う~ん、ゼロから分かる仏教教室に参加してみました。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

相変わらずの好奇心の塊の私。

 

今回は以前から気になっていた「仏教講座」なるものの存在。お釈迦様ことブッダの本をちょっとだけ読んだ呼んだことがあるんですが、本当に興味深いところがありまして、デリケートな精神世界の部分としてはそそられるなーと思っていたんです。

 

そして、とうとう昨日がお休みのアタシは「ゼロから分かる仏教教室」なるものに受講を申し込んでみました。

 

開始がなんと夜の7時半スタート。まあ、会社帰りの人がターゲットなんでしょうが、もうちょっと早くてもいいんでないかい?

 

受講生はアタシを含めて3人、なんともこじんまりしたもんですこと。

 

各々ちょっとした自己紹介から始めたんですが、これがまたどーでもいいような自己紹介ばっかり。だいたい講師からして、冴えないしパッとしない挨拶&自己紹介。常連の二人がそれに続いたんだけど、これがまた超短い。「なんだかなぁ~」と感じずにはいられませんでした。こんなつまんない自己紹介の時間なんて、いらんやん。と思いましたけど、まあ、仕事で疲れているってことにしておきますか。

 

もちろん、アタシはそんな自己紹介はしませんよ、ちゃーんと自分が仙台城のガイドボランティアをやってますってことを入れ込みました。そしたらやっぱ、けっこう反響があったわね。(^o^)

 

そして、始まった仏教講座。なんですが、先に結論から言っちゃいます。

 

確かにお釈迦様の崇高な教えをご教示頂きました。煩悩とは108あってね、とかその他かくかくしかじかという説明をありがちなパワポを投影して、ポインタで刺しながらのヤツね。

 

でも、ハッキリ言わせてもらうと、全然頭に入らなかったわ。っていうかね、講師の方の熱意が全然感じられなかった。だから、聴き手にはじぇんじぇん伝わらなかった気がします。なんなの、なんなのよ。

話によると、この仏教講座の講師をやるには資格試験みたいなもんがあって、それをパスしないと他人様の前で講義は出来ないんだそうな。まあ、そりゃそうでしょう。お釈迦様の教えが間違えて伝えられたらマズいんでしょうからね。

 

だけどな~、最近この手のセミナーに興味津々で行くんだけど、残念ながら魂を揺さぶられるような素晴らしい講師と講義にお目に掛かったことがない。アタシも仙台城ガイドをやってきて、自分が人に伝えるということを多く経験して、多くの本を読んで学んで、多くの良いスピーチを聞いたりしているためなのか、目が肥えてしまったような気がするんです。

 

そーするとね、どんなに話し手の話す話の内容が立派なものであっても、美辞麗句をいっぱい並べ立てても、結局のところ、講師がダメダメだとなんにも伝わらない、心に残らないってことになるんです。

 

この手のセミナーで、アタシが一番注目しているポイント。それは、講師の「熱意」と「情熱」なんです。

つまりね、自分の好きなこと、得意なこと、興味のあることはいっくらでも相手に話していられるでしょ。

アタシも伊達政宗や仙台城以外でも、プロレスやウィスキーのことなら、いっくらでも話したいと思っている。今回の場合、せっかくね講師の免状かなんかまで取得したんだったらさ、アタシから言わせれば、仏教が大好きなんでしょ!、「仏教LOVE」なんでしょ!だったらさ、もっと熱っぽく、熱く、熱く仏教について語って欲しかったよ。それこそ、声がかすれるくらいね。そのくらいやんなきゃ、聴き手に何が伝わるの?その講義で聴き手の魂が揺さぶられるの?聴き手の目が♡マークになってましたか?せっかくのお釈迦様の立派な教えなんだったら、「これだけは覚えて帰って欲しい」ってなぐらいのしつこさが欲しかったわ。(-_-;)

 

小手先のテクニックだけでは、誰の心にも感動を呼び起こせないし、「また聞きたい!」っていうリピーターにもなってはくれないよ。人に伝えるということを舐めてはいけない。(まあ、別に本人は舐めているという分けでは無くて、精一杯やっているんだろうけどね、型にハマった正攻法で)

 

楽天イーグルスに涌井秀章という素晴らしいピッチャーがいる。

 

34歳のおっさんだけど、昨年は最多勝を獲得し、NPB史上唯一の3球団で最多勝を達成した。

 

この湧井投手がね、まー変化球が多彩。スライダー、カーブ、チェンジアップにカットボールにフォークボールに小山譲りのこやシンとまさに七色変化球(7色以上かな)

 

でもさ、この変化球は彼の弓を引くようなストレートがあるから、生きてくる分けなんだよね。

 

人に伝えること、人前で話すこと、講義をすることも一緒なのである。まずは、自分のストレート!熱っぽく語ろうとする情熱!これがなければ、トリビアな話も裏話も全く効果がないのである。

 

たぶん、お釈迦様だって意外と熱っぽく話していたんじゃないかなー、とアタシは信じている。

 

初の「仏教講座」は立派に「他山の石」としてアタシのお役に立ちました。m(_ _)m