2023.10.29 ANTHEM Re-ATTACK TOUR@岡山IMAGE | TPN MANIACS

TPN MANIACS

THE POWERNUDEを中心に、ANTHEM、歌魂、GOLDBRICKなどなどのLive Report、Newsを綴ってます。
Since1997

1.DANGER FLIGHT
2.WHEELS OF FIRE
3.MASTER OF DISASTER
4.CRY IN THE NIGHT
5.SAILING
6.BLOOD BROTHERS
7.ROARING VORTEX
8.VOICE OF THUNDERSTORM
9.VOID ARK
10.REMAINS
11.MYSTIC ECHOES
12.HOWLING DAYS
13.SNAKE EYES
14.BLACK EMPIRE
15.ENGRAVED

en-1-1. FASTER
en-1-2. VENOM STRIKE
en-2-1. WILD ANTHEM


「Re-ATTACK TOUR」も第5ラウンド中国四国の2日目は岡山!
ここ岡山IMAGEは2017年のLIVE CIRCUS VOL.3で訪れて以来なので6年ぶりです。
センター付近は背の高い男性が多かったので上手側の2列目に陣取りました。

オンタイムでBGMがフェイドアウトすると拍手が起こり、お馴染みのSE「HEAVEN&HELL」がはじまると手拍子へ、そして壮大な「THE ROCK」にのって順々に姿を現したメンバーを歓声でお出迎え!
SEが終わると同時に田丸さん、柴田さん、清水さんが一斉に轟音を発し、森川さんの「岡山~!Re-ATTACK TOURへようこそ!」という方向を合図に鋭いギターリフが響いて『DANGER FLIGHT』からライブスタート!この曲が1曲目に来るのは大阪2日目以来なんだけど、戦闘機が戦いのために離陸していくようなイメージで凄くしっくりくる!
そのまま続けての『WHEELS OF FIRE』は地上戦、重量級の戦車が炎のついた音をぶちかましながら走り回っているようで、柴田さんも清水さんもギリギリまで前に出て煽ってオーディエンスに火を着けます!つづく『MASTER OF DISASTER』で現行ANTHEMの骨太でPUREなPOWER METALを轟かせてオーディエンスを圧倒していきました!

大歓声やメンバーの名を叫ぶ声が続く中、柴田さんがマイク前に立ち「皆さん、こんばんは。ここへはLIVE CIRCUSで2度来てますが、凄くやりやすくて好きな場所です。このツアーは前のツアーよりも”ANTHEMは凄い”ということを見せるためのツアーで、存分に味わってもらえると思いますから、皆さんも凄いオーディエンスでいてください!勝負しましょう!」と闘志漲るMCでオーディエンスを燃え上がらせ、森川さんが「岡山!盛り上がっていこうぜ!歌る奴は歌ってくれ!」と更に燃料を投下して始まったのはこのツアー初出しの『CRY IN THE NIGHT』!サビをみんなでシンガロング!哀愁漂う曲がより激しい感情を伴ったように感じました。
一瞬の静寂の後、柴田さんの雰囲気のあるベースソロをブリッジに始まった『SAILING』。静かに深夜の海を進むイメージはそのままに積んでるエンジンが大きくなって推進力が増しているような迫力。アウトロで田丸さんのドラムソロと気合の入った声も聞けてガッツリカッコよく!

「6年ぶりに戻ってきました!岡山ならではの曲も用意したから最後までたっぷり楽しんでいってください!岡山!Are You Ready!」と森川さんのアツいアツいMCを挟んで始まったのは『BLOOD BROTHERS』!火を噴きながら爆走しているようなド迫力でマッハで駆け抜けた後は、ブルージーかつ超巨大なハンマーで地中深く深く杭を打ち込むような重さを漂わせた『ROARING VORTEX』。キーが低いわけではなく重心の低いリズム隊やギターの音色、森川さんの声でこれだけの重さが表現できるんだから凄い!現メンバーならではの曲でほんとカッコよすぎる!

「次の曲は岡山のパワーを感じさせてもらおうか!イケるのかイケないのかどっちなんだい!」ときんに君パワー炸裂なMCからドラムのロール、ギターとベースのユニゾンが入って始まったのは何と『VOICE OF THUNDERSTORM』!この曲も今ツアー初出しで大好きな曲なので大興奮!ツーバスが鳴りっぱなしで鋭いギターサウンドが炸裂するANTHEMきってのスピード&ハードナンバーだったのだけど、なんだかスローテンポに感じてしまった……それだけ新譜の曲が激しいってことですね。

「さぁ、3人の漢たちのアツいコンチェルトをお届けしちゃおうかなぁ……しちゃうのかしちゃわないのか、どっちなんだい?」ときんに君ネタ再び(笑)。オーディエンスから「しちゃう~!」とRESPONSEもあって「全身で受け止めてくれよ!ANTHEM!!!」と始まったのはもちろん『VOID ARK』。いつもながらドラマチックで何度聴いても聴き入ってしまいますね~。曲も素晴らしいけれど、3人の漢たち自身もどこを切り取っても絵になるカッコよさ。

