「東京裁判は東京リンチ裁判だ」byシン・東京裁判 真相はこうだ!より #月刊正論 | ScorpionsUFOMSGのブログ

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月刊正論9月号を読んで。

トークライブ「シン・東京裁判 真相はこうだ!」で「東京裁判は東京リンチ裁判だ」という意見があがったそう。

  

まさにその通りですね。

なんたって、東京裁判は、”スターリンによる血の粛清(通称モスクワ裁判)を想起させる”合法的手続きの仮面をかぶった復讐”でしたから。 

 

東京裁判がいかにデタラメか、知るのに最良の一冊がこちらの「世界がさばく東京裁判」です。

興味ある方にはぜひ一読をおススメ致します。

 

 

書評『世界がさばく東京裁判』

http://bit.ly/2cHqikR

『かくして国際法という文明は圧殺された-。

東京裁判と合法的手続きの仮面を被った復讐、もしくはでっち上げ裁判』

 

 

(以下書評抜粋)

■スターリンの血の粛清 “でっち上げ”の「モスクワ裁判」と「東京裁判」の類似性

 
近年の江崎道朗先生の著書「コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾」(2012年。展転社)や「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」などでF・ルーズヴェルト政権が相当程度“赤”に染まっていたことは承知していたのですが、それに付け加えて先ごろ個人的に衝撃を受けたものがありました。
 
それは偶然立ち寄った古書店で手に取った「全体主義と政治暴力」(D・C・ラージ著。大西哲訳。1993年)という本です。
2部構成となっており、その後半において(※前半はヒトラー)1930年代後半にソ連国内で行われた“スターリンによる対抗勢力の粛清”、「トロツキー=ジノヴィエフ派の連合センター裁判」、「反ソヴェート・トロツキー派センター事件」、「右派=トロツキー派の反ソヴェート連合裁判」の通称“モスクワ裁判”の描写に驚きを禁じ得ませんでした。
 
ありもしない容疑をかけ、見せかけの裁判を行い、判決を言い渡したのちは即刻刑を執行し、”亡きもの”にする。

 
特に衝撃的だったのは、肉体的・精神的圧力に耐えかねて無実の罪を着せられた被告がすべからく、その罪を自供し認めてしまうことです。

 

いずれの被告も一般人ではなく、スターリンと権力の座を争うほどの党内の実力者あるいは革命を潜り抜けてきた猛者ばかりです。

 
その革命の猛者達ですら、“でっち上げの裁判”で無実の罪を着せられ、その罪に対して“自白”を強要され、命の懇願あるいは被告同士の罪の擦り付け合い、罵り合うという醜態を晒し、それまで築いてきた“党内の社会的地位”すら抹殺された上で、処刑される。
 
本書「世界がさばく東京裁判」においても述べられている“東京裁判”の根幹を為す構想であった、「敗者の発言権をすべて奪い去ること」、「勝者が何でもできる権利を確保すること」、「敗戦国の長期無力化・半永久的武装解除」、を柱とした“無条件降伏政策”構想とその精神性が重なるように思えるのは気のせいでしょうか。
 
戦勝国アメリカ側にも「東京裁判史観」を批判する勢力が存在しているのだということを知って初めて、“裁いた者”と“裁かれた者”という当事者同士だけではない、その光景を“見世物”、“ショー”として高みの見物としていた“第三の存在”もいるのではないか、と気づかされました。