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前回 は
母乳の出る仕組みについて
産後2日目ころまでに
たくさん授乳することで母乳が出やすくなる
と書きました。
産後3~8日目
おっぱいが別物になります!
はじめはちょっとあったかく、
熱を持つようになってきたかな?
くらいの変化から始まり、
徐々に重たくなり
硬くなってきます。
それ、母乳が作られてきている証拠です!
いわゆる
張ってきた状態。
(乳汁来潮 ニュウジュウライチョウといいます)
キタ~って感じ。
ツーンとしてくることもあります。
血管が浮かび上がってきて
痛くなって
カチカチになって、横を向けない!
くらいになる方もいます。
(母乳がたくさん作られている状態。
赤ちゃんにたくさん飲んでもらうと良くなります)
はじめはキラリ
そして、
ポツリと出てきた母乳。
徐々にポタリ
そして、ポタポタ。
だんだんと
たらたらたら。
それが
赤ちゃんが飲むと
シャー!
シャワーのように母乳が出てきます。
(射乳反射)
飲みきれなくて
赤ちゃんがむせちゃうこともあります
産後3日目、というより
出産後36~96時間。
ほぼ半数の方が
産後49~72時間で母乳が出始めます。
産後ちょこちょこ授乳していると
カチカチになることは少ないのですが
いきなりおっぱいが変化すると
赤ちゃんも何か違う と
飲みにくそうにすることもあります。
そんな時には
乳輪を指先でそっと押して(60秒くらい)
上下左右いろんな方向から
やわらかくすると
飲みやすくなって、
おっぱいをくわえやすくなります
ゴクン、と音を立てて
飲んでくれるようになってきます。
あまりにも痛くて熱くなったら
保冷剤をガーゼなどでくるんで
わきの下あたりを冷やしてみるのもいいかもしれません。
(冷えて、気分が悪くなるようならやめましょう)
初産婦さんや
出血が多くて休んでいた方
帝王切開で傷が痛かった方
出産までが長くて疲れ果て、爆睡した方
などは
母乳の出が遅くなることがあります。
お母さんと赤ちゃん、
どちらかの具合が優れずに
授乳できなかったら
できる時から、たくさん授乳しましょう
赤ちゃんと離れ離れになってしまった場合には
搾乳しましょう
母乳は刺激すればするほど出てくる仕組みです。
プロラクチンというホルモンの濃度は
赤ちゃんを出産した直後が最高で
ゆっくりと低下します。
睡眠中に分泌が高まり
母乳が多く作られるので
夜の授乳も大切なんです
(眠いですけどね)
授乳も搾乳もしなければ、
分娩後1週間で
妊娠前のレベルまで戻ってしまいます
お母さんと赤ちゃんを応援する
助産師 ぽん より♪