どうも、すこっちです。!(^^)!
徒然草ってみなさんは知っていますか?「徒然なるままに~」から始まる鎌倉時代に書かれた兼好法師の随筆ですね。これって、アタシらは教科書で作品の一部しかお勉強をして来なかった分けですが、社会人になってからこの「徒然草」を読んでみると、「なるほど~」って思えることが結構あるのです。
以前ブログにも書いた「木登り名人」の話なんて、危険予知って意味では大変意味深な言葉だったりする。
今日は、大変ためになる「徒然草」の中から気になる部分を紹介しましょう。
「友とするに悪ろき者、7つあり」
さて、みなさんにはどれくらい友達と言える人がいるもんでしょうか?よく、小学生の頃に「一年生になったら~♪友達百人出来るかな?」みたいな歌詞がありましたが、今の時代においては問題になっているそうですよ!そもそも友達って多くいたからいいもんなのか?元気で明るくてはきはきして友達が多いヤツが健全で善玉だなんて、誰が決めたんだい?それって、当時は気付かなかったけれど形を変えた擦り込みと言う名の文部省や教育委員会の「パワハラキャンペーン」だったんじゃないのかなって思うのはアタシだけでしょうか?だってさ、友達を作りたいヤツは作ればいいし、作りたくないやつは一人でいればいい、ただそれだけの話でしょ。まあー、いつの時代もポジティブシンキングが善玉とされるんで、しゃあないんでしょうけどね。
さて、話を元に戻しましょうか。
徒然草の第117段に友とするに悪ろき者 7つあり」って言葉があります。
1.身分が高く尊い人
2.若い人
3.無病壮健の人
4.酒を好む人
5.粗暴勇猛な武士
6.嘘つきの人
7.欲の深い人
なるほど。まあ、アタシから言わせると、5と6と7は論外だね。そういう人、付き合いきれないわな~。
1はそうだね、アタシら一般ピープルって立場からすると難しいかもね。っていうか、そういう人とお友達になれる機会がそもそも無いし、それに気を遣いっ放しで心が休まらないと思うわ。憧れるけど。
次に2ですか。これって難しいよね~。相手が若すぎると精神年齢がどうとかっていうことよりも、今まで積み重ねてきた自分の世界観をリスペクトしてくれるような若者だったら、全然ウェルカムなんですけど、平気でタメ口を使われるような若者とは上手くやっていける自信はないですな~。(>_<)
次3ね。う~ん、元気印は素晴らしいことだけど、同病相哀れむって言葉があるように、人間は傷のなめ合いが好きな生き物、日本人はなおさらその傾向が強いんで、「私、去年〇〇を手術しましてね~。」
「あらそうなんですか、私も〇年前にやりました。」みたいな方が、フィットしやすいって気がしますしね。
さて、問題は4ですねって、えっ?これって、アタシも当てはまるじゃん、どーすんのよ!
う~ん、どうして7人のうちの一人にこの条件が入っているのかしらね~。どうやったって、全人口に占める「お酒愛好家」の割合って選挙の投票率よりも上だと思うんですけど、、、。(-_-;)
この辺の見解をタイムマシンで鎌倉時代に行って、兼好法師さんに聞いてみたいんですが、まあ兼好さんはお酒とか飲まなかったので、度を超えて呑んで、乱れる人の姿を見て嫌悪感を抱いていたのかなあという都合の良い解釈とさせて頂きます。
確かに私自身もお酒は飲みますが、呑んだ席で度を超えてスーパーサイヤ人、さらにはスーパーサイヤ人3とか4とかになっちゃう人とは、お友達にはなりたくないもんなー。何事もほどほどが一番ですから。
だいいちそんなことばっかやってたら、お金が持たないし、体が持たないし、病気になるってね。
社会人生活も長くなり、家庭の有る身となりますと、なかなか友達というのは作れないものです。
なので、何かの席でお知り合いになった方と親しくなった時には、今日の7つを思い出してみてください。
でも、まさかあなたが「悪ろき者」ってことは無いですよね?