いよいよ、待ちに待った「生歌丸」こと、桂歌丸師匠の落語を聞いてい参りました。
会場の仙台市民会館には人の群れが次から次へと飲み込まれていくのです。
さ、さすが歌丸さんの人気ってスゴんだなあ~とつくづく感じました。
な、なんと私の席は前から4列目(ただし、端っこだけど)これは、非常にはっきりと
歌丸師匠のお顔を拝むことが出来ました。(^○^)
テレビで観ていても、けっこう細くて、小さいかなあと思っていたけど、
実物はうん、やっぱり小さい、そして細い。
本人の話では、昔から細身の歌丸師匠。自分の人生のMAX体重はなんと50Kg!
じゃあ、現在はというと35~36Kgなんだとか。
(私も痩せている方だけど、上には上がいるんですね~)
医者からはもっと、お肉を食べるようにと言われているんだそうです。(>_<)
(フツーの人は肉を控えて野菜を食べなさい的な指導なんだろうけど)
そんな、歌丸師匠は今年で御年80歳!落語家人生65年!
そして、笑点の司会を勤めて10年!
細身ではあるけれど声には張りもあり、とにかく元気!
老いに負けないことをモットーにしているそうです。
そして、いざ本題の落語「塩原援多助一代記」青の別れ~
今回歌丸師匠がご披露してくれたこの落語というかお話、
登場人物がいっぱい出てきて、ストーリーも入り組んでいて、とにかく長いんです。
聞いている方がストーリーを追っかけていくだけでも、けっこう疲れるというのに、
生歌丸さんは当然、カンペも何もなく、自分の頭の中に入っているこの長ーいお話を
淡々と演じ続けるのです。
いや、凄いわ、名人芸です。m(__)m
今回の話は落語と言っても、あんまり笑い話的な要素は少ない講談のような感じの
話だったんですけど、登場人物やストーリーを言い間違えることもなく、
延々とおよそ1時間、大したもんです。
そして、何より最初のフリートークの時にも感じたけれど、会話の間の取り方が、
また絶妙なんです。こんなところも、話術のひとつなんでしょうな~。
そして、私が注目したのが、演目が終わって歌丸師匠が会場の皆さんに
頭を下げてから、緞帳(どんちょう)が一番下まで下がるまで、頭を上げることが無かった。
(ちなみに、他の落語家さんはそうでは無かった人もいた。)
たまたまかもしれないけど、そんな心遣い、お客様目線というのも、実は意識をされて
いるのかなあ?と感じた一面でした。
歌丸師匠が最近切望していることは、長生きをして「笑点」のメンバーが
亡くなった時に、自分が葬儀委員長をやることだとおっしゃっていました。(笑)
ぜひとも、人間国宝を目指して頑張ってほしいものです。!(^^)!
P.S お顔は拝見したけど、撮影はNGなので、写真は貼られた進行表です。↓