すこっち、人生初の「読書会」に参加してみた。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

前々からネットの掲示板サイトでちょっと興味があった「読書会」なるイベント。

 

なんでも、各々がお気に入りや最近読んだ本を持ち寄り、その本の内容や魅力を語る会。

みなさんは「ビブリオバトル」という催しをご存じでしょうか?各々が自分のお気に入りの本について、プレゼンをして、それを聞いている観客が一番心を惹かれた本&プレゼンに投票して優勝を決めるというものなんですが、まあ、優勝者は決めないけど、「読書会」は似たようなもんになるのかな?

 

常に好奇心が湧き出している私、すこっちとしては新年のアゲアゲムードに乗せられて、参加して参りました、人生初の「読書会」にです。

 

あっさりと参加は決めたんだけど、「いやーもの凄いレベルの読書レジェンドばっかりだったらどうしょう?」とか、「読書オタクみたいな人ばっかりだったら、ちょっと怖い」という不安と妄想が駆け巡る。

 

そうは言っても、どこかで出たとこ勝負のすこっちさん。早速、持参する本を選びました。アタシが読書会に参加を決めたとき、もう持参する本は心の中で決まっていました。私が敬愛する内館牧子先生の最新作「今度生まれたら」です。この本、もうねー裏切らない!安定の「牧子節」が炸裂ですよ。年末に購入したんですが、本当にサクサク読めたわ。アタシの一押しです。(^o^)

 

そして、いざ「読書会」の会場であるカフェへ

 

今回の参加者は私を含めて7人。ホスト役の方と何回か参加している方が4人。初参加は私の他に女性が1名だった。

 

自分の簡単な自己紹介と持参したお勧め本のプレゼン、そして自分の最近の一コマを紹介するという形式で順々に進められていった。

 

ここからは、忖度無くアタシが感じたまんまを表現していくからね。

 

まずはトップバッターの若い常連男性。彼は建築関係の仕事をしているらしく、持参した本も建築に関する本だった。(なんかこの時点で本のチョイスが怪しくないかい)切々とその本のどういう建物の屋根の部分がどうだとか、有名な建築家の名前を出したりとか、彼なりの建築ワールドが展開されていく。

 

アタシから言わせてもらうとね、あんたね、仕事関係の話を建築素人の一般人に延々と話をしてさ、何をしに来てるの?って感じだよ。そりゃあ、あんたは楽しいだろうし、本に魅力を感じているかも知れないけど、だからどうしたの?あまりにも自分本位なのではありませんか?そもそも本の選択を間違っているよ、それって業務の延長じゃん。仕事は会社でやってくださいって。

 

じゃあ、次行ってみよう!

 

次は初参加の女性。彼女が持ってきたのが宮城県出身の伊坂幸太郎の文庫本。題名はなんだったか忘れましたが、彼女曰く「今年こそ読書を習慣化しようとして、ウン十年も挫折。今年こそはと思い、じゃあ何を読んだらいいだろうと知人に相談したところ、同郷だし名前も売れてる伊坂先生を薦められ、図書館から借りてきました。」とのこと、そしてなんと彼女はまだこの本を1ページも読んでいない。

 

あのねー、これ一応「読書会」ですよね。ってことはさ、最低限持参する本は読んでくるのがマナーってもんでしょ。「これから読みたいと思います。」って、学校の宿題を忘れて来ておいて、「これから宿題やります。」って言ってるのと同じだからね。だいいち、持ってきた本のプレゼンが出来てないじゃん。

ちなみに、アタシは伊坂幸太郎の分けの分からない題名の付け方と最後は何を言いたかったのか伝わらないモヤモヤエンディングに好感が持てないけどね。

 

はい、次行ってみようか!次誰だっけ?あー初参加のすこっちさんだったね。

 

初参加の女性が自分のハンドルネームの名付け話を披露したんで、そう来たらアタシも黙っている分けにはいかないわね。どうして、「すこっち」なのか?すこっち誕生秘話を披露させて頂きました。みなさんに多少、ウィスキーに興味を持って貰えたのかな?「世界の五大ウィスキー」について、プチ講義をしましたら、みなさん聞き入ってくれたよ~。(^_^) 世界に広げよう ウィスキーの輪!ってか。

 

