降ったり止んだりの下、3年ぶりの再会(長浜公園~八景島) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

雑誌の〆切が迫っていたりとここ1週間公私ともに色々あり、

約1週間も更新に穴が開いてしまいました(汗)。

撮りためていたネタは多数あるのですが

今回は更新が遅れたせいで1ヶ月も前の情報になっています。

まあ、メインディッシュ(?)の鳥は秋~冬と

長浜公園に長期間滞在するはずなので、

もし興味がありましたら足を運んでみてくださいませ。

 

この日は京急線の能見台駅を起点に、長浜公園~八景島を散策。

道中はシーサイドラインで移動しています。

上の写真は、道中に咲いていたメドウセージ

吸蜜するヒメクロホウジャクです。細長い花ですが、

ホバリングしながら長い口を伸ばせる彼等なら難なく吸蜜できます。

 

ちなみにこのメドウセージ、ミントと同じシソ科のハーブで

実際葉っぱを軽く押しつぶしてやると、

ミント独特のあの(苦手な人はとことん苦手な)香りが漂います。

 

 

 

 

 

 

例年通り、能見台~長浜公園の間にある草原へ。

ショウリョウバッタモドキ(左)が多数観察できました。

最初にここに立ち寄った頃は「珍しいバッタ」という認識でしたが

後に行く先々でエンカウントしており、

(少なくとも関東では)比較的ポピュラーな種であることがわかりました。

 

右はホシササキリ。秋の草原でよく見かける鳴く昆虫です。

 

 

 

 

 

クズの花って、近くで嗅ぐと結構いい香りがします。

……意外と知らない人もいるかも?

 

 

 

 

 

毎年お馴染みの長浜公園。ミサゴの飛来地として知られていますが

一昨年は会えたもののマトモに撮影できず

昨年はタイミングを逸したのか会えずじまい。

(どちらの年も飛来していたという情報はあります)

 

特定の鳥を狙う場合、

本来時間をかけて定点観察をするのが普通なのですが

本ブログはあくまで「生きもの『めぐり』ですので

秦野の権現山など例外を除き、散策が中心。

ゆえにミサゴに関しても、1時間待って見られなかったら

退散して八景島に向かう予定でした。

 

 

 

 

 

対岸にちらとだけ見えたカワセミ君。

もちろん証拠写真レベルですが、旧カメラと違い、

現在のカメラであれば何十メートルも離れた池の対岸でも

どうにかこれくらいは撮れます。

 

……まあ、ベテランウォッチャーの大砲には遠く及びませんが(汗)

 

 

 

 

 

と、そうこうしている内にお目当てのミサゴが現れました。

待機した時間は20分程度。かなり運がよかったみたいです。

新カメラでここのミサゴを撮ったのは今回が初めて。

やはりこれでも旧カメラよりは段違いに写りがいいですね。

 

3年前に撮影したのと同じ個体かどうかは不明。

もしそうだとしたら、私を見て果たして何を思うのか?

ミ「まだ結婚してへんのかw あ?」

 

 

 

 

 

色が青味がかってくすんで見えるのは、天候のせいもあります。

この日は曇天で、後述しますがゲリラ豪雨にも遭遇しました。

 

上の写真は、水面に狙いを定めているところ。

もちろん狙いは魚です。

 

 

 

 

 

飛び込んで魚を捕まえたシーン……なのですが

これじゃ何の鳥かさっぱりわかりませんね(汗)

 

……やはり私のカメラと腕ではまだまだこれが限界。

醍醐味とも言える「狩り」のシーンを押さえるためには

然るべき道具がどうしても必要みたいです。

(まだ、とても私の給料では手が出せません(汗))

 

 

 

 

 

ミサゴの写真は撮れたので、長浜公園での散策は及第点。

まだ時間は余っていたのでシーサイドラインで八景島へ。

写真だと左が海側、右が長浜公園のある陸側で

シーサイドラインを境に工場地帯と緑地帯にくっきり分かれています。

 

上記のミサゴは四六時中長浜公園にいるわけではなく

たまに別の場所に出張(?)しているらしいのですが

海に向かう場合など、工場街の上を通ったりもするのでしょうか?

