どうも、すこっちです。(^^ゞ
ついにというか、とうとう私すこっちが無限列車に乗車する日が参りました。m(_ _)m
いやね、いくら流行ってる流行ってるって世間で言われても、自分が「これだ!」と思わない映画は正直見る気がしない、というのが私のスタンス。「鬼滅の刃」は数々の金字塔を打ち立てたともてはやされてはいるけれど、漫画は単行本を4巻まで読んだところで、「もういいかな」って感じだったし、アニメも何話か観たけれど、それほど惹かれるものは感じられなかった。
漫画もアニメもこれだけアタシの心に響かないんだから、いくら映画にしたところで面白さのパラメーターが格段にアップするとは思えない、そう思っていた。だから、無理に観る必要もないかなと。でも、1/4のブログに書いた「えんとつ町のプペル」の主人公、ルビッチのあのセリフ
「誰か見たのかよ!」
そうなのである。作品を観てもいないのに、良いとも悪いとも批評は出来ないではないか。
観もしないで、作品のことをあーだこーだと、さも分かったふうに批評する。それこそ卑怯だ。
なんのかんの言っても、これほどの興行収入、観客動員を誇る作品なのだから、まずは一度観ておかなくてはなるまい。
そう思い、一発目の上映目掛けて車を走らせた。
すでに鬼滅目当ての客が徐々に押し寄せていた、さすがは鬼滅人気。
上映開始!2時間はあっという間に過ぎ去っていった、、、。
では、ここからが観終わった後のすこっちの感想です。
「えっ、こんなもんかい?」
これが私の第一声いや、最初の率直な感想である。
なんとなく、観ている最中からなんか登場人物に感情移入が出来ないなーとは思っていた。
これでは、子供にせがまれて一緒に観に来た親や初めて鬼滅に触れたいわゆる「一見さん」たちは果たしてどう感じたんだろう?
勧善懲悪、最後に迎える親愛なる先輩煉獄の死。よくあるストーリーなのだが、この作品は観ている人にいったい何を伝えたかったんだろう?ここを観て欲しいというアピールポイントはどこだったんだろう?キャラクターの惹かれる魅力はどこにあったんだろう?途中に差し込まれたコミカルなやりとりも笑えなかったし、全く無味乾燥と言っていい。
ブログが炎上するとか、鬼滅フリークの反感を買うとか忖度する人もいるんでしょうが、そこは忖度が大嫌いなアタシなんで、ハッキリと言います。
「時間とお金の無駄だった。」
なんで、こんな作品が「千と千尋の神隠し」の316億円を抜いて興行収入歴代1位。2,548万人動員?
まあ、作品の善し悪しと観客動員は必ずしもイコールでは無いので、それは置いといたとしてもこれでは、今までの歴代の名作と言われる映画に対して申し訳が立たない。
確かにね、映画はその人の価値観、感受性によって感じ方は違うよ。人が感動するポイント、面白いと思うツボは人それぞれ違う。でも、それを差し引いたとしても「なんじゃ、こりゃ?」な作品である。
これだったら、「えんとつ町のプペル」の方が10倍面白いし、感動出来るし、今だったら毎年定番のコナンの方が100倍面白い。アクションシーンやストーリー性で言ったら、ドラゴンボールの方が断然クオリティも上であるし、パターン的には昔の北斗の拳や聖闘士星矢やキン肉マンのような勧善懲悪型だが、どの点を比較してもそちらの方が断然面白さは勝っている。
しかも、2020年の日本レコード大賞受賞曲でもあるLiSAの炎はスタッフロールの時に1回しか掛からない。なんでこれで、レコード大賞?(別にいい曲とも思えないし)せめて、作品中に挟むべきなのでは?まあ売れた=大賞だというんなら、それも仕方ないだろうが、本来、国民の誰もが聞いたことがあり、口ずさむことが出来たのが「レコード大賞」だったのでは?
異常なまでの鬼滅フィーバー。ただ、それはあくまで流行病に罹った一部のフリークたちの「鬼滅村」の組織票による村長選挙だったのではないのかな?
ただ、繰り返しになりますが映画はその人の価値観、感性、感受性によって受け取り方は違います。
今日書いたことはあくまでアタシ個人の感想であり、「王様の耳はロバの耳」と言えない人たちのために、あえて憎まれ役としてのお戯(たわむ)れと理解して頂けたら幸いです。
でも、とりあえずこれで責務は果たしたよ、プペル殿 「観たからね!」
観ていない人は、これを読んで観るか観ないかはみなさんの自由です。
いやあ、映画ってホント難しいもんですね。m(_ _)m