仙台城のガイドをやっていく中で、瑞鳳殿とか大崎八幡宮、陸奥国分寺跡
北山、松島その他いろいろなガイド活動を見学して来ました。
一番のポイントは説明の内容がどうこうと言うよりも、語って聞かせる相手に対しての
接し方であったり、どうやったら自分の話がより伝わるかということに対して
意識を持って話をしているかということ。
そうした時に、「この人なかなかいいじゃん!」って思うガイドに共通していたのが、
いわゆる歴史に関する案内板などがあった時に、それを指すための「指し棒」
(ポインタ)を持っていること。
その方達は当然、その「指し棒」で案内板の字をなぞって自分の説明をしていたのです。
この点について、私も本で調べて見たら、とても重要なことが分かった。
例えばあなたが勉強するとき、蛍光ペンで大事な単語にマーカーを引きますよね。
あれって、脳の中で「字を読む作業」と「手にペンを持って線を引く作業」は
実は、脳の別な領域を使って行われているのです。
(さらに「字を書きこむのはまた別な領域を使っている)
つまり、案内板を「指し棒」を使って説明をするということは、話を聞く側に
脳の2つの領域を使ってもらう「ツィン・カム」の状態で話を聞いてもらっている
状態なのです。
それだけ、説明も頭に入り、認識も深まるということなんでしょうかね。
それを悟ってから、私も早速買いました~。「レーザーポインター」を!
う~ん、だけど失敗だった~。レーザーポインタだとわかりづらい。
(屋内の教室みたいなところならいいんだろうけど、、、。)
もう、仕方がないので普通の「指し棒」と言われるやつをあらためて買いました。
これが、なかな使い勝手が良いのです。(^○^)
これ、わたしなりのガイドの7つ道具の一つです。