4/7(日)仙台城ガイド活動報告 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

今日4/7は2019年度私、すこっちのガイド初めの日なのでありました。

 

いやー昨日の強風吹き荒れる天気とは打って変わって、今日の仙台城は晴天そのもの。やっぱりね、アタシは持ってるわ、晴れ男のDNAってやつをさ、あらためて確信したよ。(笑)

 

昨日のブログに書いたガイドのスローガンのトップである、「演出を取り入れた楽しいガイド」ですが、今日はアタシが午前中だけというのと、出勤者(?)が9名ほどいたので、ガイドをする機会も少なかったこともあり、スローガンを実践するという形には至らなかった。

 

今日は騎馬像前の写真撮影のお手伝いからスタート。まあ、ウォーミングアップにはこれがちょうどいい。

いくら、3/17に「仙台城謎解きツアー」でオープン戦は済ませた身とはいうものの、シーズンオフの4か月間であたしのガイド感覚も相当鈍っているのもまた事実。お客様との距離感を掴むという意味でも、この「シャッター押し」は貴重なルティーンでもあったりする。

 

今日の「シャッター押し」をしていて、新たな発見がありました。外国人(アメリカかな?)観光客のシャッター押しを手伝った時、「騎馬像のバックにある桜も入るようにして欲しい。」(日本語ね)とリクエストを受けたんです。「そうすると、人物の全体が入りませんよ。」(もちろん日本語)と言ったら、「人物は上半身からでいいから、桜を入れて欲しい。」って言われたんです。

 

なるほど、フツーの日本人は騎馬像と人物が写真に収まればOKと思っているけれど、外国人はやっぱ桜とセットの騎馬像、そして自分たちって絵が欲しいんですね。いやー、こういう発見もガイドをやっているから体験出来るってことだったりするんです。

 

その後はガイドをする機会もそれほど無いかと思っていたんですが、最後の最後に来ましたね~、濃いいィのが。奈良から来たという女性二人組、年齢は30代ぐらいかな。そんな二人に大広間の説明を皮切りにいろいろと説明を始めたら、これが、けっこう城好き、歴史好きの方のようでして、かれこれ20分ぐらいは話をしたでしょうか。その後、大河ドラマ独眼竜政宗の視聴率ネタの話をしたところ、どうやら大の大河ドラマ好き。アタシのフリップを見ながらの大河談義に花が咲きました。(満開!)

 

そこで、終わりにしてもよかったんですが、奈良在住ということで、アタシが前から気になっていた質問をぶつけちゃいました!それは、「奈良って掘ったら、遺跡やらなにやらがやたらと出るって本当なんですか?」という質問。この質問を在住の人に聞ける機会って、宮城県に住んでたらまず無いでしょ。(>_<)

 

彼女の回答はこうでした。

 

今は掘って出て来たら、届け出ることが法律で定められているのですが、ウン10年前は出て来てしまった場合、工事がストップになったり、工事の場所を変えたりした場合、その負担は全部地権者の負担になっていたんだそうです。そうなると、地権者は大出費!ただごとではありません。なので、実際に出てきても埋め戻したり、そのまま工事を続行してちゃっかり建物を建てちゃったりしていたのだそうです。

 

庶民感情としては、なんとなく分かる話ですな~。

 

しかも、学者さんが明らかに埋まってそうだなっていう畑があったりした場合、地権者にお願いして畑として使用しない冬場だけ発掘調査をして、何も見つからなかったらまた埋め戻して畑として地権者にお返しするなんてこともしているんだとか。(地権者は畑として普通に使えれば問題ない分けだからね)

 

ここ最近、飛鳥時代のこんなものが出て来ました、あんなものが出て来ましたって言うニュースって、実は以前にとっくに掘り出していたんだけど、なにかと面倒になるんで見なかったことにしたっていうのが本当のところらしいです。

 

つくづく、奈良に住んでる人って大変なんですね。(-_-;)

 

文化財保護を優先するか、地域の発展を優先するか、なんとも悩ましい問題であります。

 

仙台城の桜もわずかですが、花開き始めました。

 

来週末あたりが騎馬像のバックに桜というシャッターチャンスかもしれませんね。!(^^)!

 

以上、なにかと発見の多かった今日のガイド活動報告でした~。