県営宮城球場の「アイス魔人」をあなたは知っていますか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

W杯でみなさん、盛り上がっておりますでしょうか?昨日、たまたまテレビを付けたらブラジル対コスタリカの試合をやってまして、それも後半終了間際。コスタリカの粘り強い守備とGKにイイね!あげたいぐらい頑張っていたんだけど、アディショナルタイムの最後の最後でブラジルにやられちゃったわね。

こういうのを見せられしまうと、やっぱりブラジルって横綱は横綱の存在感があるんだね~って思ってしまいます。逆に言うと、アルゼンチンさんはもう噛み続けたガムの如く、味気無くなってますわね。(-_-;)

 

さて、サッカーの話題はこのくらいにしまして、今日はアタシの耳に今もまとわりついて離れない、現在は楽天生命パークと名を変えた楽天のスタジアムが「県営宮城球場」だった時代の思い出話を披露したいと思います。

 

今や、楽天さんがお金を掛けて立派な球場に生まれ変わってますが、「県営宮城球場」の時はホントに古めかしい単なる地方球場だった。過去にロッテが準フランチャイズにしていたとは言っても、球場としては狭いし、観客が座るベンチは階段みたいな石ベンチだった。だから、アタシみたいな尻にお肉の無い人はホント長時間の野球観戦なんて罰ゲームみたいなもん。

 

そんな、ツッコミどころ満載の「県営宮城球場」だったんだけど、未だにアタシが忘れられな~い思い出があるのです。それは、そこで行われた対戦カードや試合の内容などではありません。

 

そう、表題にも書きましたが、ここには「アイス魔人」がいたのです!

 

はて、何のこと?とお思いになるかもしれませんね。まあ、早い話が夏の時期、プロ野球の試合がたまにしか行われない宮城球場のドル箱といったら、夏の高校野球の宮城県大会だったわけです。

今はどうだか分かりませんが、当時は1日500円払うと1日試合見放題だったのね(最大4試合)だから、朝からずーっと入りびたりって人もいた。まあ、いい娯楽だったんですね。

 

そんでもって、この暑い夏にアイスを売りに来る元気な名物おじさんがこの宮城球場には居たのです。

アタシは個人的に「アイス魔人」と名付けていた。じゃあ、どんな風に名物だったのかと言うと、「アイス買わなぇすか~。」ってな感じで近寄って来て、売れると、「ほら、アイス~まだ売れた、まだ売れた~。」てな感じでひじょうにテンポの良い軽快なリズムで売り子を演じているのです。そして、またアイスが売れると、「ほれ、アイス~まだ売れた。」と小気味の良いノリで唄いながら去っていく。

 

不思議とこの調子に乗せられて周りにいる人はけっこう、この「アイス魔人」からアイスを買うんですよ。今からすれば、そんなシャレた味でもなんでもなくて、単なるアイスキャンデーなんだけど、なんか買っちゃいたくなるのよ(実際、アタシもずいぶんと買っちゃいました)

 

これは、たぶん、実はこのおじさんの「アイス~まだ売れた」が聞きたくて、買っていた人っていたと思うんですよね。ある意味、これが計算された上での仕業だとしたら、なんてクレバーなんでしょう!

 

さすがにあのおじさんも、年齢的にご存命なのかどうか分からないですけれども、もしお会い出来るのであれば、あの名調子をまた、聞かせて欲しいものであります。!(^^)!

 

アタシのブログの読者はごく少数ですが、どなたかこの「アイス魔人」のことを知っているという方がおりましたら、ぜひとも御一報を頂けるとアタシも、嬉しいです。

(たぶん、アタシと同年代か上の世代の人だったら、分かる人がいるかもね)

 

売り子って、個性をウリにするのってある意味武器になるってことなのでしょうかね。

 

アタシの中で、「アイス魔人は永遠に不滅です!」