仙台城のガイド活動をするようになってから、今まで行かなかった
図書館のコーナー「宮城の歴史」というコーナーに足を運ぶことが多くなった。
そこで、いろいろな本を借りてきているわけですが、あるときその本の中に
出てきたのが、「三尺左五平」という名前。
なんでも本名を「本田左五平」と言うらしい。(別な人と言う説もある)
この人、「三尺」っていうくらいだから(一尺は30cmね)
大人なのに実際の身長がな、なん三尺五寸(116cm)だったらしい。
(小人プロレスかよ!)
とにかくこの人は仙台藩に実在した下級武士なのです。
この人、刀が長すぎてそのままでは帯刀して歩けない。(>_<)
どうしていたのかと言うと、刀のこじり(切れる方の先っちょ)
に車をつけていたのだそうです。(マンガみたいだね)
こんな逸話があるそうです。
ならず者が町娘に嫌がらせをしていた。
登場した「三尺左五平」しかし、ならず者達は彼を見くびり、おちょくる。
「あ~ん、坊や何しに来たの?けがするからお家に帰んな!」ってな感じ。
実は、この左五平は居合の名人。そこで、道端にあったお地蔵さんに
触れたか、触れないか?目にも止まらぬ速さで剣を抜いてその場を去った。
ならず者が「は~? 今なにしたの? っていうかお地蔵さん全然何ともないし~」
とか言いながらお地蔵さんを蹴ると、なんと、お地蔵さんの首が落ちた。
ならず者達はびびって退散したそうです。
今でも利府の赤沼にその時のお地蔵さんが「首切り地蔵」として残っているんだとか。
(古い本だったので、今でもあるかは不明です。)
なかなか痛快な話ですね。(^○^)
なんでも、彼を題材として作られた映画もあるんだそうですよ。
「仙台に左五平あり!」ちょっとイイんじゃあないの。
ぜひ、リバイバル映画でも作って「左五平ブーム」を起こして欲しいものです!(^^)!