すこっち映画NOW「FIRST LOVE」を鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

このコロナ禍。自分から映画を観ようと思う強い信念を持ち、映画館に足を運ばなければ、恐らく最近映画を観たと言う人は少ない今日この頃でしょう。

 

でもね、勘違いして欲しくないのは、敢えて足を運んでチケットを買って、始まるまで待たされて、観たくも無い予告編の時間も映画泥棒の映像もさんざん観せられて、ようやっと始まる映画。そして、観終わった後に、一緒に行った人との感想戦。そして、アフター映画。こういう一連のムーブメントを1日の履歴として自分の人生にメモリー出来るって、ある意味映画だからだよね。配信のネット動画は月額500円かもしんないけど、それには代えがたいものが映画にはある。

 

そんなアタシの映画観を語る、「すこっち映画NOW」

 

今日紹介するのは、なんと今日が公開初日という「FIRST LOVE」を鑑賞して参りました。

 

たぶん、アタシが映画封切りの日に観に行くなんて、初めての経験かもしんない。じゃあ、なぜこの映画を見に行ったのかっていうと、これがアタシのラジオ好きが影響しているんです。

 

朝の05:30からやっている生島ヒロシさんの「おはよう一直線」。この中で生島ヒロシさんが自分も出演していることもあって、この映画の面白さを紹介していたんです。もちろん、番宣もあったんでしょう。でも、生島さんの語るストーリーになにか惹かれるものがあったんで、早速かみさんと観に行きました。

 

では、早速行ってみるとしますか。すこっちの映画「FIRST LOVE」の魅力!

 

その1「北川景子の魅力全開!演技は秀逸でした」

 

この映画を観たいと思う動機はどこから生まれてくるのか?作品の内容、ストーリー、興味、関心、いろいろあるけど、出演する役者という場合もある。今回の場合、もちろんアタシは生島さんがラジオで語った魅力に惹かれてというのはあったんだけど、役者としても実力はピカイチの北川景子さん。アタシも彼女の出演作品は観ているけれど、ただ可愛いだけじゃない!毎回、なんかこう惹かれるものを感じる芝居をしてくれるんだよね~。これって、決して自分からはアピールしないけど、十分な実力をスクリーンに披露してくれているからなんだと、アタシは感じている。

 

今回の作品はそんな北川さんの役者としての情熱を感じずにはいられなかった。泣くシーンが多かったけど、まあよく泣く!というか泣けるもんだ。でも、それは全部ツボにはまっていた。さすがとしか言い様がない。あなたにもこの北川景子ワールドを堪能して頂きたいです。

 

その2「テーマが重っつ。よくぞ、こんな題材を扱ってくれましたね」

 

もうね、この作品。とにかく観ていくうちにどんどんストーリーがきわどいところ、えげつないところ、内角高めをズバズバと突いていく。ハッキリ言って、触れたくない「心の闇」。今の時代はコンプライアンス重視の時代。ちょっとでも世間からダメ出しをされるようなことには遠慮しがちである。でも、そういう清廉潔白を旗印にしていったこと。親や教師や友達や世間が見て見ぬふりをしていったことで、今までどれだけの若者の人生を変な方向に追いやってしまったのだろう。

 

「蟻の穴からも堤は崩れる」という言葉がありますが、人間は強いようでいて脆いもの。それを分かっているようで、分かっていない。だから、見て見ぬふりをする。マザー・テレサが言ってました。「愛するの反対は憎しみではなく、無関心」って。人は常に人に関心を向けねばならぬ。そして、時には暖かい手を差し伸べねばならぬ。そういう気持ちを思い起こさせてくれる、映画かもしれません。

 

その3「すべてを受け入れてくれた旦那に感謝、男は常にこうありたい」

 

北川景子の旦那が彼女が心の葛藤で追い詰められた時に、言ってました。「過去の経験もひっくるめて全部が君なんだよ。」って。そんな君を自分はひっくるめて愛している。人間ですから、過ちはある。人に知られたくない過去もあれば、消してしまいたい思い出もある。でも、それをひっくるめて自分なんです、私なんです。その過去が、その経験があったから、今の私がいて、あなたと出会えた。その過去は消したい過去でもあるけれど、あなたと会うための必然でもあった。

 

生きている以上、過去を振り返ってばかりはいられない。今を生き、前を向いて明日を生きなければならない。心の葛藤からそう簡単に逃れることは出来ないけれど、愛してくれる、自分をちゃんと見ていてくれる存在があるのなら、心のコンパスはしっかりと自分の進むべき道を指し示してくれると言うこと。

 

そんな思いを沸き立たせてくれる、映画かもしれません。

 

白状しますと、アタシはこの映画を観てところどころ、ジーンと来て泣いた。

 

でも、不思議と一番泣けたのは、作品の全てが終わり、スタッフロールが流れてエピローグが映し出される場面だった。つまり、作品中の泣かせるツボよりも、全編を観て、終わって、込み上げてくるものがあったから、涙があふれてきた。こういう経験はなかなか無い。それだけ、感慨深いものをアタシの心に残してくれたってことだったのかもしれないです。

 

興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。

 

この作品があなたの心のヒモを引っ張るかもしれませんよ。(^o^)