世の中にはびこる「迂回叱り」よくある光景です。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

世の中というものは、どうしてこうも理不尽な仕組みで成り立っているんだろう、と思う瞬間ってありませんか?

 

例えば会社。職場に何となく自己主張が強くて、ジャイアン的な立ち位置の人がいたとする。回りの同僚もその存在に嫌悪感を抱いているんだけど、面と向かっては誰も文句は言えない。ある時、彼の行動に対して問題点を感じた上司。でも、面と向かってその人には注意をしたりはしない。

 

その結果、どういうことになるかというと、上司は言いやすいある特定の人に対して叱責したり小言を言ったりということをやり出す。いわゆる「迂回叱り」というやつだ。ジャイアンには面と向かって注意は出来ないので、物分りの良い、文句を言いやすい、それでいて世渡りと言うか立ち回り方が上手でない人をターゲットにしてこの「迂回叱り」を仕掛ける。

 

やる方の上司はそれで「スッキリ」ストレス解消になるんでしょうが、やられた方はたまらない。「どうして、アタシに言うのよ!それって、本人に直接言ってよ!」社会人の誰もが経験する理不尽さ、それが「迂回叱り」だったりする。

 

結局、そのジャイアン的な当事者には何一つ問題提起はなされず、問題はずーっと棚上げ状態だ。ターゲットにされる周りはフラストレーションがどんどんと溜まっていく悪循環に陥る。

 

たぶんこれが外国だったりすると、ひょっとして言いたいことをオブラートに包んだりすることも無く、ストレートな物言いをしたりするんだろうけど、そう、この国は「和をもって貴しとなす」日本と言う国。だから、物分りが良くて、要領の悪い人が損をするような仕組みがいつの間にか出来上がってしまった。

 

いやんなっちゃうよね、やってられないよね。こっちとらさ、正直に生きているのに。結局は、世の中ペッキングオーダーに支配されているってことなのかよ!って思っちゃう。

 

でもね、そういう時こそ精神的な優位性を持ちましょう。だって、そういう事をやる上司だってことはですよ、「あ~コイツ結局雷の落としどころが無くて、アタシに落としてきたんだな。」って思えれば、はっきり言ってその上司のマインドまで、あなたのハードディスクの中の一フォルダだってことでしょ。

 

ジャイアン的な立ち位置の奴に対してだって、「俺がお前の雷受けてやっているんだぞ」って思えれば、それも、あなたの中の一フォルダに過ぎない。

 

世の中を生きていくということは、「理不尽と上手く付き合う」ということ。それが出来ないと、どんどんフラストレーションを溜めこんで、いずれは人生のリセットボタンを押したくなってしまうもの。

 

人生には復活の呪文もコンティニューモードもあるにはあるが、そのリカバリーには相当なHPもMPを消費する。それよりは、まず目の前の事に一喜一憂するよりも、「失意泰然・得意平然」を心掛けて、自分のアップデートに磨きを掛けた方がいい。

 

たぶん、認知するしかないんだと思う。

 

「迂回叱り」これは、日本の文化なんだと。(-_-;)