庭の雑草、根が浅いのはとりやすいですが、根の深いの地下茎のはとにかくやっかい。
去年の7月の猛暑(本当に暑かったです)、とにかく凄く伸びる雑草が一種あって、
万能バサミで刈るが、”刈る→葉が出る”を繰り返し、5回刈っても、また葉がでる。刈る。
「ほんと、えー根性しとるわー、刈っても刈っても出る、すごい根性しとる」と夏に思い。
最近、良いカマを手に入れ、、
(寒い内は、木の根は冬眠だろう、凄い根性してるあの雑草は、地下茎ごと掘り起こし、弱らせ、居づらくしたる、この寒い内、油断しとる時に、ふふ と・・) 毎日みたいに掘りまくり、、
掘って掘って、茎と根を、積み重ねて・・・いるのですが、(今日は出来た穴が水たまりに)
(今朝の山陰は雨降り、でも写真をUPいたしました!)
こいつは一体なんて草なのか?と、ずっと調べるに、ぴったりそうな写真がないのですが
もしかしたら、「こいつは、チガヤじゃないか?」と思っています。
「チガヤは世界最強の雑草」らしい・・
(森林総研: チガヤの解説が、万葉集の歌がでてますが、最強の雑草です)
「世界最強の雑草」
穂の部分?とか、茎とか、、甘くて食用になったとか・・?? 子供の頃に甘いから食べた人の話しとかネットにでています
ところが昨夜調べていて、検索するとチガヤが万葉集の歌に・・・「チガヤ、万葉集」で
茅萱(ちがや) と浅茅(あさじ)とどう違うのか知らないけれど、、
チガヤが出る歌が、万葉集にいくつも・・
驚くことは、万葉集の時代って、人間と植物(今ではチガヤは大変な雑草)と、すごく近くて、
チガヤは、恋の歌が多い・・・
漢字本文: ( 大伴田村家大嬢、與妹坂上大嬢歌一首 )
”茅花抜淺茅之原乃都保須美礼今盛有吾戀苦波”
読み下し文 (大伴の田村家の大嬢の、妹坂上大嬢に与へたる歌一首)
”茅花抜く 浅茅が原のつぼすみれ 今盛りなり我が恋ふらくは ”
(万葉集の本文はすべて漢字で、なかなか平仮名で読めない・・・
昔、暗号が隠されているという本があったなと・・・確かに)
”浅茅原 つばらつばらに 物思(ものおも)へば 古りにし里し 思ほゆるかも ” 大伴旅人
(浅い茅がやの原、つくづくと物思いにふけると、明日香の故郷が思われることだ)
古りにし里=古(ふ)りにし里=明日香?
ほー、明日香の辺りはチガヤが一面だったのでしょうか?
”茅花抜く 浅茅が原のつぼすみれ 今盛りなり我が恋ふらくは”
(恋は河原か山でしてくれー、うちの小さな庭には”チガヤ”は敵でしかない!)
”君に似る、草と見しより、我が標(し)めし、野山の浅茅(あさぢ)、人な刈りそね”
”君に似る、草と見しより、我が標(し)めし、野山の浅茅(あさぢ)、人な刈りそね”
→”あなたに似ている草と見て、しめ縄を張った野山のあのチガヤ、どうか誰も刈り取らないで下さいね”
(野山の浅茅は、君ににてるから、人は刈らないで)ってか??
(ほー、ええこっちゃねー。チガヤで苦労してた農民は当時いなかったのか?)
チガヤの原はLOVEを語り合うのによかったのかも?
チガヤ、だれも刈らないで、って、、刈っていた人もいたのか?
いけ好かない恋の邪魔者だといわれても、
これが増えると、大事な作物がとにかく育たない!
5月になると、これはメッチャ強い。。
刈る!地下茎から掘って。地下茎から出たらまた掘って、、また芽がでたら掘り起こす
地下茎が広がり過ぎて掘り切れない辺りは、、
いずれ・・ふふ・・、、ラウンド・アップが良いらしい・・・
しかし、万葉集の時代って人が生きるのと野の植物は近い存在だったのだなーと・・・
(いまと全然ちがうじゃん・・・ それについては次回の考察:すでに原案は練っております)
予告 「チガヤの原はLOVEを語り合うのによかったのかも?」