「独眼竜政宗その幼少時代」その2 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

その救世主とは、「虎哉宗乙」(こさいそういつ)その人なのです。

この人はもともと美濃国(岐阜県)臨済宗妙心寺派の僧侶で、

甲斐の国の快川紹喜(かいせんじょうき)に師事した方なんです。

 

政宗の父輝宗が何回も断られるんだけど、辛抱強く彼に政宗の家庭教師を

お願いして、やっとこさ承諾してもらうことになるわけです。

 

それから家庭教師となった虎哉先生が真っ先にやったことって何かというと

隻眼になった政宗の閉ざされた心を蘇生させるため、劣等感の克服に

全力を尽くすのです。(唐の李克用なんかの逸話)

 

とまあ、ここから政宗が精神的に立ち直って快進撃が始まるのですが、

 

実は、有力な戦国武将には優秀な家庭教師に育てられた人が多い!

 

武田信玄には「岐秀元伯」という家庭教師がいたし、

上杉謙信には「「天室光育」、今川義元にも「太原雪斎」という

家庭教師がいたのです。(今川義元は実は優秀な武将だったんだよ)

 

そういう意味では、お父さんの輝宗に先見の明があったのかなあ。

 

やっぱり、親じゃない優秀な家庭教師が勉強だけじゃあなくて、礼儀作法や

人としての生き方や人生訓なんかを教えてくれたりすると、

幼少の頃だったら、砂に水が浸み込むように吸収されるのでしょうね。

 

ああ私もそうなりたかったわ、、、。(-_-;)