博多の歴女 白駒 妃登美さんの講演会に行ってきました。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

さて、今日の仙台はと言えば、定禅寺ジャズフェス一色だったのですが、私は以前から申し込んで当選した博多の歴女として有名な白駒 妃登美さんの講演を聞きに行って参りました。

 

この講演会、なんと応募が1,000通あったんだそうですよ。そんでもって見事当選したのが500名。つまり、1/2の確率だったってこと。いやー超プレミアなんですわね~。会場を見渡すと例によって例の如く60エイジオーバーの方々が多いこと、多いこと。もったいないね~、若い人にこそ聞いて欲しい話がてんこ盛りだったのに、、、。

 

はっきり言って、アタシはこの白駒さんっていう人がどんな人かって全然知りませんでした。まあ、講演会が無料だというのと、歴女だというので、興味があって聞きに行ったわけなんですが、のっけからこの白駒さんの素晴しさを思い知らされました。

 

彼女は学生時代から歴史と言うか、偉人の名言に興味を持っていた。でも、詳しい歴史の流れみたいなのにはそれほど詳しいわけでは無かった。キャビンアテンダントを経て結婚、出産。歴女としての仕事も徐々に軌道に乗り始めた矢先、な、なんと子宮頸がんになってしまう。さらに、肺に転移。余命○年との宣告を受けた彼女が辿り着いたのが、歴史の偉人の生き方を今の自分と重ね合わせて、一般の人に歴史を通して命の大切さを伝えていくとう境地だった。

 

だから、白駒先生の話しって、聞いていてとにかくズシン、ズシンと心に響いてくるのです。もうね、話の熱量が全然違う!魂の叫びと言うのか、訴える情熱がね、ヒシヒシと伝わってくるんですもの。講演の最中も話をしている白駒先生本人が感極まって涙ぐんだりするんです。これって、演技でもなんでもなくて、話に出てくる登場人物の生き方に琴線が反応しちゃってるんだね。こんな講演見たことないですわ。

 

そしてね、まあ当然って言えば当然なんだけど、物をよく知っていらっしゃる。これは、単なる歴史上のことだけじゃあなくて、あらゆることに対して詳しく説明出来るように、ちゃあんと準備がなされている。これって、アタシもガイドをする時に感じていたことなんだけど、歴史って今も昔も時代が変わっても人の感性とか感覚ってそれほど変わってはいない。全ての事に関連性があるわけで、いろんなことに興味を持って、いろんな知識をストックしておかないと、話の面白味というのはいざという時、発揮出来ないんです。

 

他にも勉強になったことは山ほどあるんですが、その中でアタシの心に響いた話を紹介します。

 

1.素直さは最大の知性

 

これは、彼女の祖母の教えだそうです。そうなのよね、素直さって大事なんです。昨今、ひねくれ者の割合が多くなってますけど、アタシも「素直さ」は究極のリーサルウエポンだと思っています。

 

2.自分にとって大切な人のために知識や才能を使う、命を使う。

 

これも同感です。あなたも、誰かに何かをしてあげた時にホワンと胸のあたりが暖かくなるでしょう。

そんなカタルシスを大事にしていきましょうってことなんですよね。

 

3.今、目の前のことは困難ではない。だって、それは自分の未来のために必要なことだから。

 

おっしゃる通り!ネガティブ派かポジティブ派かってことにも絡んでくるんですけど、西郷隆盛が沖永良部島に島流しにあったのは、明治維新を完遂させるために必要だったという話を紹介されていました。

 

4.恩を感じるセンサーを働かせて、恩に報いる、恩を返す生き方をする

 

日本には「鶴の恩返し」のような恩返し話が多いよね。これって別に見返りを期待している分けでは無くて、自然な善意の心なんだよね。日本にはもともとそういう助け合いの精神っていうDNAが備わっていたはずなんだけど、、、。(-_-;)

 

いやー、講演会のプレミア感ってホント講師次第なんですけど、今回は、話し方からネタからしぐさから話す熱量から、パーフェクトでした。すこっち的には満点をあげたいくらい、魂の授業でしたわ。!(^^)!

 

私も思わず、会場で販売されていた彼女の書籍を買って、サインまでもらってしまったんですけど、皆さんも良かったら、白駒妃登美さんの本を読んでみてはいかがでしょうか?