どうも、すこっちです。(^o^)
昨日の日曜日、ブログに書いた通りアタシは午後から例のパブリックビューイングに足を運んだ分けなのですが、早朝早起きをしまして、閖上のみなと朝市に行ってきました。
この閖上みなと朝市の雰囲気って、なんか凄くいいんだよね~。場所がそんなに広いわけでもないんで、見やすいし、活気があるし、買い食いポイントも豊富でひじょうに楽しい。
あちらこちらと見ているうちに、どんどん財布の紐が緩んでしまうところが、これまた厄介。(>_<)
昨日は山菜のオンパレードである。コゴミにタラの芽にコシアブラにタケノコとこれでもかっていうぐらい、山菜が並べられておりました。その中でもなかなか賢いな~と感心させらたお店が一店あったのです。普通のお店はね、山菜を並べてただ売っているだけなんだけど、そのお店はなんと、カセットコンロでもって、山菜の天ぷらを揚げていた。そして、揚げたての天ぷらをパック詰めして売っているわけ。
これは、恐れ入った!m(_ _)m
だって、誰しも山菜=天ぷらでしょう!旬である山菜には食欲をそそられるけれど、ウチで天ぷらを揚げるとなると油は飛び散るし、残った油の処理とか、後片付けとか何かともー大変。その点、売っているお店の横で天ぷらを揚げて売ってたら、これは間違いなく「買い」でしょ!
まさにお客のニーズに応えた、とびきりのアイデア戦略なのであります。
そこで、まんまとその誘惑に乗せられて、アタシとカミさんはそのパック詰めの天ぷらを買い求めた分けなのですが、そこでまたお客さんのハートを鷲づかみにするウォーミングなやり取りがありました。
そこには、「タラの芽天ぷらオンリー」のパックと「詰め合わせの天ぷら」がそれぞれ500円で売られいたんです。アタシらよりも先に「タラの芽オンリーパック」を買い求めたお客さんが、「タケノコも食べたいけどなぁ~」ってふと漏らしたら、それを聞いたお店の人が「じゃあ、少しサービスして入れてやっから」ってな感じで、タケノコや他の山菜の天ぷらもオマケして少し入れてくれたんです。
これを見逃さなかったすこっち探検隊!すかさず自分たちも「タラの芽オンリーパック」を注文し、同様に他の天ぷらもおねだり。こちらは前のお客さんのやり取りを目の前で見ていたのだから、お店の人もオマケをしない分けにはいかないよね。見事に他の天ぷらもGet!こうして、美味しいてんぷらに舌鼓を打つことが出来たのです、めでたし、めでたし。
実はこの閖上みなと朝市はけっこう気の利いたオマケをしてくれるんです。
表示された金額を当たり前に払う。これが、人間社会の決められたルールである。金額が足りなければNGで、当然買うことは出来ない=購入を諦めるということになる。しかし、ここにそれとは違った血の通った人間界特有のルールが存在する。
表示された金額を当たり前にお店に払う。しかし、そこでの人間同士のコミュニケーションによるプラスαの要素が働いて、お店の人がちょっとだけ量を追加してくれたり、ちょっとだけ金額を値引いてくれたりする。これが=「オマケ」である。
2019年の10月に消費税率がアップされ10%になり、レジ袋も有料化された。我々一般庶民には値上げのラッシュで、財布の紐はどんどん固くなる一方だ。もちろん、大型スーパーマーケットに行けば、そこには決められた方程式の売り買いしか存在しない。
しかし、こうした朝市や昔ながらの商店街のような昭和のアナログ対面販売には、強力なリーサルウェポン=最終兵器が存在する。そう、それこそが「オマケ」戦略。
ちょっとだけ量をプラス、ちょっとだけ端数を値引き。このちょっとだけのサービスに人間は弱い。
別にクーポンとか、スタンプとか、今時流行のポイント還元とか、そういうまどろっこしい事をしなくとも、この「ちょっとだけオマケ」というハートウォーミングなサービスが、人々の心をくすぐる商売の起爆剤になってくれないかなぁ~とアタシは勝手に思っている。
コロナさんのお陰で、日本経済は急降下の一途だよ。もちろん、巣ごもり需要で活気を帯びているところもあるにはあるけど、全体的には⤵でしょ。殺伐として、暗い雰囲気の日本経済&日本国民。
この倦怠感を一気に押し上げるには、ズバリ!「オマケ」が救世主。
だって、オマケしてもらって嫌な人なんていないよね、誰だって嬉しいよね。
そう、オマケはひょっとして地球を救う、人類を救う「神」かもよ。
「オマケ」が「神」なんて爽快だねぇ~。
そんなことを感じた、朝市の一コマでした。(^^ゞ