そこで「今度生まれたら」のプレゼンをしたんですが、残念でならないのが「読書会」なのに、参加者のほぼ全員が「内館牧子」を知らない。当然作品も読んだことが無い。あちゃー、マジですか?まあ、人それぞれ好みのストライクゾーンは違いますから、なんとも言えませんが。なんとなく、モヤッと感。

でも、ちゃーんと「今度生まれたら」のプレゼンは全力で行きましたよ。ずいぶんと興味を持ってくれたような手応えは感じました。まあ、だからといって実際に読むかどうかは別ですけどね。

 

そして、次の常連女性。

 

こちらの方は学生時代のウン十年前に読んだという文庫本を持参。読んだ感想や注目ポイントを述べるんですが、どうも内容がうろ覚えだし、説明もイマイチでじぇんじぇん言いたいことが伝わらない。

 

なんなんでしょう、この読書会。正直、不安になってきたわ。(-_-;)あのねー、なんで昔々に読んだ本をわざわざこのタイミングで持ってくんのよ。しかもあんたのプレゼンは全然伝わらない。本当に読んだの?本当に面白いと思ったの、この本?内容を忘れてて、ネットで復習してきたって言ってたけどさ、あんたの読書愛、本気度はそんなもんなのかい?常連さんなんだよね、確か、、、。

 

はい、じゃあ次行ってみよう。

 

こちらは現役の大学院生の女性。

 

取り出した本は池井戸潤の「ノーサイドゲーム」確かドラマにもなった、ラグビーの話だよね。

彼女は池井戸作品の「最後は正義が勝つ」的な作品が好きならしく、他にも「ルーズベルトゲーム」についても触れていた。ただ、小説のように世の中は上手くいかないですよね、みたいな意見も述べていた。

 

正直、今回の参加者の中で、彼女が一番「読書会」の趣旨を理解していて、プレゼンもまともだったと感じた。そうなんだよ、アタシが聞きたかったのはこういう熱い思いなんだよ。ウン、ウン合格!

 

そして、次は常連の男性。

 

彼は延々、本屋大賞で上位に選ばれた本のうんちくとその中から読んだ本について力説していた。

でもさーそういうのってどうなんだろうかね。確かに本屋大賞は素晴らしいですよ。選ばれた本も好評価だという話もよく聞く。でもさ、アタシが聞きたいのはね、この本がどういう評価を受けて、大賞を取った本だから素晴らしい、絶対に面白いから的なスネ夫の自慢話っぽい話じゃなくて、純粋にこの本に惚れたよ!心打たれたよ!ここが素晴らしいんだよ!という話である。次回から君のあだ名はアタシの中では「スネ夫」ってことにするよ。

 

そして、大トリはもちろんホスト役の男性。

 

がしかし、ここで大ショック!

 

なんとこのホスト役の男性が持参した本も伊坂幸太郎の文庫本。しかも、この方も持参した本を読んでおらず、これから読みます!と言う決意表明で終わる。

 

おい、おい!も1つオマケにおい!なんなんですか?またもや「宿題やって来ませんでした」発言。しかも、あのモヤッとボール全快の伊坂幸太郎。どうすんのよ?本当にこれは「読書会」なのか?

 

あんなに期待して、本を読むという習慣が身に付いた高尚な人々と有意義な時間が過ごせるものと思って来てみたら、「あれっ?」って感じだよ。ひょっとして、これ言っていいのかな?あんたらの読書量って実は、大したことないんじゃねーの?アタシも人に誇れるほど本を読んでいる分けではないけど、仮にもあなたたちは「読書会」レギュラーメンバーなんだよね?

 

こういうのなんて言うんだっけ?

 

井の中の蛙大海を知らず

 

セ界の巨人 大海(太平洋=パシフィック オーシャンね)を知らず

 

まあ、そうは言ってもアタシも初参加の身。ルーキーですからね。これで、常連さんたちが全てを出し切った分けではないんでしょう、きっと。今日はたまたま4打席凡退だったけど、次会参加してみたら、「やっぱり、先輩だわ!」って思えるぐらいのクリーンヒットをかっ飛ばしてくれるのかもしれない。

 

かなり、長くなってしまいましたがこれが、初の読書会の参加報告でした~。(^o^)

 

次回はすこっちが読みたくなるようなプレゼンを期待しているよ。