伊達政宗の祖父は名を晴宗と言う。
彼は、父の稙宗と実に6年にも及ぶ親子げんか(天文の乱)をやらかす。
結局、将軍足利義晴の仲裁で和議となったが、晴宗が勝利し、
父の稙宗を丸森に隠居(幽閉)させることになるのです。
これだけでもずいぶんやんちゃというか、豪傑なのだが彼のエピソードとして
語らずにはいられないのが、ラブロマンス(!?)についてである。
彼はたか狩りの時に、奥州一の美女と呼ばれた岩城重隆の娘、久保姫に
一目ぼれしてしまう。
ところが、彼女にはすでに婚約者がいた。(白川城主 結城清綱)
しかし、そんなことではめげるわけないよね、この人。
なんと、婚礼の日取りを内偵し、精兵300余騎、軍兵2,000を率いて待ち伏せし
婚礼の行列を急襲し、久保姫を略奪してしまう。
これには父親の重隆も激怒!しかし、久保姫は晴宗がイケ面だったからなのか?
は定かではないけど、父に「頼むから彼を許して!と懇願する。」
こうなっては重隆も「まあ~本人がそういうなら、伊達もなかなか有力者だし。」
てな感じで、しぶしぶ許しちゃうことになるのです。
ただし、交換条件として晴宗と姫の間に生まれた男子の第一子を岩城家の養子に
することで決着。(重隆には世継ぎがいなかった。)
こうして、二人は晴れて夫婦となり、久保姫は晴宗の正室となった。
約束通り男子の第一子は岩城家へ、そしで第二子が跡取りの輝宗(政宗のパパ)
久保姫は11人の子供を産んだそうです。
そうして考えると、もし彼の「花嫁略奪ヒストリー」が無ければ、
実は、政宗も生まれていなかった(!?)のかもしれないですね。!(^^)!
あれ、誰か忘れてないですか?
そうそう、花嫁を略奪された清綱君はどうなったんだろう?
おーっと!放送時間が無くなってまいりました。
それでは、ここ宮城県スポーツセンターからごきげんよう さようなら~!(^○^)