すこっち、過去の映画名作劇場「下町ロケット」を鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

不朽の名作と語り継がれる作品、話題になって誰もが観たであろうと思われる話題作。そんな映画やドラマもその人の人生のすれ違いにより、見逃してきた作品って誰でもあるはず。

 

そんな過去の忘れ物を拾いに行きませんか?

 

ひょっとして、今までに感じたことの無いエモい感動に出会えるかもしれない。ひょっとして、ある日、どこかで、その作品の話題になって、誰かと話に花が咲くことがあるかもしれない。

 

そう、偶然の産物がもたらすプラス要素が、自分をもっとハッピーに導いてくれる、助っ人になるかも。

 

そうして始めたアタシの「すこっち、過去の映画名作劇場」。

 

今回は2015年にドラマ化された「下町ロケット」を鑑賞しました。

 

いやー大変申し訳ないです。m(_ _)m

 

池井戸潤さんの代名詞とも言える作品で、2011年上半期の直木賞も受賞している作品なのに、2018年には続編も放送されていたのに、平均視聴率22.3%も挙げた作品なのに、観ていない。(-_-;)

 

もうね~、人間として恥ずかしいわ。そう思って、観始まったら、これが、、、。

 

面白いのなんのって、ハマる、ハマる。そして、泣かせてくれる、泣かせてくれる。かれこれロケット編で2回、ガウディ編で3回ぐらい号泣しました。。゚(゚´Д`゚)゚。

 

もう、これは涙腺が緩いお年頃とか、そういうレベルでは無い。

 

間違いなく、現時点でアタシが観てきたドラマ関係では、最高の感動作!120点です。

 

それでは、この作品の素晴らしさをすこっちなりの感性で振り返ってみたいと思います。

 

その1「池井戸潤作品の正義→ピンチ→逆転、勧善懲悪がてんこ盛り」

 

たぶん、「半沢直樹」を観たことのあるという人は多いでしょう。あの正義の味方の主人公が悪の手先みたいな連中にことごとく追い詰められて、ギリギリのところで逆転して、最後にはラスボスを倒す的な展開。この「勧善懲悪の教科書」みたいな池井戸オリジナルがこの「下町ロケット」にもふんだんに盛り込まれているんですねー。

 

世の中の悪なのかアク(不純物の方ね)なのか?そういう連中に虐げられている感を味わい続けている一般ピープルのアタシたちにとっては、極上のフルコースなのかもしれませんね。

 

その2「阿部寛がまた、熱い、アツいんですよ」

 

良い作品というのは、配役がバッチリである。違和感が無い。文句の付けようながない。金八先生は武田鉄矢じゃなきゃダメだし、大門軍団の団長は渡哲也じゃなきゃダメだ!織田裕二以外のヤツが青島役をやったって、あんなにヒットはしなかっただろう。半沢直樹だって、堺雅人なくしては語れない。

 

佃航平=阿部寛 この必要条件&十分条件はロケットとは違って、切っても切り離すことが出来ない。

それだけ、アツい佃航平を演じきっていた阿部寛はもう脱帽です。つーか、なんであんなにアツい演技が出来るんだろう。なにより驚くのは、池井戸作品の主役って、クライマックスの場面でやたらとセリフが長い。あれをさ、いくら仕事とは言え、全部覚えて演じきってるなんて、凄くないですか?

 

その3「脇を固める出演陣もまた、はまり役なんだって」

 

そーそー、そうなのです。良い作品というのは、主役だけじゃなく、脇役陣も秀逸なのです。「踊る~」だって、いかりや長助さんやユースケ・サンタマリアや深津絵里ちゃんがいたから、ヒットした。要はバランスがしっかりしているってことなんですわな。

 

そういう意味では、良かったね~この作品も。アタシ的にはやっぱ、財前部長役の吉川晃司と経理部長殿崎役の立川談春かなー。とくに財前部長と佃航平の絡みは良かったね~。それと、殿崎さんは凄い化けたね、ポジション的にはドラキーから悪魔神官ぐらいにまで出世した感じだったよ。

 

その4「誰だって信じたい、正義は勝つ この世に悪は栄えな~い」

 

池井戸作品=勧善懲悪モノなんです。確かにベタだし、時代にマッチしてない的な見方をする人もいるかもしれない。でも、実のところ、誰の心の中にだってあるはずのベタな正義感や勇気、夢や希望というマインド。なぜか、言葉に出すのは恥ずかしいと思われるようになってしまった昨今だけど、本当は正義の味方がラスボスをぶっ倒すところを、「リアル勧善懲悪」を見たいんだ!

 

でも、現実的にはそれは難しい。自民党が選挙で3連敗したけれど、今年の総選挙で「リアル半沢直樹」が実現するかどうかはまた別物である。仮想現実、疑似体験ではあるけれど、アタシたちは心のどこかでそれを望み、渇望しているんだと思う。だから、この「下町ロケット」は胸に刺さる。

 

ご覧になったことの無い方は、すこっちからのお願いです。今からでもじぇんじぇん遅くは無いので、レンタルショップに行ってでも、動画配信サイトでもいいから、是非ご覧になって頂きたい。

 

そして、一緒に感動の涙を流してみませんか?

 

きっと、良いGWが過ごせると思いますよ。(^o^)