どうも、すこっちです。!(^^)!
「中くらいの価値観」。ちょっと耳慣れない言葉かもしれませんね。
これって、例えば友達3人が飲み会を開いたとしましょう。
3人のうちの二人が高校野球の話題で盛り上がりました。
友達A「あの時のなんていう高校だっけかなー、ライトの選手が凄いバックフォーム送球してホームでタッチアウトになった試合があったよね。」
友達B「あー、知ってる知ってる。よくテレビとかの特集でも映像が流れたりするよね、あれ凄いよね。」
ここまではよくあるの飲み会の一コマである。
そのうちに友達Cが会話に加わる。ちなみに、Cは大の高校野球通だとすると、
友達C「あーあれね、1996年の夏の甲子園熊本工業と松山商業の決勝戦でしょう。延長10回裏1死満塁で、熊本工業の本多選手が放ったライトフライを直前の交代で入った松山商業のライトの矢野選手が矢のようなバックフォーム送球!タッチアップした熊本工業の星子選手が間一髪アウトになったというあの「奇跡のバックフォーム」のことでしょう!あれはねー〇〇〇〇、△△△△、□□□□、、、、。」
(以下、延々と友達Cの話が続く、、、。)
友達Aと友達B「無言、、、、、、、。(-_-;)」
これって、よくある飲み会あるあるかもしれませんね。
友達AとBは高校野球は嫌いではないし、興味もそこそこある。社会一般的なレベルの話には付いて行けるけれど、突っ込んだ話まで求めるほどでもない。
そうなると、AとBの間では何年の決勝戦でどことどこが対戦して、バックフォームをした選手が誰なのかなんてコアなところまで求めてはいない分けだ。
しかし、ここに高校野球通のCが加わって状況は一変する。彼の「劇団ひとり」による高校野球ネタが延々と披露されまくるというネバー・エンディング・ストーリーになってしまうのである。
世の中の一般ピープルの価値観とは、「なんとなく分かる」、「そこそこ知ってる」、「言われれば思い出す」ぐらいの「中くらいの価値観」を持ち合わせた人が大半なんだとアタシは思う。
会話の席では、実はこの「中くらいの価値観」同士での会話と言うのが一番心地良いような気がするのである。確かに、ここに友達Cのような存在が1枚噛んで、知らない事を聞くことで、一定の盛り上がりに拍車が掛かる場面もある。でも、それは友達Cの人間性にゆだねられる。彼がターボエンジン全開で高校野球の話をし出したら、二人は「ったく、ウザイなーコイツの話」としか感じられなくなっちゃう分けですから。
もちろん、友達Cみたいな人ばっかりが集まって話をすれば、それはもう「朝まで生高校野球」ってな感じになるのは間違いないんだろうけどね。
結局のところ、会話においては「上」過ぎず「下」過ぎず、ほどほどの中庸感辺りで会話を愉しんで、そこに多少「通」な人が介入したとしても、その人もちゃんと空気を感じられる人でそこそこで止めとくっていうのが、会話における「極上のレシピ」なのかもしれないですな。!(^^)!
あなたは、友達Cみたいな存在になっていませんよね?
あー、そうそうこの「奇跡のバックホーム」見たこと無い方は、是非ともYouTubeでご覧になってみてください!