三尺左五平って誰? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

仙台城のガイド活動をするようになってから、今まで行かなかった

図書館のコーナー「宮城の歴史」というコーナーに足を運ぶことが多くなった。

 

そこで、いろいろな本を借りてきているわけですが、あるときその本の中に

出てきたのが、「三尺左五平」という名前。

 

なんでも本名を「本田左五平」と言うらしい。(別な人と言う説もある)

 

この人、「三尺」っていうくらいだから(一尺は30cmね)

大人なのに実際の身長がな、なん三尺五寸(116cm)だったらしい。

(小人プロレスかよ!)

 

とにかくこの人は仙台藩に実在した下級武士なのです。

 

この人、刀が長すぎてそのままでは帯刀して歩けない。(>_<)

どうしていたのかと言うと、刀のこじり(切れる方の先っちょ)

に車をつけていたのだそうです。(マンガみたいだね)

 

こんな逸話があるそうです。

 

ならず者が町娘に嫌がらせをしていた。

登場した「三尺左五平」しかし、ならず者達は彼を見くびり、おちょくる。

「あ~ん、坊や何しに来たの?けがするからお家に帰んな!」ってな感じ。

 

実は、この左五平は居合の名人。そこで、道端にあったお地蔵さんに

触れたか、触れないか?目にも止まらぬ速さで剣を抜いてその場を去った。

 

ならず者が「は~? 今なにしたの? っていうかお地蔵さん全然何ともないし~」

とか言いながらお地蔵さんを蹴ると、なんと、お地蔵さんの首が落ちた。

 

ならず者達はびびって退散したそうです。

 

今でも利府の赤沼にその時のお地蔵さんが「首切り地蔵」として残っているんだとか。

(古い本だったので、今でもあるかは不明です。)

 

なかなか痛快な話ですね。(^○^)

 

なんでも、彼を題材として作られた映画もあるんだそうですよ。

 

「仙台に左五平あり!」ちょっとイイんじゃあないの。

 

ぜひ、リバイバル映画でも作って「左五平ブーム」を起こして欲しいものです!(^^)!