どうも、すこっちです。!(^^)!
昨日は華やかに晴れ晴れしく、バラ祭の話題について書きましたが、実はその前日、アタシはもう一つの気になっていたミッションを実行しに仙台に足を運んだ。
そのキーワードは「パルムドール」なのです。もう、分かりましたか?えっ分からない?まあ映画にあんまし興味のない人にとってはそうかもしれませんが、ニュースで話題になってますよね、是枝裕和監督の「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したんです。
先行上映がこの土日にされたんで、好奇心旺盛なアタシは早速例の内館牧子さんの対談を終えた帰り足で仙台に寄り、カミさんと一緒にこのパルムドール受賞作品を鑑賞した。
アタシは別に映画界の関係者でも無いし、どこに対する忖度も発生しないのでこの映画を観た率直な感想をこの場を借りて言わせてもらいます。
観終わったあとのアタシの第一声は、、、、、、「何これ?」である。
さらに、続けるならば「えっ、これで終わりなの?」、「っていうか、???なんですけど。」
「はあっ?これがカンヌの最高賞?意味わかんないです。」、「いったい、何を伝えたかったの?」
はっきり言って、面白さを感じない、感動も無い、泣けもしない。(あ~音楽も無いからこの映画)
いったいぜんたい、この映画のどの辺がその「パルムドール」とかいう最高賞の評価を得たっていうんでしょ。一応、言っておきますけど、この感想はアタシもカミさんも一致してます。それに、映画を観終わって帰っていく人の反応もほぼほぼアタシらと同じだなって感じがしましたよ、「なんだこれって?」
この映画のよろしくないところは、一言でいうと「不親切」の一言に尽きる。
まったりと始まるこの映画を観ている人は、家族構成が実は○○なのかなあ~みたいなことはなんとな~く感じ取れてはくるけど、最後まではっきりとした説明は一切無いし、種明かし的な回想シーンも無いので、結局は釈然としないままに映画は終わる。そして、映画として一番肝の部分である「テーマ」。ずばり、作者(監督)が観てくれた人に一番伝えたかったことというのは、、、お客にブン投げっぱなしなのです。
つまり、「私はこういう映画を作りました、あとは観た人がおのおの自分の感性で感じ取ってくださいね。」的な映画の締めくくり方をしているということなのです。これって、卑怯だよ!
まあね、世の中にはいろんな映画があるよ、ドキュメンタリー映画もあれば、アクションものやコメディものに恋愛ものなどなど多面性があり、いろんな可能性を秘めているのが映画だよ。
最近では、とくに洋モノの映画に多い「はっ?何が言いたかったの?」てな感じの「狐につままれたような映画」は確かに多いよ。
だけどね、映画の作り手はさ、あくまで映画館に足を運んで、それなりのお金を払って観に来てくれるお客目線ていうものを忘れちゃいけないと思うのです。
お客の中には年間100本近く映画を観るようなヘビーユーザーもいれば、数本の映画しか観に来れない一見さんユーザーだっている。そういう観点からすると、映画はどんな人が観ても、観終わった後に「あ~面白かった!」って言えるってことが基本じゃないのかな?
ネットでこの「万引き家族」のレビューや評価コメントもみたんだけど、のきなみ点数は高い。
5点満点で3.5点から満点の5点を付ける人もチラホラいる。確かに、出演者は豪華だよ。安藤サクラやリリーフランキーの演技も秀逸だし、樹木希林の存在感も抜群だった。映画玄人からすれば、評価点を積み重ねていけば、高得点になるという通の見方もあるんでしょう、きっと。
でもね、そういうものが「映画」だよって言ってしまったら、映画賞なんて単なる映画オタクの審査員好みの映画を作ったもん勝ちってなことになりませんか?まさに「映画村」の中の村長選挙みたいなもんだよ。
思い返してみると、アタシもたくさんの映画を観て来たけど、「アカデミー賞作品賞受賞作品」とか、「アカデミー賞○○部門ノミネート」とか、「興行収益○○億円」とかこうした派手なうたい文句が飛び交っている作品ほど、けっこう肩透かしを食らわされることが多い。(なんなんだろうね~、これって)
21年前にはパルムドールを受賞した「うなぎ」って映画もアタシはビデオで観たけど、「はあっ?」ってな感じの内容だったし、今となっては内容もよく覚えていない。
これから「万引き~」を観に行こうと思っていた人には、水を刺すようなことを書いてしまって申し訳ないとは思うんですけど、まあ、「王様の耳はロバの耳!」、「王様は裸だ!」って言ってしまうこれがアタシの生きる道というか、自分が感じた「魂の叫び」をみなさんにお伝えするのがこの「すこっちのブログ」なんで、そのあたりはご勘弁ください。m(__)m
(アタシの言っていることを確認するために観に行くっていうのも、ありっちゃあ、ありかな?)