【旅行記録】さすがにキツネに再会はできませんでしたが……(箱根) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

8月上旬の話ですが、実家の家族と一緒に

箱根に旅行(1泊2日)に行ってまいりました。

前月に仙石原に行ったばかりなので

あまり久しぶりという感じはしないのですが

振り返ってみると子供の頃から

何度となく出かけている場所であり

心落ち着く場所といえます。

 

まず、初日は芦ノ湖へ。

時期が時期だけに水鳥の類は見当たりません。

 

 

 

 

 

海賊船にも久しぶりに乗りました。

インバウンドでめっちゃ混んでいましたが

それは観光地の宿命ということで。

 

 

 

 

 

 

大涌谷へ。例によって例のごとく

黒たまごを買って食べました。

1個食べると寿命が7年延びるというこの名産品、

これまでの生涯で食った分がそのまま「効く」とすれば

2150年くらいまでは余裕で生きられるはず。

そこは氏んどけよ人として

 

 

 

 

 

こんなのもあります。

上記の黒たまごと違って一口サイズであり

殻をむく必要もないのがありがたいところ。

味付けも全然違いますし、大変美味です。

(黒たまごはそもそも味がない)

 

 

 

 

 

たまごソフトも美味。

これも大涌谷限定みたいです。

 

美味ですが、この暑い日に外で食ってると

財布の金と一緒にみるみる溶けていくのが難点。

 

大涌谷は、それこそ私が未就学児の頃から

何度となく来ている観光地ですが

雰囲気は変わらず、それでいて新しい名物なども出て

国内外からの人気が高く、何とも安心します。

(一時期、箱根山に噴火の恐れがあった際は安心している場合ではなかったですが)

 

 

 

 

……と、ここまでは初日のお話。

行き先や天気(晴天のように見えてこの後雨が降った)の都合上

あまり初日は生きものを探せなかったので

本ブログ的には翌日が本番となります。↓

 

 

 

 

 

で、1ヶ月前と同じく箱根湿生花園へ。

 

今回は家族と一緒なのでそこまで長居はせず

全体を1周回るのみに留めました。

それでも道中目ぼしい生きものの観察・撮影をしていたら

1時間半くらいはかかったと思います。

 

 

 

 

 

 

やはりトイレの入口にはツバメがいましたし(左)

この日もツマグロバッタ(右)が大量にいました。

 

 

 

 

 

木道の隙間に引っかかっていたアメリカザリガニ

撮影のため救助しましたが……しない方がよかっただろうか?

 

 

 

 

 

ネキトンボにも何度か遭遇。

新顔登録したのが赤城自然園であることを考えると

自然度の高い場所でないと会うのは難しい模様。

この日は3回ほど撮影しましたが

多分、もっと飛んでいたような気がします。

 

 

 

 

 

数という点では、湿生花園ではハグロトンボが多く

池周辺で多数乱舞していました。

 

 

 

 

 

 

ハラビロトンボも多数出現。

7月よりも多かった気がします。

左がオスで右がメス。この色の差は、

シオカラトンボ辺りにも共通していますね。

 

 

 

 

 

非常に小さな甲虫に遭遇。

何かしらのハムシの仲間だと思うのですが

これについては図鑑で調べてもわかりませんでした。

毎度恐縮ですが、もしわかる方がいらっしゃいましたら

そっと教えていただけますと幸いです。<(_ _)>

 

 

 

 

 

仙石原をバックに。

7月はここにノハナショウブが多数咲いていましたが

今はもう開花期を終えて、全く見当たりません。

代わりに夏の花が咲き始めていましたが

花の色やサイズの関係上、俯瞰ではそこまで目立たないかも?

 

 

 

 

 

おっと、オオルリハムシが出てきました。

ハムシの中でも美麗種かつ大型種であり

実家の家族にもぜひ生で見せたかった1匹です。

 

前月に見た時と同じ場所を探っても

最初は出てこなかったので一瞬諦めかけましたが

念のためにと再度葉の裏などもチェックして

ようやく見つけることができました。

(この後さらに2匹ほどエンカウントしています)

 

 

 

 

 

姪の手に乗せる。

全長は1cm少々といったところです。

 

 

 

 

 

新顔として、こんなハエトリグモにも遭遇。

ややゴールドを帯びた金属光沢をもつ黒色で

ハエトリグモにしてはやや大型かも?

オスクロハエトリといいまして

名前の由来はそのまま、オスが黒色をしているから。

つまり写真の個体はオスということになります

(性別は違いますが、メスグロヒョウモンと同じ名前の付け方です)

 

遭遇率・・・2 (希少種ではないらしい)

インパクト・・・2 (ハエトリグモにしては大型?)

美しさ・・・3 (ちなみにメスは白色でそれなりにお洒落)

俊敏性・・・3 (歩いて逃げるのは速い)

知名度・・・1 (飛び抜けた美麗種やメジャー種でもないので目立たない)

 

 

 

 

 

トビナナフシ。これは久々に会いました。

 

湿生花園はここ最近「夏」しか来ていないので

できれば今年は秋にもう一度訪ねたいところ。

時期を変えれば、見られる生きものも

色々と変わってくるかなと期待しております。

 

 

 

 

 

 

最後に、3年前の訪問時にもやっていた

食虫植物の特別展示を見てみました。

ハエトリソウ、モウセンゴケ、ウツボカズラなどの

メジャー処を軸に色々な品種が紹介されており

ちょうど捕虫している瞬間の株もありました。

 

一時期、一気に食虫植物の人気が上がった時期が

ありましたが、コロナ禍に入って観葉植物全体の

需要がアップした中で果たしてどのように変動したのか?

ちょっと調べてみたいところです。

 

 

 

 

 

【8/9~10 箱根旅行で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、ガビチョウ、カルガモ、カワウ、シジュウカラ、セグロセキレイ、ツバメ、トビ、ハクセキレイ、ヒヨドリ

昆虫類・・・アカスジカメムシ、イチモンジセセリ、オオシオカラトンボ、オオルリハムシ、オスクロハエトリ、オンブバッタ、カナブン、キアシナガバチ、クロイトトンボ、シオカラトンボ、ジガバチ、シマアメンボ、ショウリョウバッタ、ダイミョウセセリ、ツマグロバッタ、トビナナフシ、ナキイナゴ、ネキトンボ、ハグロトンボ、ハラビロトンボ、ヒメギス、マユタテアカネ、メスグロヒョウモン、モンキチョウ

その他・・・アメリカザリガニ

 

 

 

 

 

【生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」開催中!】

2024年のプログラムはこちらをご参照ください。

(毎月、第3日曜日に開催しております)

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2024年9月15日(日)に開催いたします。

 行先は「お台場」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。