良いようで悪い?自動車今昔物語 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

今日お休みだった私。

 

宮城県は現在コロナウィルス感染者が増加し、「マンボウ」こと「蔓延防止等重点措置」が適応されている状況。

 

花見をするという分けにもいかず、どこかこに出掛けるという分けにもいかないのですが、唯一外出するべき理由があって自家用車で仙台に行ってきました。

 

その理由というのが、放送大学の学生証を入手するため。学生証が自宅に送られてくれば、わざわざ足を運ぶことも無いのですが、宮城学習センターで本人確認をした後に引き渡しというルール。

 

何の滞りも無く、学生証をGET!これで、晴れて私は立派な大学生となりました!!(^o^)

 

そうだよね~、いくら一般大学のようなキャンパスライフは無いとしても、こういうのって大事だよね。

これで、アタシはちゃーんと「学割」が効きますからね。と言っても、コロナ禍だし今時あんまし学割で得するような金額設定をしているお店も少なくなったような気はするんですけどね。

 

さて、学生証の受け取りを済ませ、カミさんと仙台の某焼き肉店の持ち帰り弁当を購入して、いざ帰ろうとした矢先、思わぬアクシデントが発生!

 

なんと、車のセルモーターが回らない=エンジンが掛からないではないですか!

何度かトライしてみたものの、一向に掛かる気配も無し。ブースターケーブルは積んでいないし、仮にその辺から買ってきたとしても、仙台市中心部で見ず知らずの人に「バッテリー貸してください。」と切り出すのもなかなか難しい。

 

仕方が無いので、車検をお願いしている○○モーターに電話を入れたら、二つ返事で来てくれるとのこと。いやー、いざこういう時にレスキューをしてくれる整備工場って、本当にありがたい。これぞ、まさに真心対応。やっぱ、サービス業はこうでないとね。(もっと遠くだったら、来てくれないよねたぶん)

 

そして、さすがはプロ!持ってきたバッテリーから充電して、バッテリー上がりはあっという間に解消。

途中でまた止まったりしたら、まずいので新品のバッテリーと交換してもらいました。これで、一安心。

と言うわけで事態は一件落着となったのですが、このレスキュー対応の時に雑談をしていたら、アタシの知らない、いろいろなトリビアな話がダウンロード出来たので、みなさんにもお裾分けです。

 

業者の人の話では、なんでも最近の自動車のバッテリーというのは、何の前触れもなく、突然調子が悪くなることがあるんだそうな。昔だったら、「あれ?エンジンが掛かりづらくなったな」みたいな悪くなる兆候が出てたんだけど、今は出ない。

 

なぜか?

 

理由はバッテリーの質の劣化にあるようだ。どういうことかというと、ちょっと前までのバッテリー=鉛蓄電池は鉛や硫酸を使っていたのです。ところが、鉛や硫酸は人体や環境に有害だと騒がれ出して、今では炭酸水素ナトリウムを混ぜて薄めるようになったんだそうな。

 

そのため、バッテリーのクオリティは下がり、劣化状態が判別しにくくなったんだそうです。だから、突然エンジンが掛からなくなったりもする。ある日突然、ご臨終を迎える。なんとも困ったもんですな。

 

それともう一つ。

 

最近やたらと増えている「アイドリングストップ仕様」。アタシの車もこの「アイドリングストップ」なのですが、このバッテリーがよ、特殊なバッテリーであるために普通のバッテリーよりも値段が割高なのですって。しかも、そこいらで簡単に手に入るもんでもなかったりする場合がある。

 

みなさん、なんかこれって変な話だとは思いませんか?

 

バッテリーは昔ながらの仕様で十分に優秀な能力を発揮してくれるのに、環境保全?地球に優しい?人体に優しい?という美辞麗句に寄せていく形で、わざわざクオリティを落とす。

 

アイドリングストップもそう。

 

地球温暖化阻止?温室効果ガス排出抑制?燃費向上?という歯の浮くような殺し文句に踊らされて、割高なバッテリーを搭載?ユーザーは「おっ!アイドリングストップ効いてるね!よしよし、燃費向上だ」なんて思っているんだろうけど、実際にはいつどこで予兆も無しに壊れるか分からない、割高なバッテリーを使わされているという現実。

 

確かにね、環境保全は大事だよ、地球環境にも配慮しなきゃあ、いかん。地球温暖化もまるっきり無視という分けにもいかないのも分かる。

 

でもさー、わざわざ優れている性能を落としめてまで、環境保全に加担する必要はあるのかい?

バッテリーなんて、昔はカーショップでもホームセンターでも簡単に購入して交換が出来たのに、特殊なやつだから交換もままならないって、どういうこと?

 

だいたいね、日本がレジ袋有料化だのアイドリングストップだのって、私たちの住む地球を守るためにいくら温室効果ガスの排出削減に汗かいて協力をしたところで、一番排出量の多いアメリカや中国が「俺知らねー」で相変わらず垂れ流しをしてたら、じぇんじぇん意味がないんじゃ、あーりませんか?

 

穴の空いたバケツに水を汲んでいるのと、なんら変わんない。

 

もちろんね、新しいことを取り入れていかなきゃ、車も売れないんでしょう。世間の要求にちゃんと応えてますよ、クリーン経営でしょ!ってところを見せたいんでしょう。

 

だけどさぁ、一番大事なことは消費者目線であり、ユーザーのニーズに応えるってことなんじゃないの?優秀なバッテリーは優秀なままでいいはずだし、そもそもアイドリングストップなんて付いてない車はいっぱい走っているよ、トラックなんかどーすんのよ?

 

突然のアクシデントで無駄な2時間を浪費したようにも感じたけど、業者さんとの雑談から地球温暖化問題を考えるところにまで、思考が及んだ。

 

見方を変えれば、「災い転じて福と成す」だったのかな?と思った晴天の土曜日午後でありました。