アメリカの航空宇宙開発の歴史を描いた映画「ライトスタッフ」のラストシーンです。
「マーキュリー計画は終了しました。 4年後、ガス・グリソム宇宙飛行士は、アポロカプセルに火災が発生し、ホワイト宇宙飛行士とチャフィー宇宙飛行士とともに死亡した。しかし、1963 年 5 月のその輝かしい日に、ゴードン クーパーは他のアメリカ人よりも高く、遠く、そして速く、世界中を 22 周回りました。彼は単独で宇宙に行った最後のアメリカ人だった。そしてほんの一瞬ですが、ゴードン・クーパーはこれまで誰も見たことのない偉大なパイロットになりました。」
1963年5月、アメリカ最初の有人宇宙飛行計画である「マーキュリー計画」での最後の打ち上げ
乗っているのはゴードン・クーパー宇宙飛行士
彼は単独で宇宙飛行した最後の人で、地球を22周して地球に帰還することになる
0:51で立ち上がって「行け~」と叫んでるのはガス・グリソム宇宙飛行士
彼はアメリカ人として2番目に宇宙飛行したが、地球に帰還(海面に着水)したときにカプセルのハッチが開いて海水が中に侵入しカプセルは水没してしまう。
ミッションは失敗とされ彼は傷つく
最初の宇宙飛行に成功したアラン・シェパードは「ホワイトハウスに招待されたのに」、と妻に言われ、「あいつらは俺が失敗したと思ってるんだ。俺のせいじゃないのに」と怒りをぶちまける。
マーキュリー計画(一人乗り宇宙船の打ち上げ)はゴードン・クーパーの飛行で終了
アメリカはこのあと二人乗り宇宙船の打ち上げを目指すジェミニ計画に移行
さらにケネディ大統領の登場で月面への到達を目指すアポロ計画へ進んでいく
ガス・グリソムはジェミニ計画でも有人飛行に成功
2回宇宙に行った世界初の人物となる
さらに、アポロ計画にも参加し、月への最初の有人飛行(3名)の船長に選ばれた
そのままいけば最初の月への飛行(月の周回飛行)の栄誉に輝くはずだった。
しかし、1967年1月、地上での訓練中に乗っていたカプセルから出火しカプセルは炎に包まれる
皮肉なことにガス・グリソムのマーキュリー計画でのカプセル水没事故の後、再発防止のためカプセルのハッチが外に開くタイプから内に開くタイプに変更されていた。しかし、内部の気圧を高くしていたため内側に開くためには空気を抜いて気圧を同じにする必要があったが、火災発生時それができなかったという
そのためガス・グリソム、エドワード・ホワイト、ロジャー・チャフィーの3名は脱出できず死亡した。
そういういろんなことを想いつつ見ると感慨深いものがある
さらに音楽もいい
作曲ビル・コンティ
僕の入場曲に使いたいと思う
お前、どこに入場するつもりや!!、という話だけど・・・