もっとも、ミサゴは最近横浜みなとみらいなんかにも現れることがあるらしく

準絶滅危惧種ではあるものの決して珍しい鳥ではないので

不思議なことではないのかもしれませんが……。

 

 

 

 

 

 

八景島です。到着時点では青空も見えていました。

写真だけだとこの後大雨に見舞われるなんて

想像もつかないかもしれません……。

 

今年はとりわけいつ雨が降るか想像もつかないほど

大気の状態が安定の不安定(要はいつも不安定)なので

Yahoo天気から見られる雨雲レーダーを頼りにしています。

あれならば、ある程度いつどこで雨が降り出すか把握できますしね。

 

 

 

 

 

これは約40分後の八景島内別の場所。

わかりにくいですが、結構な大雨が降っています。

 

 

 

 

 

メリーゴーランドの周囲や2個上の写真にもある通り

八景島には随所に花壇が見られます。

実はここの花壇等の維持管理をされている会社は

四季の森公園(里山ガーデンのお隣)の指定管理者と同じだったりします。

 

花壇があれば、昆虫も多く飛来するもの。

あくまでテーマパーク内の花壇なのでレア種に期待しちゃいけませんが

小さな命を支えていることがよくわかります。

(写真は、ジニアで吸蜜するヤマトシジミ×2です)

 

 

 

 

 

 

バラ園もあります。9月中旬時点でこの状態でしたので

今の時期はもっと花数が増えているかもしれません。

 

 

 

 

 

お馴染みのウラナミシジミ。秋にはよく見かけるチョウですが

ヤマトシジミ辺りに比べるとやや郊外を好むように感じます。

八景島でもメリーゴーランド周辺ではなく

バラ園のある丘に続く緑道で多数観察できました。

 

ちなみに体感的に最もよく見かける気がするのが

鎌倉の寺社などに植栽されているクズの花。

先月の鎌倉めぐりでもやたら多数観察しておりますので

詳細はまた後日紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

最後に、もう一度ショウリョウバッタモドキです。

こうやって手を差し伸べると葉っぱの反対側に隠れる習性があります。

ほか、ササキリの仲間でも同じ習性があります。

見かけたらぜひチェックしてみてください。

 

ところで先週、雨天続きで気温が大分下がったこともありましたが

昆虫たちはまだ元気でしょうか? ちょっと気になっています。

一昨日・昨日は〆切に追われて身動きが取れませんでしたので

次は今週末、どこかの自然公園で探してみようかと考えているところです。

 

 

 

 

【9/13 長浜公園~八景島で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、ウミネコ、カルガモ、カワウ、カワセミ、キジバト、コサギ、ダイサギ、トビ、ミサゴ、ムクドリ

昆虫類・・・アオドウガネ、アカボシゴマダラ、アブラゼミ、イチモンジセセリ、ウラナミシジミ、オオシオカラトンボ、オンブバッタ、キマダラセセリ、シマアメンボ、ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、チャバネセセリ、ツクツクホウシ、ツチイナゴ、ヒカゲチョウ、ヒナバッタ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメクロホウジャク、ホシササキリ、ホシホウジャク、ヤマトシジミ

その他・・・フナムシ

 

 

【9/13 長浜公園~八景島で捕獲したポケモン】

アサナン・・・1

アノプス・・・1

イーブイ・・・1

エイパム・・・1

オタチ・・・1

オムナイト・・・1

カブト・・・2

キャモメ・・・2

キリンリキ・・・1

クラブ・・・1

ゴマゾウ・・・1

サボネア・・・8

シェルダー・・・1

スコルピ・・・4

チルット・・・1

パウワウ・・・1

フシギダネ・・・3

ポニータ・・・1

マンキー・・・1

ミツハニー・・・3

ミミロル・・・1

メリープ・・・1

リリーラ・・・1

 

特筆するほどの収穫はありませんでしたが、

カブト、キャモメ、サボネア、リリーラ辺りは臨海部によく出るポケモン。

それぞれカブトガニ、カモメ、サボテン(多肉植物は臨海部の環境に強い)、

そしてウミユリをモチーフとしていますので、原点(?)に忠実です。

ポケGO配信当時と比べるとこういう出現の偏りは減っていますが

様々な場所に足を運ぶと、今でも多少は「差」が残っているのがわかります。

 

 

★現在、生きもの探索ツアー開催に向けて準備中! ご期待ください。m(_ _)m