さわやかな締めくくりを(江の島) ※2019年最終更新 | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

2019年最後の記事は、今年最もよく足を運んだ江の島で。

年末休みということもあってか大分混んでいましたが、

1年の「締め」として、夜のイルミネーションも含めてじっくりと見学して回ります。

(多分、明日なんかは初詣客でもっと凄いことになっていそう)

 

 

 

 

 

 

今日と違って神奈川県内全域でほとんど風がなかったため、

海岸線にも波がほぼなく、問題なくハヤブサの所まで行けました。

 

右はお馴染みのヨロイイソギンチャクです。

どうということにない普通種ですが、普段と少し違う角度から撮ってみると、

その名の通り「鎧」のように貝殻や小石を纏っていることがよくわかります。

 

 

 

 

 

いつも通りに姿を見せたハヤブサ

今回は運よく、ポイントを訪れるのと同時に上空を飛んでくれました。

飛んでいるシーンを押さえたのは、多分カメラを新調してからこれが初めて。

満点の写りとは言えませんが、それでも過去撮ったものより大分マシかも?

 

ちなみに今更かもしれませんが、私の江の島散策は

ハヤブサの撮影→昼食→稚児ヶ淵のタイドプール→サムエルコッキング苑ほか

といった具合に進行します。(たまに変動することもあります)

撮影場所の都合上、日が傾くとハヤブサの撮影が難しくなるため、

真っ昼間の内に済ませてしまい、太陽の位置にあまり左右されない

タイドプールの撮影を後回しにしています。

また、ピークの時間帯を外せるので昼食がスムーズになるというのもメリットです。

 

 

 

 

 

今年最後の、ハヤブサのクローズアップ

かなり高い位置で距離もありましたが、割としっかり撮れました。

今年一番の進歩は間違いなく「カメラを変えた」ことじゃないかという気がします

 

 

 

 

 

なお、ハヤブサを狙うバードウォッチャーのすぐ近くには……

(赤い円内をチェック)

 

 

 

 

 

いつぞやの葛西臨海公園のように

誰にも相手にされないハクセキレイの姿がありました。

まあ、ここの場合は葛西と違って入り組んだ地形で潮騒もあるし

小鳥に気づけないとしても無理はないんですけれどね(汗)。

 

 

 

 

 

この日の昼食です。

「生しらす丼」は残念ながら切らしていたため

釜揚げと生の両方乗った「しらすハーフ丼」を注文。

卓上にあった、ポン酢ベースにショウガを効かせた特製ダレでいただきました。

 

なお、しらす漁は1月から3月中旬まで禁漁となってしまうため

年明けから春先までは生しらす丼もお預けとなりそうです。ご注意ください。

 

 

 

 

 

以前にタヌキ(ホンドタヌキ)を見かけた茶屋にて、この日もペアで出現。

一般的には野生の哺乳類なんて滅多に見ることもないからか

観光客の皆さんが外からカメラを向けていらっしゃいました。

ただ、ほとんどの方が「アライグマ」だと勘違いしていたのが

何とも言えない……タヌキだっつうのに(汗)

こんな観光地にタヌキなんていないと思われているのかもしれません。

(実際私も、初撮影時までは全く知りませんでしたし)

 

ちなみに江の島にはタイワンリスは住み着いているものの

(そもそもタイワンリスは最初江の島から広がった外来種)

アライグマが現れたという話は聞いたことがありません。

そのまま永久に現れないでほしいものですね

 

 

 

 

 

 

稚児ヶ淵へ。台風で壊れた橋がようやく復旧したらしく

べんてん丸の運行が再開し、磯に降りられるようになりました。

ただ、来年もまた同様に大型台風が上陸する可能性は大きい……というか

もう「来るもの」として備える必要があるかもしれません。

江の島の皆さんも観光協会の方々もさぞかし頭が痛いことでしょう。

 

 

 

 

 

 

真冬になるとカニは軒並み姿を消すものですが

この日はオウギガニ数体(左)を見かけました。 もしかしたら違うかもしれませんが

さらに、残念な写りですがアメフラシにも1匹会うことができました(右)。

他はカエルウオイソギンポアゴハゼなどの

オーソドックスなタイドプールの魚を多数確認しています。

 

 

 

 

 

イソギンポの幼魚と思われる魚。

子供の頃から頭の角(?)が特徴です。

 

 

 

 

 

特に珍しいわけではありませんが、

山の方に入っていくとアオジが結構確認できます。

元々森林も豊かな江の島ですので、

時間をかけて探せば、そこそこ冬の小鳥も撮れるはず。

実際、私も過去にアカハラを撮影したことがあります。

 

