お盆なので、車でお墓参りに出かけた

 

父はいない

 

いつもの父の席は

荷物置き場になっている

 

 

山の中に作られた霊園には

多くの車が同じように停車しており、

かろうじて駐車が出来た

 

 

先に霊園内の休憩所で

お昼を済ませて

一息入れた

 

いつもお父さん一緒やったにのねと

ふと、こぼれる言葉に

しんみりしてしまう

 

車に座って出かけることも、しんどいと言った父だが

お墓詣りだけは、必ず参加した

 

震えるような不安定な歩みを

手をつないで支えたり

車いすに乗せたり

身障者トイレに一緒に入ったり

 

この場所にいるだけでも

こんなに思い出がいっぱいあるとは・・・

 

 

ほとんど話さない父だったが

その存在は、大きかった

 

その大きさに甘えて

辛らつな言葉を投げかけた・・・今頃後悔

 

いろいろ気にかけて

良かれと思っておせっかいもした・・・感謝もあったかな?

 

 

父は今日はお留守番をしてくれている

四十九日はまだだから

 

 

一番暑い時間帯の2時頃に

お墓まで母を連れて歩いたのだが

 

階段が多くて

なかなかたどり着けない状態

折り畳みの椅子に何度か座り

日傘で暑さをしのぎながら

なんとかお墓までたどりつけた・・・来年はどうなるんだろう

 

 

お線香のいい香り

綺麗なお花たち

お水でキラキラ光る墓石

 

 

何を思い、何を伝えているのだろうか

 

 

たまに心地よい風が吹き抜けてくれるけれど

焼き豚になりそうな私は

早々にかたずけて

 

 

また、母の歩みに合わせながら

休憩所目指した

 

冷たくて、甘ーい飲み物をぐびぐび飲んだ母

 

玉のような汗は止まらないけれど

気持ち良さそうに冷風の前に座って

足をブラブラさせて

外の景色を楽しんでいた