新人が甘え、増長する負の連鎖の発端とは? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

今や日本全国がコロナ禍真っ只中。

 

就職戦線も異状あり!ってな感じで、去年滑り込みで就職が出来た人はラッキーでしたね。

今年の人は就活も面接もリモートだったり、採用枠も今年ぐらいかな企業がキープ出来たのは。

 

航空業界もダメ、天下のJRもバス業界もダメ、旅行業もダメ、ホテルもダメ、観光業界もその通り。

果たして来年以降、学生はどうやって迷宮を抜け出したらいいのでしょう?

 

ところで、どこの会社でも新入社員というのは入ってくる。会社によって、教育方針は違っていますが、大抵の会社は新人の教育係なんかを決めたりして、教育に当たると思うんです。

 

でね、そこまではいいんですが、、、。得てして、職場に新人が入ると、次のようなことが高い確率で起こる。

 

「初めまして、新入社員のすこっちです。右も左も分かりませんが、元気だけが取り柄です!一日も早く、みなさんの戦力になれるよう精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」

 

と、通り一辺倒のやる気を前面に押し出した、当たり障りの無い挨拶で事なきを得る。そして、

 

「私が、すこっち君の教育係を仰せつかったばーぼん係長です。トウモロコシのように甘くは無いからな、よろしく!」

 

ってな感じで、そこそこ年数の経過した先輩が新人の教育係を拝命する。

 

順調に教育を受け、順風満帆のすこっち君。しかし、ミスを犯し、先輩から厳しいお叱りを頂戴する。

 

「こらあーなにやってんだよ、すこっち!なんで怒られているのか、分かってんのか!お前がしでかしたミスで会社はなー、えらい損害を被るんだぞ!会議室まで、ちょっと来い!」

 

と説教部屋行きのすこっち君。(-_-;)説教は延々30分にも及んだ。

 

すっかり落ち込んで、デスクに帰ってきたすこっち。と、そこで暖かく迎えてくれる同僚たち。

だが、問題はその励ました方にある。大抵の職場では、こんな感じでしょう。

 

「すこっち、大丈夫だよ、気にすんなって。だいたいあのばーぼんがさ、ちょっと厳しすぎるんだよね。教育係だからって、調子こいてるんじゃねーの。なんか、言い方がムカつくよね。今時さ、あーいう叱り方、流行んないから。時代遅れも甚だしいよ。あーちなみに、俺はああいう怒り方、絶対にしないから。今日は早く帰った方がいいよ。」

 

ずいぶんと詰め込みすぎの感もありますが、大方こんな雰囲気かな。?まあ、早く帰ることを促すのはいいんですが、みなさんどう思います?この慰め方。

 

これはあくまで、アタシの意見なんですが、こういうね叱った人を悪者に仕立てて、お互いの傷を舐め合うような励まし方ってよろしくないんじゃないでしょうか?だってさ、その人がきちんとした人間性が確立した方だと仮定した場合、新人を叱るという行為は自分のフラストレーションをぶつけている分けではなくて、明らかにその新人君のためを思って叱っている。だったら、その行為に対して周りも一定の理解を示してあげなければ、教育係なんてやってられないよ、自分の業務もあるのにさ。

 

だから、周りの励まし方の模範解答はたぶん、こんな感じなんだと思う。

 

「すこっち、大丈夫だって、気にすんな。あんなに厳しくお前のことを叱っていたけどさ、ばーぼん係長だって、なにもお前が憎くてあんなことを言っているんじゃ無いからな。お前のためを思ってのことだから。

変に受け取っちゃ、ダメだぞ。新人なら、誰しも通る道なんだって。俺が新人の頃なんて、あんなもんじゃ無かったよー。昔はパワハラなんて当たり前だったんだから。このぐらい、優しい、優しい。仕事が残ってるかもしんないけど、今日はさっさと帰ったら。」

 

現代は1億総「嫌われたくない症候群」である。上司であろうが、学校の先生であろうが、自分は悪者には成りたくない、嫌われたくない。だから、思っていても、気付いていても、注意しようとしない。結局は思い留まる。結果どうなるか?新人を甘やかす。周りも一緒になって甘やかす。そして、増長する。

負の連鎖の始まりだ。悪いのはアイツだ!俺たちは悪くない。だから、タッグを組もうぜ、俺たち仲間だろう。正義感を振りかざしたって、今どき流行んないよ。疲れないように、まったりとよろしくやろうぜ!

 

と、自分を攻撃するヤツは悪!守ってくれるヤツは仲間みたいな風潮が漂っている。是々非々が通用しない世の中。悪はまろやかだったら、万人受けするんだよ的なモードに切り替わりつつある。

 

そうして、ピリッとした辛さをどんどん無くしていって、最高の甘口カレーの出来上がり。

 

あなたはそんなカレーを食べたいと思いますか?

 

本来の辛いカレーを日本で独自に大衆向けにアレンジして、人気メニューとなった分けですが、日本人なら、今度は「嫌われたくない症候群」という甘いカレーを、誰もが好む辛い味に戻して貰えないですかねぇ~。(-_-;)