どうも、すこっちです。!(^^)!
風が強い、強い。もう、台風並みですでに電車とかも止まってるようですな。
確か、ドラクエの呪文にこういう強い風を起こすような呪文ってなかったっけか?(バギクロスかな)
まさにそれを体感したかったら、外に出てみることをお奨めします。(が、何が飛んでくるか分からないので危険です)
さて、私の所属する仙台城ガイドボランティア会もいよいよガイドシーズンが解禁となります。
新年度を迎え、新しい元号も決まり、新入ガイドも加わり、新たに仙台城を訪れる方をお迎えする準備も整ったというところでしょうか。
では、ここで私すこっちの今年度のガイドスローガンを発表しちゃいます。!(^^)!
3つあります。
その1 演出を取り入れたガイド像の追求
これって、アタシの永遠のテーマなのですが、ある程度の回数を重ねると一通りのガイドは出来るようになるんです、同じ場所で同じようなことを話す分けだからね。お客さんは観光客がメインなので、一期一会。リピータにはならないので、通り一辺倒のガイドでも何ら問題はないんだと思うんです。
でも、それだけじゃあカラーが無い、面白味が無い。だって、仙台城には石垣と騎馬像しかないんですよ。ガイドの説明が無かったら、「日本三大がっかり観光スポット」って言われても反論がしづらい。(>_<)
当然、ガイドの存在意義っていうハードルは建物があるところよりも高くなる分けです。
よくよく考えれば、お客さんと出会えたのも奇跡であれば、担当することになったのも又奇跡!限られた時間を共有するのであれば、その時間を大切にしつつ、楽しんで頂けるような最大限のパフォーマンスをして、お客様を仙台城から帰してあげたいとアタシは思っている。
なので、ガイドの説明のところどころにお客様も参加できるような「遊び」感覚を取り入れた楽しい仕掛けを盛り込んで行きますよー、どんな演出なのかは、ヒ・ミ・ツ。
その2 ガイド説明に新歴史認識を散りばめる
これ、昨年あたりからすでに始めているんですが、要はアタシらが教科書で習ったような歴史認識が今、大変なことになっている。「聖徳太子の絵は別人だ!」(一万円の立場って?)とか「騎馬武者の馬ってポニーみたいだった」とか「足利尊氏の絵も別人だ!」とまあ、「暴露天国ニッポン」がどんどんちゃぶ台返しをして、面白がっている。
まあ、これはこれでイイんです。歴史研究のクオリティが向上したってことなのでね。だけど、私たちガイドも頭を切り替えていかないといけない。私も以前ブログに書いたけど、政宗の逸話なんて盛っている話がほとんど。だから、注意して取り扱わないとお客様の方から「えっ?確かそれって実は〇〇なんですよね、テレビで見ましたよ。」なんて反撃に合ってしまう。
だから、これからは「こんな説が一般的ですが、最近ではこういう説もあります。」的な説明を加えていく必要があるんだと思います。
その3 「後の先戦法」
はい!また、すこっちの独りよがりワード出ましたね。みなさん、呆れないで着いてきてね~。(>_<)
「後の先(ごのせん)」って聞いたことありますか?あの大横綱双葉山が得意とした理想の立会いの事なんですけど、要は相手より一瞬あとに立ちながら,あたり合ったあとには先をとっている相撲の立ち合いのことで、出足が本物なら,一瞬先に立った相手に対して,遅れて立ったほうが低くいい角度で入ることができるってことなのですって。
これをガイドに当てはめてみると、、、
仙台城には多くのお客様がいらっしゃる。でも、そこで自分のペースに持っていこうとしてガイドを始めてしまったらNG。大事なことはお客様の年齢や性別、どこから来たかとか、個人なのか団体旅行なのかなどいろんな条件設定をインプットして、お客様との会話の中から歴史の興味度をつかんで、ニーズに合わせたガイドを進めていくってことなんです。
つまり、先にお客様が先に立って、後から私がそれに合わせてガイドを進めていく「後の先」戦法。分かって頂けましたでしょうか?まあ、双葉山と一緒にするな!というお叱りを受けるかもしれないけれど、白鵬も目指したけど、未だ至っていないようですから、白鵬が先かすこっちが先か競争ですね。!(^^)!
以上が、今年度のすこっちのガイドスローガンになります。
フツーのガイドだけじゃあ、面白くない。聞いている方も、やっている方も楽しくないとね。
私が担当したお客様には、お別れの最後にこれだけはお伝えしたいと思っている。
現存12天守ってご存知ですか?江戸時代からある立派なお城ですよね。
でも、そのお城を建てた人、城主だった人、誰か一人でも知ってますか?挙げられますか?
ほとんどの人が出て来ないでしょ!
じゃあ、この仙台城を建てたのは誰でしょう?
みなさん、声をそろえて 答えをどうぞ!
そう、伊達政宗ですよね。!(^^)!