 

 

 

 

 

江の島といえばかつてポケGOの聖地とされていたものですが

最近では出現するポケモンの地域間格差が縮小されたことにより、

狩り場としての価値は大分下がってしまいました。

しかし、依然として何らかのバイアスがかかっているのか

「超」のつくレア種 フカマルにようやく出合うことができました。

ヨーギラスやメリープなどとは比較にならないほど出現率が低いとか。

 

 

 

 

 

ハヤブサ、タヌキ、磯の生きもの各種に加えて超レアポケモンにもエンカウントし

この時期にしては上々の成果を挙げた江の島散策。

夕方に差し掛かったところで、締めとなるイルミネーションの撮影のため、

サムエルコッキング苑に移動しました。この時期は球根を冷蔵(冷凍?)することで

開花期を大幅に前倒しするアイスチューリップが見頃。苑内随所で見られます。

 

 

 

 

 

 

苑内に入ってすぐのところで、

大規模なアイスチューリップの展示をしていました。

パンジーやビオラと組み合わせると

高低差も相俟って花壇の見栄えが増しますね。

 

 

 

 

このあと、カウントダウンを経て17時よりイルミネーションをスタート。

ライトアップにより世界が一変します。↓

 

 

 

 

 

 

一番人気が高いのがこのアングル。

やはりシーキャンドルが中心になり、苑内全域が光に包まれます。

基調となるのはやはり青色。華やかさの中で「落ち着き」を醸し出します。

 

 

 

 

 

チューリップもライトアップ。

右奥の方ではソテツ(?)にも電飾を施しています。

 

 

 

 

 

こうした電飾は一つひとつをクローズアップしてみると

実はそれほど高価な資材を使っているわけではなく、

割とシンプルなつくりとなっています。

シンプルな構造の電飾を組み合わせて「風景」をつくるのがイルミネーションなので

金をかける以上に非常にセンスが求められる世界と言えそうです。

 

 

 

 

 

前述の入口近くのアイスチューリップ花壇。

ライトアップでより美しく。写真を撮る方もグンと増えました。

 

 

 

 

 

青の洞窟……的なもの。

日本人は青が好きだと何かで耳にしたことがありますが

入苑者にはインバウンドも多く(3割以上?)

それでいてこの洞窟に一番人が集中していました。

世界共通で、青色というのは何か人を惹くものがあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

ちなみにサムエルコッキング苑の外でもイルミネーションを実施中。

2月16日までやっているようですので、興味のある方はぜひどうぞ!

 

 

どちらかというとマイナス方向で色々あった1年間でありましたが

最後は華やかなライトアップの写真と共に、

明るい気持ちで新年を迎えたく思います

 

今年もお付き合いいただきまして真にありがとうございました。

2020年も何卒首都圏生きものめぐりをよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ】

 

公約通り

でも右の感じだと喧嘩別れしているように見えなくもない

 

 

 

 

よいお年をw

 

 

 

 

 

【12/29 江の島で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、アオジ、イソヒヨドリ、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、キジバト、スズガモ、トビ、ハクセキレイ、ハヤブサ、ヒヨドリ

その他・・・アメフラシ、イソギンポ、オウギガニ、オオヘビガイ、カエルウオ、クロイソカイメン、ダイダイイソカイメン、タイワンリス、ホンドタヌキ、ホンヤドカリ、ヨロイイソギンチャク

 

 

【12/29 江の島で捕獲したポケモン】

アサナン・・・2

アチャモ・・・2

イーブイ・・・3

イシツブテ・・・3

ウリムー・・・3

エネコ・・・4

オムナイト・・・1

ガーディ・・・1

カブト・・・3

カラナクシ・・・1

キャモメ・・・1

クマシュン・・・8

クラブ・・・1

グランブル・・・1

ケイコウオ・・・1

コイキング・・・2

ココドラ・・・3

コラッタ・・・1

サイホーン・・・2

ザングース・・・1

サンド・・・2

シェルダー・・・2

タネボー・・・1

タマザラシ・・・6

ツボツボ・・・1

ディグダ・・・1

テッポウオ・・・1

デリバード・・・5

ナエトル・・・1

ニューラ・・・6

ピカチュウ・・・3

ピジョン・・・1

フカマル・・・1

ホエルコ・・・2

ポニータ・・・1

マンキー・・・1

ミジュマル・・・1

ヤナップ・・・1

ユキカブリ・・・9

ユキワラシ・・・5

リリーラ・・・2

ルージュラ・・・4

ワニノコ・・・1