“本命”を逃した腹いせに、パンダガモをクローズアップ(新横浜公園) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

先日ちらと触れた新横浜公園。前にお話したかもしれませんが

ここもまた境川や彩湖(まもなく復活予定とのこと)と同じく遊水地であり、

昨年の19号台風時には大活躍したと聞きます。

 

写真のように土手に囲まれており、向かって右側が公園。

つまり川があふれた際には、こちら側に水がたまって

下流の洪水を防ぐ働きを果たしているわけです。

ただ、写真の土手ギリギリまで水が来るような事態には

今のところまだ至っていないらしく、過去もっとも水位が高くなったのは

平成26年10月6日の約5.9メートル。去年の台風時のものでもないそうです。

 

 

 

 

 

 

公園内は水鳥の楽園。ゴミが漂着しているのがあれですが

水質自体は悪くなく、鳥の数・種類共に豊富です。

コガモ(左)やカワセミ(右)などがコンスタントに観察できます。

 

ただ、この日探していた「本命」の鳥は、残念ながらどこでも見られず……。

園内のどこかにいるという情報はあったのですが、如何せん1月の話ですし、

もしかしたらもう抜けてしまったのかもしれません。

 

 

 

 

 

“捕食者”もまた健在でした。

葛西についでエンカウントした、オオタカの若です。

枝かぶりなのは残念でしたが、特徴はしっかり押さえられました。

(例年よりカモが少ない気がしたのは、コイツのせいかも?)

 

 

 

 

 

目的の鳥が見当たらなかったので、仕方なく(?)こっちの撮影に。

昨年必死こいて探したパンダガモことミコアイサが、

この日はあっさり姿を見せてくれました。

しかも今年はオスが2羽(昨年は1羽だったと記憶しています)。

手前にいるカルガモと比較すると、サイズが一回り小さいです。

(ただし見た目のインパクトは多分群を抜いています)

 

 

 

 

 

クローズアップ。新カメラで初めてまともに撮影しました。

もちろん、歴代のミコアイサの写真の中でも群を抜いた写りです。

(先代には申し訳ないですが、全然写りが違う……)

 

 

 

 

 

毛づくろい中。羽の細やかな模様までくっきり撮れています。

 

 

 

 

 

さらに最大限まで、顔をクローズアップ。

ちょっと距離があったのでこれが限界でしたが、やはり昨年より遥かに上です。

なお、パンダといえば意外と目が鋭いことで有名ですが(がぶ飲みミルクコーヒーのCM参照)

パンダ“ガモ”の方はつぶらな瞳でアップにしても可愛らしいです。

ちなみにメジロは凶悪です

 

 

 

 

 

男同士でツーショット。 ホモではないです

 

 

 

 

 

オオバンのいる風景

こうして陸に上がり、芝生広場で食事をするシーンは

新横浜公園のある種のシンボルみたいなものです。

 

近づくと逃げますが、決してそんなに警戒心が強いわけじゃなく

その気になれば結構な近距離で観察・撮影ができます。

まあ、あまりそれをするバードウォッチャーはいないかもしれませんが。

 

 

 

 

 

新横浜公園の風景です。

この写真ですと、向かって左側が鶴見川になります。

トップに挙げた写真の堤防よりもこちらの方が高さが低く

鶴見川氾濫時にはここを超えて水が遊水地(公園内)に流れ込み、

トップ写真の堤防に引っかかって園内に貯留される仕組みとなっています。

 

ちなみに過去私が訪れたことのある遊水地公園は、思い当たるだけでも

境川遊水地公園新横浜公園彩湖・道満グリーンパーク、そして渡良瀬遊水地……

いずれも氾濫によって何度か水没し、しかし復旧を果たしています。

(そして、生きものたちも毎度自然と戻ってきます)

 

もしかしたら、首都圏にはまだ他にもいくつかあるかもしれません。

そういう場所を巡り歩いてみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

公園からちょっと離れたところの土手で。

菜の花がずいぶんと増えてきていました。

 

