だから看過できない藤井聡内閣官房参与  日本の国際外交、公明党との連立関係に悪影響は無いのか?! | ScorpionsUFOMSGのブログ

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【だから、看過できない藤井聡内閣官房参与 
-日本の国際外交、公明党との連立関係に「悪影響は無い」と言い切れるのか?-】

藤井聡内閣官房参与のFBに藤井参与を批判しているブログとして私のブログも紹介されていました。
(参考)
『藤井聡内閣参与 しんぶん「赤旗」に登場 国際的にマズくないのか?』
⇒ http://amba.to/1M9VDtZ

取り上げるということは少なからず私のブログにも目を通してもらえている、私の懸念していることが多少なりとも伝わっていたならばよかったのですが、残念ながら全く伝わっていないようです・・・。

藤井氏の投稿によると、
1.メディアからのオファーは基本的に全てお受けしている。だから赤旗も受けた。
2.『共産党と立場や政策は違いますが、「真実」のもとに団結し、協力すれば、自民党と共産党の是々非々の一点連携は至って自然な発想です。』
この文章の一体どこに批判される要素があるのかわからない。
 もし、これを批判するなら、「真実なんてどうでもいい、是々非々であろうが、たった一点だけの連携であろうが、兎に角、自民は共産とは一ミリも連携しちゃいかんのだ!!」という事になる。これは要するに、「思考停止」そのものであり「真実に対する冒涜」ですらある。それはいわば、「共産党なんて絶対ダメ・全体主義」と呼ぶべきものだ。

だそう。
………
いや、だから「国際社会的にマズいのでは?」と懸念を申し上げたのですが・・・。

【藤井聡参与の発言が安倍外交にとってマイナスだと思う理由】

少なくとも私自身の国際情勢の認識は
・中国共産党一党独裁国家の中国は覇権主義的拡張主義に基づき行動している。
・中国による国際法を無視した強圧的な行動により、日本をはじめとする周辺国との間に緊張関係を生じさせている。
・日本(安倍内閣)は中国による国際法を無視した行動に異を唱えており、中国の強圧的な行動を抑制させる、または万が一の不測の事態に備えるためにも日米関係の強化、ASEAN等の周辺国との連携強化に優先的に取り組んでいる。
というものです。

端的に言えば、安倍内閣の現時点での外交方針としては、
『中国共産党との2国間の緊密化による関係改善を図るのではなく、まずは米国をはじめとする西側諸国、及び中国に対して同じ懸念を持つASEAN諸国との連携強化を図ることで、中国に対して自制・改善を求める』
ということになろうかと思います。

にもかかわらず、“首相ブレーン”であるはずの内閣官房参与が中国共産党の弟分である”日本共産党の機関紙“しんぶん赤旗”に登場し、
「自民党と共産党の連携を排除しない」
と発言したとしたならば、いま安倍内閣が第一優先で緊密化を図ろうとしている欧米西側諸国、ASEAN諸国の情報機関(インテリジェンス)からは、

「共産党との連携を好意的に考える人物がブレーンに就いている安倍内閣は本気で中国と対峙する気概を持っているのだろうか?」

と疑念を持たれはしないのか?と懸念をもってしまうのは当然だと思うのですが。
ただでさえ、財務省が今の時期に在日米軍に対する思いやり予算の削減を言い出したりしている中で、さらに首相ブレーンが共産主義に融和的だと思われることは、決してプラスに働かないと思うのですが。

それがどうも藤井聡内閣官房参与には伝わっていないようで、極めて残念です。


【公明党との連立関係にも悪影響はないのか】
また一方で、あまりにも共産党に同調するような発言をすることは、公明党との連立関係に悪影響を及ぼしはしないのか?との懸念もあります。

折しも10/25放送のNHK日曜討論で公明党の石田政調会長と共産党の小池政策委員長が激しく舌戦を繰り広げたところです。

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公明党、共産党のバトル勃発 石田氏「安保廃棄を脇に置いた野党協力は変」 小池氏「安倍政権を倒すため団結する」 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/151025/plt1510250006-n1.html
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無責任な立場で言えば、「公明党も共産党もどちらも嫌い」の一言で終了するのですがw、現実に政治を動かす安倍総理や自民党からすれば、選挙協力なども含めてそうは言えないでしょう。


公明党との連立維持に安倍総理が腐心しているにも関わらず、公明党といま最も反目し合っている共産党に肩入れするような発言をしたら、公明党支持者から見たら一体どう見えるのか、十分留意すべきではないでしょうか。
それは決して安倍総理、自民党にとってもプラスに作用しているとは思えないのですが。

先のブログでも書きましたが、内閣官房参与は一切政治的発言をするなとは申しませんが、一組織人として、自身の発言がどのように周囲に影響されるのかということについては、十分、忖度した上で発言して頂きたいと思います。

それがどうしても受け入れられないのであれば、”内閣官房参与の職を辞して”、いち民間有識者の立場から発言されては如何でしょうか?