「次の曲もここ岡山で初出し、かなり久しぶりに披露する曲だ」と始まったのは『REMAINS』。なんと2017年のLIVE CIRCUSで披露されたのが最後みたい!シャッフルのリズムでで森川さんが歌うことでより渋さを増した曲だったけれど、それに激しさもプラスされた感じ!
続いて新譜の曲で雰囲気のある『MYSTIC ECHOES』。英語の歌詞が付いてヨーロッパの古城が似合うゴシックな雰囲気を纏った曲に進化したように感じました。

「ここから後半戦、Re-Attack TOURの本質に迫っていくぜ!」と始まったのは『HOWLING DAYS』!ここまでのどの会場でもこの後半戦の口火を切ってきた曲で、『CRIMSON&JET BLACK』を代表しANTHEMの進化を体現した曲なんでしょう!そして続けざまの『SNAKE EYES』は1曲目でライブの勢い付けもできるし、後半戦の加速装置にもなる万能型!清水さんのギターの音色もよりシャープというか切れ味が増していて勢いよく走り回る戦車の上で振り回される日本刀のよう!
「まだまだこんなもんじゃねぇだろう!いこうぜ!Are You Ready 岡山~!」とガンガンオーディエンスを煽って煽って煽りまくって始まったのは『BLACK EMPIRE』!その前の2曲(HOWLING DAYS~SNAKE EYES)の過激さが後を引いていてこの『BLACK EMPIRE』もいつも以上に激しくなっていて、柴田さん、清水さんもオーディエンスを煽りまくるし、森川さんのロングシャウトも炸裂、オーディエンスも全力で♪In this Black Empire!を大合唱でものすごい盛り上がり!
「さぁ、ラストだ!今夜のアツい想いをこの曲とともにその胸にしっかり刻み込んでくれ!」というアツいメッセージからの『ENGRAVED』!このツアーで本編の締めを任されるこの曲、「ENGRAVED TOUR」の時よりもぐいぐいと前に突き進んでいく力が強くなっている気がする!サビのタテノリが気持ちいい曲だったけれど、前に前に行くような。アツ過ぎる演奏に森川さんのシャウトがオーディエンスを一人残らず熱狂の渦に巻き込んで、本編を締めくくりました!

前に出てカーテンコールをする4人に物凄い声援とメンバーの名前を叫ぶ声、最鋼!!!と叫ぶ声が入り乱れ、ANTHEMコールが始まります
しばらくANTHEMコールを続けているとステージのライトが明るくなってメンバーが戻ってきてくれました!きっと裏では一息つく暇もなかったことでしょう。

「どうもありがとうございます。ツアーも後半に差し掛かって後は札幌と横浜2Daysを残すのみです。あと数曲ですが、ここから来年につながるライブをやりますので」という柴田さんのMCから、もう1曲新曲を始められたのは『FASTER』!静かに始まってどんどんとテンションが高まっていく曲調はANTHEMという機体が世界に羽ばたいていくための離陸って感じ!
「さぁ、岡山、もっと暴れてくれ!ヤバい毒打つぜ!」とくれば『VENOM STRIKE』しかありえない!もともと攻撃的な曲がこのツアーで更にヘヴィさを増してる!柴田さんと清水さんがポジションチェンジしたり、ステージの前際ギリギリまで来てオーディエンスを煽り、森川さんも最前列の柵に乗り出さんばかりのアクションで、オーディエンスもそれに大合唱と拳で応えてヤバいヤバい盛り上がりになりました!

ステージを後にする4人にすぐさまANTHEMコールがかかると、メンバーも裏で汗を拭いたくらいですぐにステージに戻ってきてくれました!

「後半に入っての岡山、ヤバいね!熱気が凄いよ。もっともっと汗かこうぜ!思いっきり歌ってくれ!思いっきり出し切ってくれ!」とアツ過ぎる森川さんの煽りからの「WILD!」「ANTHEM!」の最高のcall&Response!オーディエンスはサビもコーラスも大合唱!拳を挙げてジャンプして、ステージ上のメンバーとオーディエンスが一つになって、最後は森川さんの天を貫くように鋭いシャウトで『WILD ANTHEM』を完成させました!

メンバー4人がカーテンコールをしてオーディエンスもそれに合わせて声を上げて盛り上がり、恒例の写真撮影もスムーズに終えて、メンバーもオーディエンスもすべてを出し尽くした今日のライブは幕を閉じました。

毎回思うことだけど、ここまでのどこよりも凄い盛り上がりだったように感じました!常に前の公演を上回っていて、アルバムも曲もバンドもオーディエンスも進化し続けてるって感じ。
帰宅してから録画していた「アメトーーク」の「シン・オカヤマ芸人」を見たら「岡山は客が重い。ぜんぜんノッてこないと数々のミュージシャンから言われる。拳を挙げるとかしない」という件があったのだけど、あの盛り上がりをみるとANTHEMのライブは別格ってことなんでしょう!ちょっと(かなり?)誇らしい気分になりました!

柴田さんも言っていたように、あとは札幌とGraham Bonnetを迎えたスペシャルな横浜2Daysを残すのみとなりました。最終日にはどこまで進化していくのか、本当に楽しみです!