 

 

 

 

ちなみにこの日はコロナ騒動が本格化した後ではありましたが

そんなに園内で極端に人が減っているわけではありませんでした。

大学のサークル活動らしき集団も、小学校のスポーツクラブも、

市民ランナーも、散歩客も、ごく普通に公園ライフを満喫していましたし

マスクをしていない人も多くいました。(サッカー・ラグビーするのにマスクする人もいないでしょう)

 

まあ、実際はこんなもんなんでしょう。

 

なお、この日はJリーグの開幕日でしたが、現在は休止してしまっています。

開幕日だけあって相当数のサポーターがスタジアムに集まっていました。

 

 

 

 

 

昼飯は、スタジアム前のキッチンカーでロコモコを買って済ませました。

ちょっと値は張りましたが、美味しかったです。

(でもJリーグが休止ということは、今はやっていないかも?)

 

 

 

 

 

公園内にて。ボーダーガーデンで植物に産み付けられた

ハtラビロカマキリの卵のうです。吹きさらしで一見目立ちますが

人通りが多い分鳥が近づきにくいですし、色もよく似ているので

カモフラージュもできています。良い位置に産んだ、と言えるかも?

 

 

 

 

 

 

ついでに、公園近くの小机城址にも寄ってみました。

公園に行ったことのある方ならわかるでしょうが

園内からも見える、こんもりとした森に囲まれた小山です。

 

名前の通りここにはかつて城があったのですが

今は建物など1つも残っていません。あるのは深い堀(右)くらい。

案内板がなかったらただの山と思われてしまうでしょう。

 

立ち位置としては横浜市でお馴染みの「市民の森」なのですが

エサになる実が少なく、かなりのエリアが竹やぶに覆われているので

生きものを探すにはちょっと不向きです。素直に新横浜公園を歩いたほうがいいかも。

 

 

 

 

 

山の麓にあった公衆トイレ。木造で風景にマッチしています。

でも正直、夜中には絶対入りたくありません(怖)。

 

 

 

 

 

最後は、オカメザクラヒヨドリで。

この先、4月下旬頃まで咲くサクラが目くるめく変化していきますが

基本どこでもヒヨドリは姿を現します。もちろんメジロもね。

 

 

 

 

【2/23 新横浜公園で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、オオタカ、オオバン、オカヨシガモ、カルガモ、カワウ、カワセミ、カンムリカイツブリ、コガモ、シジュウカラ、スズガモ、ダイサギ、ツグミ、ハクセキレイ、ハシビロガモ、ヒヨドリ、ミコアイサ、ムクドリ、モズ

その他・・・アカミミガメ

 

 

【2/23 新横浜公園で捕獲したポケモン】

アチャモ・・・1

イーブイ・・・1

エイパム・・・1

エネコ・・・1

オタマロ・・・3

ガーディ・・・7

カイロス・・・1

キノココ・・・3

キモリ・・・1

ケーシィ・・・1

ゴニョニョ・・・1

サボネア・・・1

シママ・・・3

ズガイドス・・・1

スバメ・・・1

スリープ・・・3

タテトプス・・・1

タマタマ・・・1

チラーミィ・・・1

ディグダ・・・1

デルビル・・・4

ドジョッチ・・・1

ナックラー・・・1

ニドリーノ・・・1

ネイティ・・・1

ブルー・・・2

ポカブ・・・1

ミミロル・・・1

ムックル・・・2

メリープ・・・1

ヤジロン・・・7

ヤナップ・・・4

ヤブクロン・・・2

ヨーテリー・・・1

レディバ・・・1

ロコン・・・7

 

≪総括≫

晴天だったためか、ガーディやロコンなどの炎系のポケモンが多かったように感じます。

また、ヤジロンは何故かスタジアムの周囲だけで多数出現していました。

同じ公園内でも、あそこだけ別の補正がかかっているのかもしれません。