「努力と根性」が見直されてもいいかもよ | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

アタシが社会人になって、お金もそこそこ使えるようになり、遊びもそこそこ覚えて、お酒もそこそこ飲めて、時間の楽しい使い方というものを謳歌していた頃、音楽界において先頭をひた走っていたのは間違いなく、SMAPだったんだと思う。

 

そのSMAPの14枚目のシングルとして発売され、大ヒットしたのが「がんばりましょう」という楽曲だった、1994年9月9日の発売なんだね。冒頭のDaDaDaで始まる部分が何と言っているのか気になってしょうがなかったりしたけど、全体的にはけっこう古風な歌詞だったように思うし、クールでドライな気質を良しとする今の風潮からしたら、「がんばりましょう」って題名がそもそもダサいと感じられるのかもしれないですな。

 

そんな、「がんばりましょう」の歌詞の中に「東京タワーで昔 見かけたみやげ物に はりついてた言葉は 努力と根性」という歌詞がある。これ、今となっては「スポ根」という言葉さえ死語になりつつある中で、「努力と根性」まで登場させちゃうところが凄い!!(^^)!当時は人気絶頂のSMAPにそのミスマッチを唄わせるところに意義があったのか?それとも、まだそのセリフにニーズがあった時代だったのか?

 

いずれにしろ、今となっては、まかり間違っても歌詞として復活するなんてことは、SMAPの再結成と同じぐらいあり得ないことなんでしょうけど、この「努力と根性」見直されてもいいんじゃないかしら?

 

歴史は繰り返すっていう言葉もあるんだからね、「努力」も「根性」も決して水っぽい代物ではないし、十分にメインディッシュとしてとんかつに匹敵するぐらいの存在感はあるんだと、アタシは思う。

体育会系のノリというのは、あんまし好きではないけれど、「何のため?」と思ってやらされたうさぎ跳びやアヒル歩きや階段登りなどなど、今思えばそれは、「やんだぐなる気持ちを抑える」ための精神修養の場だったんだとも思える。若い人たちって、すぐに諦めたり、表情や態度に出たりするからね。

 

「根性」も「なにくそ!」、「負けていられるか」っていう気持ちを熟成するためのワンステップだったと思えば、けっして色褪せる言葉でもなんでもない。現代の世を生きるみなさんが考え方も生き方も渇ききっている(スーパードライってか)からこそ、この「努力と根性」という言葉を噛みしめてみるというのも、悪くは無いのではないかな~と思う、今日この頃です。

 

実は、あらためて、この「がんばりましょう」の歌詞を見てみると、あることに気付いたのです。

 

「かっこいい」が1回なのに対して、「かっこ悪い」が3回出てくる。

 

冒頭の「かっこいいゴールなんてさ」に対して、

 

「かっこ悪い朝だってがんばりましょう」

 

「かっこ悪い朝からとにかく始まる」

 

「かっこ悪い毎日をがんばりましょう」

 

このことから察するに、かっこいいのなんて最初だけ。あとはかっこ悪い日常が続くものなのです。だから、そのかっこ悪い日常を精一杯がんばってコツコツ生きて行ける人が、「カッコいい人」なんですって。

 

あー、なんか久々にこの歌、唄いたくなってきたな~。カラオケでも行って唄っちゃおうかな~♪!(^^)!