すこっち、過去の映画名作劇場「アンタッチャブル」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

さて、以前から続けております、すこっちの過去の名作と言われている映画を一通り見てみましょうキャンペーン。今回は結構題名だけなら聞いたことがあるかな「アンタッチャブル」を鑑賞しましたよ。(^o^)

 

「アンタッチャブル」って、英語だと「UNTOUCHABLE」つまり、タッチすることを否定する=「触れてはいけない」、「手出しできない奴ら」という意味になるんだそうです。

 

この作品のあらすじを簡単に説明します。

 

時は1920年~1930年。当時のアメリカには皆さんのような(?)飲んべえさんには信じられないような「禁酒法」なる法律が実在したのです。これ、別にお酒を飲んではダメ!っていう法律では無いんです。個人がお酒を家に置いておいて、飲むのは構わない。でも、アメリカ国内でお酒の「製造・販売・輸送」と輸出入を禁止したのね。まあ、でもそうなったら実質お酒は飲むなって言っているのと同じだよね。ちなみ、この法律は13年も続いたんだよ。

 

ところが、この「禁酒法」を金儲けのチャンスと捉える輩がいた。なにしろ、周りのカナダやキューバではウィスキーやらラム酒を作っていたし、飲んべえ需要も枯れる分けが無いからね。かくして、ヤミの密造酒で大儲けをしたのが、イタリア系マフィア。そのドン中のドンが聞いたことあるかな?「アル・カポネ」ってギャングの大ボスね。彼の年収は6,000万ドル(およそ216億円?)。彼がお金は持ってるわ、悪の限りを尽くすわで、お役所も市民もシカゴ中が震え上がってたんです。その闇の世界の帝王アル・カポネに堂々と戦いを挑んだ一人の捜査局(今のFBI)員がいた。それが、エリオット・ネスだ。彼が死闘の末に見事にアル・カポネを刑務所にぶち込んだという実話を元に作られたのがこの映画、なのです。

 

それじゃー行ってみるとしますか、すこっち流「アンタッチャブル」をブッタ斬りのコーナー。

 

その1 「シンプルなストーリーの構成は分かり易くて、面白い」

 

この作品、一応実話を元にして作られた映画なんで、非常に話がシンプル。早い話が誰もが手出しが出来ずに諦めていたギャングの大ボスを正義の味方がやっつけるという勧善懲悪を絵に描いたようなお話。んでもって、結構主人公のネスがカポネの反撃を喰らってピンチに陥る。あれ?どこか「半沢直樹」に似ているような、ってこっちが本家じゃないの?

 

その2「悪者は金の力で黒を全て白にしていたんだろうなあ」

 

アル・カポネは凄い!まあギャングなんで人の命もなんとも思っていないし、やりたい放題だったんだろうけど、密造酒を仕入れてくれないお店は爆破しちゃうし、邪魔者は平気で抹殺指令を出すし、へまをしたヤツはバットでぶち殺すし、警察署も市役所も賄賂でいうことを聞かせるし、挙げ句の果ては裁判所で陪審員まで買収する始末。こんな人が実際にいたんだねえ~100年前にさ。

 

その3「悪事を闇に葬らせず、合法で牢屋行き、さすがは民主主義の国、アメリカだ」

 

その2で述べたように、もはや誰もが「触らぬ神に祟りなし」。暗黒の世界で息を殺して死を待つしか無いと思われていたところに、救世主のネスが現れて、裁判でちゃんと立証して刑務所送りにする。この辺は凄いよね~。まさにリアル「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない」だよ。それに引き換え、今のアメリカに同じようなことは出来るのかな?ましてや日本なんて、、、。(-_-;)

 

その4「実話を紐解くと、映画と違ーう。(>_<)でも、そこがまた面白かったりして」

 

この映画だけを観ると、「じゃあ、エリオット・ネスはスーパーヒーローとして大統領にでもなったの?」なあんて思っちゃうんだけど、これが事実は映画よりも奇なりでして、決して順風満帆な半生を送ったのでは無いようだ。しかも、この映画の元ネタも彼が語った武勇伝を元に書かれた小説。他にも刑務所送りになったアル・カポネのその後なんてのも、調べてみると結構面白い。

 

とにかく、この作品は難しいことはなーんも考えずに観ても素直に楽しめるいい作品だった。

 

是非、ご覧になったことが無い方にはいつ誰に話題を振られてもいいように鑑賞をお勧めします。

 

ご覧になったことのある方は「駅の階段での乳母車のシーン」ね、が合い言葉かな?