕込みの天下一品のかわすピッチングが知らず知らずのうちにバッター陣に呪いを与えているんじゃあないの?「俺はちゃんと抑えているだろう」みたいな安っぽいアリバイ守備「アリバイ守備」は日本特有のもの? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ (ameblo.jp)的なマホトーンはやめて欲しいんだよね。
忘れたのかい?あの野村克也さんに何を教わったの?「原点球」。バッターの外角低めにストレートがコントロール出来れば、そう簡単には打たれない。そして、切れの良いストレートがあれば、スピードは出なくともバッターはひるむ。そして、粋の良いストレートと変化球のコンビネーション。それこそが、ピッチングの醍醐味だったはず。
そういう意味では、少々電池切れで結果の出ていない岸王子ではあるけれど、そういうピッチングの原点は忘れていないし、むしろちゃんとやっている。逆にマー君は自分に自信を持ち過ぎて、かわすピッチングの正当性をアリバイにして、相手のバッターに「打てるもんなら、打ってみろ」的な魂のストレートを投げ込むことを忘れてしまっている、というか封印している。
「心技体」という言葉があるけれど、まさに日本の場合は「心」と「技」と「体」の三拍子が全て備わって、相手と対峙する。その影響って、かなり大きいんじゃないでしょうか?
チームのみんながみんな、「俺は俺の仕事はしてるしー」とか、「頼むよバッターさん」とか「頼むよピッチャーさん」なんて責任逃れを始めたら、チームとしては間違いなく不健全。勝ち星につながって、優勝という美酒を味わう事なんて出来ないんだとアタシは思いたい。
田中将大ともあろう大投手がね、名前もよく知らない一軍半程度のバッターにさ、変化球をホームランされて、本当に納得がいくんですか?俺の本当の実力はこんなもんじゃないんだぞって、今のうちにそいつをねじ伏せておかなくって、本当にいいんですか?「メジャー帰りのマー君って言うけど、あんがい大したことなかったよ、実際に俺、軽くホームラン打っちゃったし」なぁんて、キャバクラで武勇伝を語られて、そいつに舐められたまんまの田中将大で、本当にいいんですかって?
往年の楽天イーグルス、田中将大ファンが「あーこの姿が見たかった!」って思わせる気迫のピッチングを頼むから、披露して頂きたい。
そんな復活を心から望む、あるときは楽天イーグルスに愛の鞭を振る辛口批評家、あるときは仙台城のガイドボランティアのすこっちでしたー。(^o^)
最後に田中将大の本気の気迫のこもったピッチング(最後のバッターはあの浅村)をご覧頂いて、今日のブログを締めたいと思います。
球史に残る、田中将大 伝説の魂の8球をノーカットで - Bing video