「ひとめぼれ」、「ささにしき」宮城のブランド米の今昔 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

宮城県と言えば、お米の産地としても有名です。

ブランド米として最近では、「ひとめぼれ」、根強い人気の「ササニシキ」。

 

まあ、新潟県の「コシヒカリ」が知名度№1ですが、けっこう宮城県産米の

ニーズは多いと思われます。

 

德川家康が江戸幕府を開いてから、江戸の人口は急激に増加した。

しかし、江戸ではお米が採れない。

 

そこで、日本各地からの輸入というか移入に頼ることになるんだけど、

その一番の貢献した藩の一つは、実は仙台藩なのです。

 

伊達政宗が江戸で米が高値で売れることに目をつけ、川村孫兵衛に命じて、

北上川の開削工事を行って石巻港に米を集め、江戸に送っていた。

 

仙台藩から送られた米は1年間で15~16万石(多い時で30万石)。

当時、江戸で売り買いされる米の1/3は仙台米だった。

仙台米は「本国米」とも呼ばれ、江戸の米の値段を決める基準にもなっていた。

 

5代藩主吉村の時には、西国の凶作の影響で江戸の米が暴騰。

この江戸への廻送米のおかげで、仙台藩は50万両の利益を上げるとこもあった。

(莫大な借金を返済。でも、しょせんは殿様商売。結局、また借金をこさえてしまう、、、。)

 

もはや、江戸の庶民の胃袋は仙台藩米なくしては、維持できない。(>_<)

ってな感じだったんだけど、江戸後期に作られた江戸市場における米の格付けを

見ると、全部で80銘柄のうち仙台藩産出の米4銘柄ランクインしているんだけど、

ランクはずいぶんと下の方だった。(う~ん味はいまひとつだったのかな)

 

明治になるとさらに品質が低下したんだとか。

 

そういう意味では、私たちが美味しい地元産のお米を食べられるのは、

ササニシキを始めとした品質改良に尽力した方々のお蔭なんですね。(^○^)

 

宮城のお米、バンザイ !(^^)!