今日は、徒然草の「木登り名人」の話を紹介します。
(けっこう深イイ話なんですよ~。)
木登り名人がある人を木に登らせた。
危険なところでは何も注意はしなかった。
ところが、地上2メートル足らずの高さに降りてきたときに、
「けがをするな 用心しろ!」と名人が注意したので、
「これぐらいの高さなら飛び降りても平気でしょう。」と答えたら、
名人は答えた。
「目がくらんで枝が折れそうなところは誰でも用心するが、
けがは簡単なところで起こる。」
「蹴鞠(けまり)でも難しいところをうまく蹴ってから、簡単なところで
蹴り損なうからな。」
どうです?とても短い話なんだけど、的を得てますねえ~。
なにごとも、間違いというのは心の油断から起きるものかもしれないですね。!(^^)!