今や飛ぶ鳥を落とす勢いの映画「君の名は」。
http://matome.naver.jp/odai/2147351450378870701
これだけメディアでも騒がれているというのに、私の周りには観たという人が
まずいない。(っていうか、定期的に映画を観る習慣のある人がいなぁ~い(>_<)
う~ん、これって
「ちょっと待っていれば、テレビでやるじゃん」派と
「レンタル解禁になったら、借りたらいいじゃん」派と
「忙しくて、追っかけていらんないし対して興味もないし」派
の方達が、いつの頃からか大手を振って闊歩するようになったからでしょうか?
(ニーズが多様化したというのが一番かな、昔は結構同じ流行に乗っていたから。)
私はもともと映画好きなことは、何度かブログに書いたのですけど、
感受性を高める訓練ととらえても、旬のネタをインストールするととらえても
映画は心のチューンナップには欠かせないツールだと私は考えております。
前置きが長くなりましたが、「君の名は」の感想です。
はっきり言って、超面白い!!\(^o^)/ イイね!の3乗ぐらいです。
ネタバレになるので、多くは語りませんが、内容を分かりやすく例えると
「転校生」と「時をかける少女」を足して、そこに「ギニュー特戦隊」のギニュー隊長と
東日本大震災を掛けたような映画なんです。(これで伝わるのでしょうか?)
観ていて感じたこと
・「次どうなるんだろう?」という興味が途切れない。
・展開されるストーリーのテンポが良い。
・スマホなどが随所に登場して、「今どき感」の露出がグッド。
・田舎感と都会感のミスマッチがうまく取り入れられている。
そして、何より一番感じたのが作者の「新海 誠」さんの「情熱」が
ひしひしと感じられたということ。とにかく、「熱さ」と「厚さ」を感じました!
作り手の情熱と言うのは、作品に対して顕著に表れるもの。
そして、それは観た人にも砂に水が浸み込むように見事に伝わる。
モノ作りというのは難しい。
だって、ごまかしが効かない。
つまんない作品、つまんない商品、飽きられる商品と言うのは、
やはり、何かが足りないような気がする。
スティーブ・ジョブズが子供の頃の逸話にこんな話があります。
確か、スティーブが犬小屋だか何かを作っていた時に、
裏の見えないところは手を抜いて作ろうとした。
その時に父親のポールが、彼に言ったそうです。
「見えない所も手を抜いてはいけない。」
「いい加減な気持ち作れば、いい加減なものが出来てしまう。」
「見えない所も丁寧に作る、それが魂を込めるということなんだ。」
まさに、「君の名は」には新海さんの「魂」を感じた気がします。
感じ方は人それぞれかもしれませんが、興味を持たれた方は
レイトショーでも眠くはなりませんから、観に行って欲しいです。(^○^)