すこっち映画ナゥ「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

今日紹介する映画は、今や話題沸騰!結構注目株の映画、「ボヘミアン・ラプソディ」です。

 

伝説のロック・バンド「Queen」。

 

ボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなったのが1991年(45歳)だから、その頃アタシは社会人に成りかけだったかな。曲を聴けば、「Queen」の曲はCMやドラマなどに結構使われていて、耳覚えがあるものばかりなんだけど、当時はあんまりロックというものに目が向いていなかったので、実際にはリアルタイムの「Queen」というものをアタシは知らない。

 

だけど、それだけ多くの人に影響を与えたバンドであり、ボーカルのフレディの伝記的な映画というんだから見ない分けにはいかない。

 

映画を観たという人の感想(ラジオ情報)を聞くと、「泣けた」とか「感動した」って感想が目白押しのこの映画なんだけど、ズバリ!鑑賞して分かりました。「泣きます。」そして「感動します。」(>_<)

 

彼も最初から順風満帆という分けではなく、両親(とくに父親)に疎まれて、悶々とした日々を送っていた。

(いつの世も、どこの家庭も似たようなもんなんですな。親と子って年頃の時は分かりあえないもの)

 

それが、あるバンドのボーカルが抜けたことをきっかけに自分を売り込んで、ボーカルデビューをする。

そこから快進撃の序曲がスタートする分けなんだけど、分かんないもんだよね人生なんてなにがきっかけで階段を昇って行くかなんてね。(常に準備は必要だってことだね)

 

飛ぶ鳥を落とす勢いでアルバムはヒットし、全世界をツアーで巡り、頂点を極めた「Queen」。

 

けれど、彼の人生は波乱万丈だ。「天才は孤独なり」ってよく聞くけど、彼も孤独を敵に回して葛藤をしていたんだなあ~というのがこの映画を観るとよく分かります。

 

孤独な天才が陥りがちなのが、独りよがりというか「天狗」になっちゃうってやつね。ご多忙に洩れず、彼もバンドのメンバーとの確執からシングルアーティストとして勝手に契約を結んでしまう。

 

「Queen」は空中分解。

 

う~ん、どうして我の強いアーティストってこうなっちゃうんでしょうね。もうちょっと、自分を自制するってことが出来ないもんなんだろうか?大体パターンからすると、酒に溺れ、タバコに溺れ、ドラッグに溺れ、女に溺れ(彼の場合はバイセクシャルなので男ね)っていうパターン。この映画でも、舞台以外でフレディが登場するシーンはタバコを吸っているか、酒浸りか酔っぱらっている。挙句の果て、バンドの打ち合わせで他のメンバーはちゃんと集合しているのに、彼だけ平気で遅刻して来て泥酔状態。そりゃあ、メンバーの堪忍袋の緒も切れるわなって思うよ。

 

そうして、体調が悪くなったり、血を吐いたりしてしまうフレディ。この頃にはもうAIDS(エイズ)に犯されていたんでしょうね。そうなんです、健康の大切さ、大事な人の大切さ、メンバーの大切さに気付いた時には、、、。ってやつですよ。後悔先に立たず(まー本人は後悔してないのかも)

 

映画のクライマックスはウィンブリースタジアムに15万人の観客を集めて行われたライブ・エイドと呼ばれるチャリティコンサート。名立たるアーティストが集まるこのイベントに滑り込みで出演を決めた「Queen」なのですが、、、。

 

もうね、このシーンが圧巻、そして脱帽です。とにかくね、会場の臨場感とパワフルなQueenのステージが目の前で演じられているかのような錯覚に陥ってしまうほどの迫力なんですわ。そして、彼の残り少ない命を削るかのような魂に火を灯したステージがですね、観ていて自然と涙が溢れて来るんだよね~。

(実際に映画館では声をあげて泣いてる人がいた)

 

後でこの実映像をユーチューブで観たんだけど、いやー見事なんだよ、コピー度合いが。ほとんどそっくりじゃん、って感じ。監督を始めとした製作スタッフには恐れ入りましたです。m(__)m

 

あれから、27年も経っているというのに全然色褪せないし、今でも十分に通用する「Queen」の楽曲の数々。思えば、アタシら団塊ジュニアという世代は文化的にも音楽的も大変恵まれた環境にあったというのに、ティーンエイジャーの頃にはその価値に気付かずにただ通り過ぎて来てしまっていたんだなあ~ということをあらためて実感させてくれましたね、この映画は。

 

今の世代というか、平成生まれのみなさん、平成の世に生きるみなさん。今こそ「故きを温ねて新しきを知る」ですよって。あなた達は今を生きている。これから先の人生も当然ある。でも、通過してきた歴史、時代の中に優れたキラ☆のような音楽、小説などの作品というのは山のくらいある分けです。

それを、そのまま見過ごしてこの先の人生を生きるのか?それともそんな宝の山をちゃあんと掘り出して、自分の感性や人間性を磨く砥ぎ石として使うのか?それは、あなた次第なのですよ。

 

このボヘミアン・ラプソディ。当然「Queen」を知っている人も、知らない人も観ておいて損は無い、楽しめる作品です。是非とも映画館に足を運んでみて頂きたい。

 

Queenの曲がカラオケでまともに歌えたら、カッコいいだろうね~。!(^^)!