私がガイド活動を始めてから、最初は見よう見まねであったけれど、
だんだんと勝手が分かってくると、「じゃあ、他の人はどんなガイドをしているのだろう?」
という興味が湧いてくる。
ガイドとして活動をされている方というのは、当然勉強熱心だし、その知識量はハンパない。
その知識は人から与えられたものではなく、自分から踏み込んで習得して来たもの。
だから、自分が習得してきた知識をベースとして「仙台城は〇〇です。」とか
「伊達政宗はこれこれこうで。」といった話はたいていの人は及第点がもらえるくらいには
出来ている。
ただし、ここからが肝心なところである。
校長先生の話に始まり、会社の上役のスピーチ、はたまた結婚式のスピーチに至るまで
私たちは世の中に出ると、様々なところで人様の話を聞くという場面に遭遇する。
だけど、そうしたスピーチの90%以上が「退屈な話」「つまらない話」「どうでもいい話」
「ときめかない話」と感じてしまうことが多い。(あくまで私の私感ですので、、、。)(-_-;)
だが、まれに「あれ、この人の話なんか面白そうだなあ~。」とか「なんか、その話って
使える、誰かに話したい!」と思わせる話をする人がいたりする。
いったい、この差って何なのだろうか?
心構え? ネタの仕込み? 間の取り方? はっきりとこれだ!とは断定が
できないけれども、そうした「おやっ?こいつの話は面白そうだぞ!」と思わせ、そして
継続して話を聞いてもらえる、惹きつけるツボのようなものを押さえることが出来たら
きっと、今以上に良いガイドが出来るような気がする。
人に話を聞いて頂くということは、その方の貴重な時間をお預かりしているということ。
その時間を無駄にしてはいけない!ということを肝に銘じねば。!(^^)!