すこっち探検隊が行くto「売茶翁」(ばいさおう) | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

はい、ひさびさのすこっち探検隊。今日はアタシが前から気になっていた知る人ぞ知る仙台の老舗の和菓子屋さん「売茶翁」(ばいさおう)に行って参りましたよ~。

 

さて、ここで質問です。仙台市若しくは仙台周辺にお住まいの方でこの「売茶翁」って和菓子屋さんを知っているって方、どれぐらいいるのでしょうか?たぶん、茶道とかをやられている方だったら、和菓子が欠かせないんで、ご存知の方もいるかもしれませんが、ほとんどの方が「えっ、何て読むの?ばいちゃ、う~ん読めないな、なんて感じなんでは?

 

この店名の由来にもなっている売茶翁(ばいさおう)って江戸時代の黄檗宗(臨済宗)お坊さんでして、煎茶の中興の祖と呼ばれていた人なんだそうですよ。この人が一時期、仙台の萬寿寺で修業をしていた時にお店の初代と交流があり、初代が「師」と仰いで教えを乞うていたことから、店名に名前をもらったとされています。

 

このお店、何が凄いって老舗中の老舗なんだけどまず、電話番号を公表していない。お休みは毎月1日と16日の2日のみ。店内は完全禁煙。自慢の和菓子はお店に出向かないと味わえないのです。

 

場所は仙台市民会館前の道路を挟んでちょうど向かい側。こんなところに、こんなお店が?ってな感じで存在している、それが「売茶翁」なんですね。

 

なんとも看板が控えめだけど、うーん歴史を感じさせるなあ~。

門をくぐるとこんな感じ

はい、これがお店の入口です。

 

いや、いいわ~。もうね、こういう雰囲気って好きだなあ。都会の喧騒の一角に佇む和菓子屋ってタイムスリップ感がハンパないですわ。

 

さっそく典型的なねりあんの和菓子と最中を注文。雰囲気ついでに抹茶も追加しました。それが、こちら。

 

 

奥にあるのが皮も手作りの最中(もなか)になります。

 

早速、実食!これがですね、変な甘さも無く、もう伝統的な和菓子の味って感じね。お菓子と言うと短時間で食べてしまう人が多いけど、さすがにこれは、一口一口味わって食べないともったいない感が、、、。

 

そしてね、この手作り最中。皮も手作りなんでしょうなあ、香りが良いし、皮がしっかりしている。そして、中のあんこは粒あんなんですが、う~ん、存在感抜群の腰の据わったあんこなのです。この皮とあんこのコラボレーションが翼くんと岬くんぐらいしっくりくるパス交換を奏でているんです。合間にすする抹茶もまた和菓子との相性もピッタリ!

 

さらに、座敷の上の方を見渡すと、壁にはな、なんとこんな絵が飾ってあるではないですか?これって

 

 

そう、分かる人には分かる。江戸時代の仙台城下芭蕉の辻にあった城郭風の高楼の建物4棟じゃあ、あーりませんか!おおーこれは、大変貴重なものですこと。う~ん、恐るべし「売茶翁」

 

実はここには一番の売れ筋商品である自慢の「どら焼き」があるんだそうですが、休日の次の日は作っていないんだそうで、残念。(>_<)でも、大変レアなお店を私自身にインストールが出来たので、大変貴重な体験でありました。(どら焼きは必ず、リベンジするぞー。)

 

知らなかった人、興味を持たれた方、ぜひとも足を運んでみてはいかかでしょうか?

 

あなたが忘れかけていた和の心を、ひよっとすると取り戻せるかもしれませんよ。!(^^)!