もっと近かった猛禽(鶴見川~寺家ふるさと村)★注意事項あり | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

WARNING!

 

この記事には鳥が鳥を喰らう

ショッキングな画像が含まれています。

苦手な方はここでUターンするか

「これも自然の定理だ」と割り切って

覚悟の上でお読みください。↓

 

 

 

 

 

12/29の行先は、横浜市内の寺家ふるさと村

最寄駅からバスで向かうのが定石ですが

この日は時間もありましたので

徒歩で鶴見川沿いを歩いて向かいました。

 

この界隈は人工護岸となっていますが

水は結構綺麗で中洲も存在するためか

意外なほど水鳥が多数飛来していました。

上の写真にもアオサギコガモの集団がいるのですが

わかりますでしょうか?(拡大するとわかるかも)

 

 

 

 

 

羽を休めているコガモの集団。

この他にも多数来ていました。

 

 

 

 

 

 

セキレイの仲間も多数。ハクセキレイはもちろん

キセキレイ(左)とタヒバリ(右)にも遭遇しました。

この他にセグロセキレイも来ていましたので

セキレイ科のメジャー種4種が

この川で観察できたということになります。

 

 

 

 

 

コサギの集団に遭遇。

なんか最近コサギが減った(ダイサギは増えた)と

どこかで耳にしたのですが、本当なんでしょうか?

私は結構な頻度でエンカウントするのですが。

(この界隈に限らず)

 

 

 

 

 

 

寺家ふるさと村に到着しました。

年の瀬で、しかも相当寒かったこともあり

人はまばらでした。そのおかげもあってか

鳥の声はよく聞こえたように感じます。

 

右写真は、手前の看板に

「ビオトープ」と書かれていました。

今の時期はわかりにくいですが

夏頃には色々昆虫等が見られるんでしょうか?

 

 

 

 

 

池はカチンコチンです(;^_^A

この時点で既に正午頃に差し掛かっていたのですが

全然溶ける気配がありませんでした。

 

当然、こんな状況では

カワセミがやってくることもありません。

 

 

 

 

 

田んぼをうろついているカシラダカ

食事を探しているのでしょう。

例年より少ないという情報もありましたが

この日はそれなりの頻度でエンカウントしました。

 

 

 

 

 

上記の池とは別の水場で

カワセミにも遭遇しました。

こちらの水場は日当たりが良かったためか

凍結しておらず、何度かダイビングして

餌をとる姿を見かけました。

 

 

 

 

 

今冬はルリビタキが例年より多いと

小耳に挟んでおりましたが、

情報の通り、確かに何度か出くわしました。

と言っても寺家全体に分布しているわけではなく

ある特定のエリアに集中して出現する感じ。

具体的にどこかはお教えできませんが

まあ「いかにもいそうな場所」とだけ

言っておきましょうか。イヒッ。

 

なお、上の写真は逆光でしたので

Photoshopで限界まで加工しています。

ちょっとコントラストをつけすぎたかなと

今になってちょいと後悔しています……。

(実物はここまで青色がどギツくない)

 

 

 

 

 

一見すると何てことのない、

枯草(?)に覆われたなだらかな斜面。

しかし実や種などが多いからなのか

結構な数の小鳥が飛来していました。

 

 

 

 

 

 

シジュウカラ(左)やアオジ(右)など

飛来していた鳥はメジャー種ばかりでしたが

夕暮れ時にも拘らず、数はかなりのものでした。

もしかしたらこの日来なかっただけで

レア度の高い鳥も来ていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

とまあ小鳥と水鳥については

それなりの成果があったわけですが

この日最も私をビビらせたのは……。

 

水門の左下に注目。

(以下、グロ画像注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水門の所に何かあるな……と

軽い気持ちで覗いたら

物凄い形相(?)で睨まれました。

鷹に射竦められる……とはまさにコレ。

まさかこんな所で食事しているとは思わなかったし

ここまで近くで、しかも急にエンカウントするとは

予想だにしていなかったので、一瞬凝固しましたね……。

 

ちなみに逃げ出したりする様子もなく

ただこちらをジッと見ているだけだったので

こんなチャンスは滅多にない……と

撮れるだけ写真を撮っておきました。

 

 

 

 

 

極限まで顔をクローズアップ。

口元に微妙にが付着しているのがジワる。

 

距離は恐らく3mを切っていましたので

この前日に撮影したノスリよりも

距離は近かったと考えられます。

こんなあっさり「更新」されるとは

これまで予想だにしておりませんでした。

 

ちなみに、恐らくはオオタカの若鳥と思われます。

以前の彩湖畔での食事シーン以上に衝撃が強く

年末に特大のインパクトを残してくれました。

 

 

 

 

 

真冬の解体ショーで

身も心も冷えたからというわけではないですが

暖をとるためにビジターセンター附属のカフェで

抹茶のロールケーキをいただきました。

 

ここは食事も提供していますので

昼食時やちょっとした一休みには大変便利です。

 

 

 

 

 

 

最後に、散策中に見かけた物騒な案内板です。

最近、全体的に関東圏で「ナラ枯れ」が増えているためか

カエンタケの目撃報告も増加傾向にあります。

 

ひょっとすると前に書いたかもしれませんが

もし、地面から生える

赤い手のようなものを見かけても

絶っ対に触らないように

してください。

 

 

 

 

【12/29 鶴見川~寺家ふるさと村で撮影した生きもの】

アオサギ、アオジ、エナガ、オオタカ、カシラダカ、ガビチョウ、カルガモ、カワセミ、キジバト、キセキレイ、コガモ、コゲラ、コサギ、シジュウカラ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ダイサギ、タヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、マガモ、メジロ、モズ、ヤマガラ、ルリビタキ

 

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2022年1月16日(日)に開催いたします。

 行先は「皇居外苑(予定)」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。